★ひとこと 「額井岳から寒い強風の尾根を通り戒場山へ」
戒場集落から額井岳(右)を望む
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★行った日 2005年1月11日(火) 曇一時晴
単独
★コース
高槻7:00(近畿道、西名阪)=針IC(R369)=8:50十八神社9:00→9:48(812.6m)額井岳10:00→電波反射板10:15→山部赤人墓分岐10:34→(737.6m)戒場山10:54→11:12戒長寺11:16→山部赤人墓11:40→11:50十八神社12:00(R369)=笠置(R163)=高槻15:30
今回は、大峰や室生山系の山々へ行く際に針ICから榛原へ抜けるのにいつも通る香酔(こうずい)峠の横に鎮座する美形の山、額井(ぬかい)岳をめざした。額井岳はその秀麗な形から大和富士とも呼ばれ山腹には東海自然歩道が通り、麓には懐かしい山里の風景が広がっている。
R369の香酔峠を南へ下り玉立橋を左折して広域農道に入り数分走ると額井岳登山口の標識がある。左へ坂を登ると十八(いそは)神社があり、数台分の駐車スペースがあるので駐車する。道標通りに神社の前を左へ行くと額井岳登山道だ。植林帯を登ると林道に合流するがすぐに右へ入る。道標が完備しているので道を間違うことはなく、十八神社から山頂まで約1時間のブラインド登山だ。山頂広場には休憩所があり、その隣に水神の小さな祠がたたずんでいる。展望台からは南方の視界が開けているが雲が低く近くの伊那佐山しか識別し得なかった。
戒場山への縦走路は杉林のなかの急坂下りから始まる。電波反射板のある第2ピークを越え額井岳から30分強進むと山部赤人墓へ下る道が分岐しているコルだ。ここから時々後に額井岳が梢の間から見える比較的明るい灌木帯を登ると戒場山頂上だ。杉林に囲まれた三角点を後に東へ下り、小さなピークを越えて急坂を下ると戒長寺だ。県天然記念物のホウノキの古木とオハツキイチョウの大木がある。オハツキとは羊歯類が胞子を葉につけるのと同じように種子をイチョウの葉につけるところから呼ばれているそうだ。戒長寺の長い石段を下りると東海自然歩道だ。山裾ののどかな田園風景のなかを道なりに西へたどると万葉の歌人、山部赤人の墓といわれる五輪塔がある。ここから眺める戒場山、戒長寺、戒場集落の風景が素晴らしい。ここから約10分も歩けば十八神社だ。
きょうは雪こそ降らなかったが、冬型気圧配置が強まり冷たい風で体中が冷えてしまったので早々に帰途についた。時間的に早かったので、冬がれた柳生の里や笠置の風景を楽しみながら木津経由一般道で帰阪した。
(十八神社から南を望む)
(完備した道標) (額井岳山頂の祠)
(山頂展望台、前方は伊那佐山) (尾根植林帯の急下降) (戒場山手前コル分岐)
(戒場山への尾根道) (戒場山頂上) (下山道から額井岳(右))
(戒長寺のオハツキイチョウ)
(戒長寺のホウノキ) (戒長寺の長ーい石段)
(東海自然歩道から高見山他) (東海自然歩道から戒場山) (山部赤人の墓)
★ルート断面図
★地 図
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 初瀬