天ヶ岳(788m)

 

★ひとこと   「雪の大原から天ヶ岳を経て鞍馬、貴船へ」

鞍馬寺山門

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★行った日   2004年1月16日(金)  曇時々雪   単独
 
★コース

JR高槻6:42(JR)=6:59京都7:06(地下鉄)=7:26国際会館7:36(京都バス)=8:00大原8:05→寂光院前8:20→焼杉山分岐9:00→9:45小出石分岐9:55→百井分岐10:40→10:50(788m)天ヶ岳11:00→12:10静原分岐12:15→525.2三角点12:25→薬王坂12:55→鞍馬山門13:10→13:40鞍馬寺13:45→奥の院14:10→14:25貴船神社14:30→14:55貴船口15:02(叡電)=出町柳15:38(京阪)=河原町15:53(阪急)=阪急高槻駅16:20

大阪出発時は雲間から月がのぞいていたが、地下鉄「国際会館」で地上へ出ると雪しぐれ模様で、寒々とした真っ白な比叡山が東にそびえていた。
大原バス停裏からシーズンには観光客であふれている寂光院に通じる遊歩道を辿る。雪景色の大原はなかなか美しい。


バス停から15分ほどで建礼門院の遺構として知られた寂光院前だ。2000年に消失した本堂は現在再建中です。ここから杉林の林道に入る。
 
 
 
 

 
林道を15分位登ると左写真の様に二股に分かれているが左の道を行く。分岐点を過ぎてから表示があるので注意すること。あとは表示に従い天ヶ岳を目指して林道から山道に入る。この辺りから徐々に積雪が増えてくる。 
   
 

大原バス停から約1時間で登山道十字路の峠だ。左は翠黛山、右は焼杉山、直進が天ヶ岳だ。鹿害防御ネット沿いに進むが、ここが今コース唯一展望が開けた所だ。静原へつながる雪に覆われた谷筋が足下に見えている。ここから平坦な道が焼杉山の山腹をまいている。
 
 
 焼杉山分岐から約45分平坦な道を行くと小出石からきている石楠花尾根道と合流する。左写真の様に道両側の木々が雪の重みで垂れ下っているためなかなか通りにくい。足元だけでなく頭から雪をかぶるアクシデントが再々だ。
 
 
 
小出石分岐から百井分岐までの1時間がきょうのハイライトだ。フィックスロープの張られた岩角や木の根の急坂がある。積雪も3、40cmあって足場確保が特定できずにスリップしてしまう場面が何回かあった。足場探りのためにもストックを持ってこなかったことを後悔した。


百井分岐から天ヶ岳山頂までの10分間が最高の積雪だ。吹きだまりでは膝まで没し、スパッツを越え中まで濡れてしまった。バージンロードは気持ちが良いが、踏み跡を行くより大変な労力が要る事を今更ながら再認識した。天ヶ岳山頂は雪に囲まれた静かな空間だった。


天ヶ岳山頂から静原分岐までの約1時間は緩斜面の下りが殆どだ。所々で道が分岐しているが慎重にテープを拾いながら下る。きょう初めて男性2人組と出会い話ができた。積雪も10センチ位になり、ここからは踏み跡を辿るだけだ。
 
 
 
薬王坂までに525.2m三角点(左)と経塚(右)を通る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
薬王坂の峠で東海自然歩道と合流する。鞍馬街道合流点の直前に八幡さんの紅い鳥居がある。
 
 
 
 
 
 

寒さと雪のせいか鞍馬寺の参詣人はまばらだ。山門横には可愛らしい6地蔵さんが鎮座している。山門をくぐり本堂、奥の院から貴船へ出る。 鞍馬寺奥の院周辺にはオブジェの大木がある。奥の院を経て貴船神社に寄るが閑散としている。約30分で叡電の貴船口だ。

  (火祭りの由岐神社)     (参道の雪をかぶった山茶花) (雪の本堂、春には桜が綺麗)
 
 
 
 
 
 
 


  (霊宝殿横から比叡山)  (霊宝殿横の雪の花が咲いた木)  (木の根の雪のオブジェ)
 
 
 
 
 
 
 


  (奥の院の大木三態 1)     (奥の院の大木三態 2)    (奥の院の大木三態 3)
 
 
 
 
 
 
 


     (僧正ヵ谷不動堂)        (奥の院魔王殿)        (貴船の鞍馬寺西門)
 
 
 
 
 
 
 


     (貴船神社正面)         (貴船神社参道)        (貴船神社拝殿)
 
 
 
 
 

 

  きょうは前半は雪づくし、後半は久しぶりに雪の鞍馬寺を散策できた。小出石分岐の先の急坂で、根っこでスリップして転倒した際に左手くすり指を突き指してしまった。これ位で済んだのは幸いだったが、何とか積雪の下の根っこを見つける方法がないものかと思う。大原から鞍馬、貴船と、山歩きを楽しみながら歴史の重みを感じることができるコースだった。

★ルート断面図


 
 
 
 
 


★地  図
       
昭文社刊山と高原地図から転載

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山1
・2万5千分の1地形図  大原

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