★ひとこと 「道を間違えバスに乗り遅れて歩き過ぎた黒柄岳」
勝手坂から黒柄岳
*)ブロードバンド接続の方は画像をクリックして下さい。どの画像も大きくなります。
★行った日 2003年12月29日(月) 晴後曇
単独
★コース
摂津峡下の口8:45→萩谷運動総合公園サッカー場9:20→東海自然歩道萩谷分岐9:40→10:00上萩谷配水地10:05→地獄谷峠(原八坂神社分岐)10:20→原桧尾谷林道分岐11:10→田能林道分岐11:25→県道出合12:05→(湿地帯引返し)→県道出合12:55→樫田トンネル前13:10→勝手坂分岐14:10→14:20(526.9m)黒柄岳三角点14:30→勝手坂分岐14:40→県道出合15:00→田能バス停15:10→出灰15:55→原大橋17:00=JR高槻17:25
勝手坂への分岐点 手前左あぜ道が勝手坂へ続く 府道の経塚
本年最後の山行にはまだ行ったことのない近所の山、大阪と京都の府境にある黒柄岳へ徒歩で行くことにした。高槻から亀岡方面へ車で出かける時には田能集落周辺で左手に、頂上に大きな電波中継アンテナがそびえているそんなに高くない山が見えるがこれが黒柄岳です。
うららかな日差しのなか高槻市バス停(塚脇)近くの摂津峡下の口を出発した。摂津峡の渓流沿いの遊歩道を上流へさかのぼり東海自然歩道と合流する(がけ崩れのため迂回路を通る)。自然歩道から萩谷連絡道に入り階段を登るとほどなく萩谷総合運動公園のサッカー場上にでる。芝生の緑がまぶしいくらいだ。運動公園を横切り竹薮を通り萩谷集落に入ると東海自然歩道と別れる。舗装道路をそのまま登ると自然に岡山林道に入る。杉植林帯の薄暗い坂道を登りつめると明るい尾根道となりほどなく原八坂神社への分岐点のある地獄谷峠に着く。別に峠のようではないが小さな標識がある。ここから原桧尾谷林道分岐を経て最高点にある高圧鉄塔までの尾根道は見晴らしもよく、きょうのように暖かい日差しのもとに歩く散歩道としては最高だ。日陰には雪が残っていた。いただけないのは廃棄禁止立札をよそに廃家電製品や建築廃材が崖下などに捨ててあり、車にいたっては計5、6台廃棄されているのが目についた。自衛のためにも林道のゲート閉鎖が今後益々増えるように思う。高圧鉄塔を過ぎると間もなく田能方面への林道分岐があるので左折して田能へ下る。萩谷から約2時間で田能から二料へ通じる府道にでる。府道との出会には木の根などのオブジェを陳列した店があり府道の向い側には経塚があるのですぐわかる。
合流点の府道から北西に軽四が通れる位の農道がありこれをどこまでも進む。建物が2ヶ所にあり、二つ目の建物がすぎると道がなくなり谷間の湿地帯となる。所々雪の残っている藪の茂る湿地帯を強引に進むが、泥に足がとられ前進が難しくなってきたので先程の府道まで引返し1時間弱ロスしてしまった。下山時にわかったことだが、一つ目の小屋の手前のあぜ道を左に入ると竹薮を通り勝手坂にでて半時間くらいで黒柄岳山頂に行けそうだ。今回は仕方なく府道で田能から樫田トンネル手前を右に入り、NTTの専用道路を通って1時間半強もかかって526.9m黒柄岳山頂にやっとたどり着くことができた。なお、道路入口には厳重なゲートがあり自転車も入ることは不可能だ。山頂には巨大な電波中継アンテナがあり、道路をはさんだ丘の上に三角点がある。見通しはないが木々の間から北側の杉生や小泉の建物が見える。
下山時は、山頂から10分ばかり下った所のガードレールに「←明神岳↑勝手坂→頂上」のマジックの記載があり、近くの木にテーピング、そばにカーブミラーがある。そこからガードレールを乗り越えて右下方に下る。テープを拾いつつ下ると見通しの良い斜面にでて、ここから電波中継所が良く見える。更に下り、最後に急坂を下ると勝手坂の峠に着く。右は亀岡方面なので左方向へ下る。ほどなく竹薮を通ると先程道に迷った一つ目の建物の近くのあぜ道に出た。NTT道路の勝手坂方向分岐からから20分で府道に着くことができた。田能バス停では予定より1時間遅れのため計画していたバスに乗ることができず、さらに次のバスは2時間ほど待つ必要があった。近くの食堂も年末で閉店しているので仕方なく時間つぶしに亀岡・高槻線を歩くことにした。幸い年末のため普段はよく通る大型トラックや砂利トラが通らずに乗用車だけだったので、なんとか市バスが頻発している原大橋まで歩道のない主要地方道を延々と約2時間かかって歩くことができた。が、帰宅したときには足にマメができフクラハギが引きつり散々な状態になってしまった。近所の低山をあまく見て地形図と磁石も持たずに初めての山へ登ったのが原因でした。今年最後の山行をこれから忘れないようにしたいと思う。