釈迦岳(1060.6m)

 

★ひとこと   「リトル比良縦走、釈迦岳をへて神爾の滝」

 神爾の滝(雄滝)

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★行った日   2003年9月27日(土)  曇一時晴   単独
 
★コース

JR高槻7:15=JR近江高島8:30→音羽8:45→ダム池9:00→灯篭9:20→廃寺跡9:40→10:05岳山10:10→10:45オーム岩10:50→11:35(686.4m)岩阿沙利山11:40→鵜川峠11:55→12:40寒風峠12:45→ヤケ山13:05→13:55ヤケオ山14:05→(1060.6m)釈迦岳14:35→15:00リフト釈迦岳駅15:05→神爾谷出合15:30→神爾の滝15:45→神爾谷出合16:00→リフト山麓駅16:10→16:50JR比良16:56=JR高槻18:00

   音羽の大炊神社        岳観音の参道でもある登山道     参道そばの灯篭
   
          
 
 
 
 
 


   岳観音途中の白い崖          岳観音参道の祠          岳観音参道そばの古木
   
          
 
 

 



  岳観音参道の石段         岳観音の廃寺跡               岳山

   
          
 
 
           
 
 


   岳山から高島平            岳山から蛇谷ヶ峰             オーム岩
   
          
 
 
 
    
 


   落葉樹林の尾根道       岩だらけの尾根道             岩阿沙利山
   
          
 
 

 



      鵜川越             樹林の中の寒風峠             ヤケ山
   
          
 
 

 



       釈迦岳             比良山リフト           神爾谷付近の古木
   
          
 
 

 



  神爾の滝(雄滝)          比良城跡の天満宮            JR比良駅
   
          
 
 

 



 関西はしばらく晴が続くとの予報を見て比良山系へでかけた。JR湖西線から眺める比良山塊はくっきり澄み切っていた。JR近江高島から初秋の朝日に照らされた田園の中を音羽集落まで歩く。音羽にある掲示板によれば「この地は音羽と呼ばれている。嶽山から流れてくる小田川の両岸には、今から約千四百年前の墳墓が累々と遺されている。墳墓群は所在地の地名を取って音羽古墳群と呼び慣わされている。また、万葉の時代には高島山(嶽山)や勝野津が万葉人の旅情をさそい幾多の歌が詠まれている。・・・」とあり、この地方は飛鳥時代以前からひらけていたらしい。駅から15分位で音羽集落だ。大炊神社の前を通る広い地道を15分くらい緩やかに登っていくと堰きとめられた池がある。ここから勾配を増した岳観音の参道と思われる山道を登ると大きな灯篭が立っている。この辺りから後ろに高島付近の琵琶湖が展望できる。しばらく古い石段を登ると今は崩れ去った岳観音跡に着き、ここから本格的な山道となる。
 所々手足を使って登る急坂の道をしばらく登ると尾根にでる。音羽から約1時間半で祠のある見通しのあまりよくない岳山頂上に着く。尾根伝いにアップダウンしながら30分ほど進むと天気さえよければ素晴らしい見晴らしのオーム岩だ。この辺りから曇りがちの風の強い霞のかかった天候になり、左から武奈ヶ岳に続く奥比良連峰、蛇谷ヶ峰、高島平、琵琶湖がかすんで見えている。オーム岩から巨岩が点在する尾根道を(686.4m)岩阿沙利(いわじゃり)山をへて鵜川峠まで1時間だ。鵜川峠で舗装道路を横切り灌木の茂る尾根道を上り下りしながら4、50分進むと雑木林の中の寒風峠だ。ここから楊梅滝をへてJR北小松へエスケープできる。寒風峠からヤケ山、ヤケオ山までは急坂の連続だ。釈迦岳まで行くと見通しが悪くなるので、ここまでの尾根道で、左:琵琶湖、右:武奈ヶ岳からの奥比良、後:今まで歩いてきた尾根道の全景、前:釈迦岳、などを楽しむとよい。ヤケオ山から平らな尾根道を過ぎてから一登りすると寒風峠から約2時間で雑木林の中の釈迦岳だ。標高千メートル付近ではガスがでて強風も吹き荒れる生憎の天気となり途中で展望を楽しむことができなかった。
 山頂から大津ワンゲル道の方向へ下り、途中からリフト乗り場の表示に従って分岐する。分岐してからリフト乗り場までの道は石楠花の多い荒れた急坂で注意して下る。リフト乗り場から神爾谷出合まで約30分の下り道もガレ場の道だ。神爾谷出合から歩き易い遊歩道で神爾滝分岐へ行き滝まで細い道を下りる。何段かに分かれた秘境の滝といった感じだ。滝壺右の急斜面の谷筋から沢山の岩が落ちてきているので早晩埋まってしまわないか心配だ。ここは雄滝で雌滝はもっと上流にあるらしいが今回は省略した。神爾谷出合から急いで歩いても往復30分かかるが是非一見の価値がある。神爾谷出合からリフト山麓駅をへてバス乗り場まで15分だ。バス時刻に時間があるのでJR比良駅まで30分かけて歩く。
 帰りのJRから日暮れの山の稜線がはっきり見え、琵琶湖東岸や沖ノ島も綺麗に見えた。昼から夕方までの山頂付近の天候がいまいちだった様だ。特に、車窓からの京都の愛宕山から西山にかけて山の端が夕映えに輝き見事な景観であった。それにひきかえ、きょうのリトル比良の稜線では風が強く霞がかかって眺望を楽しむことができなかったが、初秋の広葉樹林帯のなかの散歩を楽しむことができた。

★ルート断面図

カシミール3Dにより作成

★地  図
     (2)寒風峠〜JR比良                 (1)JR近江高島〜寒風峠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 

昭文社刊山と高原地図から転載

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系
・2万5千分の1地形図  勝野、北小松、比良山

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