★ひとこと 「紅葉と滝と急登、宮の谷から池小屋山」
宮の谷の高滝
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★行った日 2003年11月8日(土) 晴
単独
★コース
高槻5:10=(近畿道、西名阪)=7:40宮の谷林道側駐車場7:50→林道終点8:00→風折谷出合8:45→高滝9:00一10:00奥の出合10:10→11:45(1395.9m)池小屋山11:55→(往復10分)小屋池→12:05池小屋山12:15→13:15奥の出合13:20→高滝14:20→風折谷出合14:30→林道終点15:05→15:15宮の谷林道側駐車場15:20=(西名阪、近畿道)=高槻18:20
○宮の谷林道側駐車場〜風折谷出合〜高滝
名阪国道の針IC付近で明るくなってきたが、R369の香酔峠から南の榛原町方面が朝霧の海の中に沈んでいた。晴天の香肌峡の蓮ダムから、紅葉に彩られた山々と共に迷岳がまじかにそびえていたが、池小屋山は確認できなかった。宮の谷林道での木材の搬出作業のため、林道終点手前の舗装がとぎれた所にある駐車場(20台位駐車可能)に車を止める。
駐車場から10分位地道を歩くと林道は終わり渓谷沿いに遊歩道が始まる。遊歩道入口から約1時間の高滝まで、32の鉄桟橋と14の鉄梯子で整備された遊歩道が続き、犬飛び、蛇滝、六曲屏風岩などが次々現れる渓谷沿いのハイキングコースだ。高滝の約10分手前に風折谷出合があり休憩に好適な開けた所だ。
○高滝〜奥の出合〜池小屋山〜宮の谷林道側駐車場
猫滝 尾根登山道のトウフ岩 からみついた根っこ
人も通れる根っこのトンネル 杉の大木に巻きついたブナ? 山頂から迷岳
池小屋山三角点 山頂のブナの密林 山頂から小屋池へ下る尾根
小屋池(湿地) 生命力あふれたブナの梢
宮の谷林道から池小屋山方面
高滝下で飛び石伝いに右岸から左岸に渡り、急斜面を木の根や岩角をつかんでよじ登る、難所だ。ここから猫滝まで絶壁につけられた道をフィックスロープを頼りに注意して歩く。猫滝を過ぎると谷に降り右岸に渡るがドッサリ滝が見える地点で左岸に移り急斜面をよじ登ると奥の出合だ。中ノ沢を渡り中尾根の急坂に取りつく。ブナの原生林のなかにヒノキの古木や石楠花が生えている中を山頂まで尾根伝いに急登が続く。ヒメザサの草原が現れると東北に迷岳が見え、すぐに1395.9mの池小屋山頂上だ。三角点のある山頂はブナの原生林に囲まれ、眺望は望めないが台高山脈の深山に来た感じがする。
明神平の方向へリョウブやブナの大木林の中を約5分下ると水面が点々と顔を見せている湿地帯がある。山名の由来となった小屋池だ。きょうは10月上旬の気温で上半身裸の登山者もいた位だ。往路と同じコースで下山したが、高滝まで下りると大勢のハイカーで賑わっていた。帰途、蓮ダムからの眺めは天気が崩れるのを予告するように霞がかかっていた。池小屋山は最もハードな山の一つだった。