ホッケ山付近から蓬莱山を望む
*)ブロードバンド接続の方は画像をクリックして下さい。どの画像も大きくなります。
★行った日 2003年10月20日(月) 晴
単独
★コース
JR高槻6:42=出町柳7:45=平8:30→花折峠旧道登山口8:45→アラキ峠9:15→9:45(996m)権現山9:55→ホッケ山10:25→(1101m)小女郎峠10:45→(1060m)小女郎池往復→10:55小女郎峠11:00→11:25(1174.3m)蓬莱山11:30→キャンプ村11:50→木戸峠11:55→12:25(1051m)比良岳12:30葛川越12:45→(1076m)烏谷山13:00→荒川峠13:20→南比良峠13:30→金糞峠堂満岳分岐13:55→14:20(1057m)堂満岳14:30→ノタノホリ15:30→イン谷口15:50→JR比良駅16:20=JR高槻駅17:15
○平〜権現山〜蓬莱山
雲ひとつない暑くも寒くもない快晴のなか出町柳を京都バスが定刻発車、きょうは乗客が少ないせいか小型のバスだ。数人の乗客の殆どは登山客だが平で降りたのは私一人で他の人は多分坊村から登ると思われる。平からバス道を京都方向へ少し戻り、旧道の花折峠道に入って10分位登ると登山口の標識があり、ここから山道となる。
登山口から間伐材が放置してある杉の植林帯の急坂を登ると約30分でアラキ峠に着く。ここから丸い尾根の尾の杉林を登りつめ灌木帯をしばらく登るとクマザサにおおわれた権現山(996m)だ。ここから京都方向の展望が素晴らしく比叡山、京都市街、愛宕山などがかすんで見えている。権現山から、琵琶湖を見下ろしながらクマザサの尾根道を上り下りを繰り返しながら高度を上げていく。日当たりの良いこの尾根道にはリンドウが最後の花を咲かせている。権現山からホッケ山を通り神秘的な小女郎池まで約1時間だ。小女郎池からクマザサの草原を30分ばかり頑張ると蓬莱山(1174.3m)の山頂だ。山頂の見通しは良く、東北に琵琶湖越しに遠くに伊吹山、西北に峰床山、西隣に皆子山、南西に愛宕山、南に権現山から比叡山や京都市街が遠望できる。但し、山頂そのものはリフト駅をはじめ人工物が多くがっかりする。
○蓬莱山〜堂満岳〜JR比良
蓬莱山から打見山 木戸峠 尾根道の紅葉
尾根道の紅葉 烏谷山の紅葉 南比良峠付近から堂満岳
堂満岳分岐付近の杉古木 堂満岳分岐点 堂満岳尾根道から釈迦岳
山頂からリフト沿いに草原を下り、レストランなどが立ち並ぶ笹平から左のスキーコースをキャンプ村(琵琶湖バレースキー場の最も低い所)まで下る。このすぐ下流には、春にミズバショウが咲く湿地がある。ここから右へスキーコースを少し登ると標識がありすぐに木戸峠に着く。縦走路の表示に従い、気持ちの良いブナ林の尾根道をアップダウンしながら比良岳(1051m)、烏谷(からと)山(1076m)を越え、荒川峠、南比良峠を分けると木戸峠から約2時間で縦走路堂満岳分岐点に着く。分岐点付近には曲がりくねった杉の古木が多数生えている。分岐点から約30分石楠花の茂る尾根道を登ると堂満岳山頂だ。尾根筋からは琵琶湖、釈迦岳、所によっては蓬莱山などが展望できるが山頂はブッシュに囲まれて見通しが良くない。
堂満岳からの下りは、木の根を持ちながら下りるような急坂がしばらく続く。急坂が終わってもかなりな下り道が沢を渡るまで続き、沢を渡ったあとは平坦な道を進み、山頂から約1時間でノタノホリだ。長さ200メートルくらいの池でモリアオガエルの生息地らしい。ここからガレ道の下りがイン谷口のログハウスまで続き、それ以降はいにしえの別荘地の舗装道路となり池から約1時間でJR比良駅に着く。
きょうは晴天に恵まれたが見通しは霞がかかってよくなかった。尾根道のブナなどの紅葉もくすんだ黄色の葉が散り始めており、今年は鮮やかな黄色をイメージした期待が裏切られてしまった。