★ひとこと 「庵座谷から急峻な道を登り釈迦ヶ岳から根ノ平峠へ」
縦走路の中峠付近から釈迦ヶ岳を望む
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★行った日 2004年11月25日(木) 曇一時晴
単独
★コース
高槻5:33(名神)=栗東IC(R1、477)=8:04朝明ヒュッテバス停前駐車場8:19→庵座大滝横9:18→9:26河原休憩9:31→松尾尾根の頭10:39→10:48(1092.2m)釈迦ヶ岳10:54→縦走路分岐10:58→(1058m)猫岳11:21→白滝谷分岐11:55→朝明林道コース分岐12:00→羽鳥峰峠12:06→12:33(906m)金山12:39→中峠12:52→水晶岳分岐13:07→(954.1m)水晶岳13:10→水晶岳分岐13:14→13:29(803m)根ノ平峠13:34→林道コース出合14:11→14:25朝明ヒュッテバス停前駐車場14:32(R306、421)=石榑(いしぐれ)峠手前Uターン(R421、306、1)=栗東IC(名神)=高槻18:05
星空に送られて出発、栗東辺りで明るくなり始めたがまわりは白いベールをかぶっていた。R477鈴鹿の武平峠では山々の頂は雲の中にあり下界も霞んでいた。朝明ヒュッテバス停前大駐車場に8時過ぎに着いたが、釈迦ヶ岳登山口がわからず少しウロウロした。登山口の目立った標識はないがバス停横の道の奥に見難い古い標示がある。
登山口から小さな尾根を越え急坂を下ると庵座谷の堰堤下に出る。渡渉して林道を進み歩道橋を渡りキャンプ場の中を通って登山道に入る。何度か庵座谷を渡渉しつつ谷沿いにテープ目印に従って登る。紅葉はこの辺までで殆どの広葉樹は枯葉も落ちて裸になりつつある。約1時間進むと庵座大滝だ。あとで案内書を見ると滝へ下りる道があるらしいが、その時はわからずそのまま滝横の急な岩登りをして通過した。滝の上流をしばらく進み右の谷に入るとなかなか優美な二段ノ滝がある。滝横のガレ場を登りしばらく進むと鉄の堰堤がある。テープ目印を見失わないように急坂を登ると見晴らしのよい尾根取付に着く。松尾尾根と猫岳がそびえている。急坂をあえぎつつ登りきると松尾尾根コースと合流して松尾尾根の頭だ。あいにくきょうは霞んで展望があまり利かなかったが、ここから猫岳から御在所岳へかけての眺望は抜群だ。
(朝明ヒュッテバス停前駐車場)(バス停横庵座谷コース登山口) (朝明キャンプ場)
(庵座谷) (庵座大滝横岩登り) (梢越しの庵座大滝)
(二段ノ滝) (二段ノ滝横の岩登り) (松尾尾根の大陰)
(最後の急登) (松尾尾根の頭) (松尾尾根の頭から猫岳)
松尾尾根の頭から縦走路分岐を経て釈迦岳までほぼ平坦な疎林の尾根道が続いている。釈迦ヶ岳山頂は疎林に囲まれ展望はあまりない。少し戻って縦走路に入るが、ここには縦走路方向の標示がないが猫岳方向へ立派な道が延びている。コルから上り返すと釈迦ヶ岳から約30分で幾つか大石がある猫岳だ。この辺りからササ原が増えてくるが道の手入れが良く、覚悟していた鈴鹿山系独特のヤブコギをする必要がなかった。滋賀県側へ下る白滝谷コースを右に分け、朝明林道コースを左に分けると裸の砂山にケルンが立っている羽鳥峰だ。すぐ下が羽鳥峰峠だ。金山を過ぎると中峠付近から朝明渓谷の紅葉が眼下に遠望できる。しばらく行くと水晶岳分岐があり、数分でロボット雨量計のある水晶岳山頂に着く。釈迦ヶ岳がだんだん遠くなり御在所岳が近くなってくるのが印象的だ。しばらく下ると根ノ平峠だ。ここから左へ伊勢谷コースを下る。
石ころ道を下ると伊勢谷の本流にでて、伊勢谷の堰堤を何度か横切りつつ下るので、増水時の通行は不可能だ。根ノ平峠から駐車場まで約1時間かかる。朝明渓谷には沢山の建物や小屋があるがシーズンオフでゴーストタウンのようだ。
帰途は、R421の石榑(いしぐれ)峠をへて八日市に抜けようとしたが峠の手前で道路崩落で通行止だった。仕方なく元に戻って亀山からR1で栗東経由帰阪した。きょうの天気予報は晴だったが、曇時々晴の見通しの悪い空模様で尾根筋では風が滅法強かった。庵座谷から釈迦ヶ岳を経て根ノ平峠へでる周遊コースは変化に富んだよいコースだ。渓谷あり、滝あり、岩登りあり、アルペンライクの風景あり、優しい風景の尾根歩きあり、です。釈迦岳は知っているだけで近畿に四つ(比良山系、大峰山系、ポンポン山近く、鈴鹿山系)あるが、大峰山系とここの釈迦ヶ岳が僕から見て双璧です。
(釈迦ヶ岳へ続く稜線) (釈迦ヶ岳三角点)
(縦走路分岐)
(疎林の縦走路尾根道) (縦走路から猫岳) (縦走路から大陰(おおかげ))
(猫岳頂上) (ササ原の尾根道)
(滋賀県側白滝谷コース分岐)
(根ノ平峠) (根ノ平谷から伊勢谷コース) (林道コース出合)
★ルート断面図
★地 図
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・鎌ヶ岳
・2万5千分の1地形図 御在所山