綿向山(1110m)

 

★ひとこと   「綿向神社ご神体のお山」

西明寺集落から綿向山を望む

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★行った日   2003年4月27日(日)  曇後晴   単独
 
★コース

高槻6:20=8:00表参道登山口8:10→9:45水無山9:50→金明水10:20→10:40綿向山11:15→竜王山12:50→御幸橋13:30→表参道登山口13:45=武平峠14:35

○表参道登山口〜水無山〜綿向山
                  表参道登山口                           水無山山頂
   
          
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                       綿向山山頂                         綿向山山頂付近
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 マイカーにて名神高速の栗東ICから古い町並みの残る日野町を通り、途中から林道に入り綿向山表参道登山口の空き地に車を止める。帰途、わかった事だが林道に入らず直進すると御幸橋に広い駐車場がありここに駐車すべきであった。出発時は登山口のすぐ上まで濃いガスがかかっていたが幸いにも登るに従いガスは上へ退いて行った。登山経路は水無山北尾根コースをとり990mの水無山を目指す。標識が完備しているので森林浴を楽しみながら気分良く歩ける。水無山分岐から15分で水無山山頂に着くが生憎ガスのため何も見えず長袖1枚では肌寒い。山頂付近はアセビの花盛りだ。水無山山頂から30分程で金明水到着、喉を潤す。ジグザグ道からコンクリートの階段を登り鳥居をくぐると綿向山山頂だ。山頂は広場になっており方位板もある。
 
 ○綿向山〜竜王山〜表参道登山口
              綿向山より鎌ヶ岳                           天然記念物接触変成岩
         
 
 
 
 
 
 
 
 

                          綿向神社                               綿向神社

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 綿向山山頂では日がさし始め暖かくなり、見晴らしが良い所なので霧が晴れるのを待ったがすぐ隣の雨乞岳は見えず特徴のある岩峰の鎌ヶ岳は見ることができた。まだ時間が早かったのでここを下りてから武平峠まで移動して鎌ヶ岳へ立ち寄ることに突如予定変更する。竜王山縦走コースをとるが濡れた急斜面は滑りやすく2回転倒する。途中の奥の平から見た東面の山稜と谷筋のコンビネーションが素晴らしい。高圧線鉄塔を越えると間もなく竜王山山頂だ。ここの小さな広場には祠が祀られている。標識に従って下るとすぐに林道に出るので西明寺手前まで下る。ここから左方向へ進むと御幸橋があり立派な駐車場がある。西明寺川をさかのぼると表参道登山口に着く。表参道への林道途中に天然記念物接触変成岩があるが良くわからない。日野町には綿向山をご神体とするなかなか立派な綿向神社がある。司馬遼太郎氏の「街道をゆく24」近江散歩の文章を以下に引用する。
 
・・・京の中京区を移したようでもある。どの家も木口が良く、街路は閑寂ながら整然としていて、しかもよけいな看板などはなく、品のいい街だった。日野町は、織豊時代、最も知的で武略に富んだ大名として知られた蒲生賢秀・氏郷の古い城下町だったが、租税徴収だけをする地頭ではなく、歴代、よく百姓を保護した。・・・・やがて家並みのあいだに、大きな鳥居があった。くぐると境内の結構や社殿がふしぎなほどに品がよかった。境内には林泉があり、ひとめぐりして鳥居を出た。鳥居の前から家並みのゆきつくはてをながめてみると、むこうの屋根の上に淡く雪を刷いた岩山のいただきがわずかにのぞいていた。それが奇妙なほど神々しくおもえたのは、私の中にも古代人の感覚がねむっていたからに相違ない。もう一度神社に入りなおして社務所の若い神職にきくと、ああ綿向山でございますか、あのお山はこの綿向神社にとって神体山でございます、ということだった。神社は「延喜式」の古社で、建立はそれ以前であり、社殿がここに造営されたのは白鳳十三年(685)であるという。・・・・
 
★道で出会った花
                                

                                         (オッパイ型キノコの噴火した跡)                  
 
★ルート断面図

カシミール3Dにより作成
 
★地  図
昭文社刊山と高原地図から転載
 
(参考地図)
・山と高原地図       御在所・鎌ヶ岳
・2万5千分の1地形図  日野東部
 

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