比叡山(848.3m)

 

★ひとこと   「雲母坂から比叡山へ雪中登山」

比叡山から蓬莱山方面を望む

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★行った日   2003年1月25日(土)  晴   単独
 
★コース

JR高槻8:00=京都地下鉄松ヶ崎8:40→雲母坂登り口9:25→(雲母坂)→ケーブル比叡駅10:55→11:35山王院11:40→坂本ケーブル延暦寺駅12:05→12:15明王堂12:25→(無動寺道)→JR比叡山坂本13:40=JR高槻14:45

                 雲母坂登山口                     ケーブル駅付近から大原方面
   
          
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                            
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  根本中堂                          明王堂

 
 
 
 
 
 
 
 
 


 JR京都駅で地下鉄に乗換え国際会館の一駅手前の松ヶ崎で下車、北山通りを東にそびえる比叡山の方へ進む。京都は薄く雪化粧しており、松ヶ崎のすぐ北側の山の斜面に大文字の「妙法」の「法」の字が白地に浮かんで見える。出町柳で鴨川と合流する高野川を渡り北白川通りまで真っ直ぐ東へ進み、少し北寄りの音羽川沿いに曼殊院まで緩い坂道を登ると雲母坂登山口はすぐだ。
 登山口で5センチ位の積雪なのでスパッツをつけ、修学院離宮の裏手にあたる雲母坂の急坂を登る。平安朝時代、僧兵たちがこの急な坂道を高歯の下駄をとどろかせながら山王の神輿をかついで行き来したとは驚きだ。もっとも現代の雲母坂は廃道に近く人が歩くのがやっとの状態だ。ケーブルの比叡山駅付近では20〜30センチの積雪があり、踏み跡のある林道を北山の雪景色に見とれながら東海自然歩道との合流点である山王院まででる。山王院から根本中堂までは除雪されており多数の観光客が訪れていた。
 坂本ケーブル延暦寺駅を通り無動寺谷方向へ下り始めると雪が少なくなり、斜面にへばりついた明王堂では琵琶湖の眺望が素晴らしい。無動寺道を坂本まで下り古い町並みを通る。この辺りは勾配のある小溝をほとばしりながら水が流れており、平地にするためいたる所に石垣が組まれている。ここで石組みの技術が発達し、穴太築(アノウツキ)と呼ばれる技術は中世以降日本の石垣築きの最高の水準を示すものであった。さらに琵琶湖方向に下ると湖西道路と平行してJR湖西線の比叡山坂本駅がある。司馬遼太郎氏の「街道をゆく16 叡山の諸道」に叡山やその山麓にまつわる話が詳しく語られている。
 
★ルート断面図

カシミール3Dにより作成
 
★地  図
昭文社刊山と高原地図から転載
 
(参考地図)
・山と高原地図       京都北山1
・2万5千分の1地形図  京都東北部

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