愛宕山(924m)

 

★ひとこと   「月輪寺を経て雪の愛宕山から高雄神護寺へ」

嵐山からガスった愛宕山を望む

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★行った日   2005年2月6日(日)  曇一時雪しぐれ   単独
          
★コース
阪急高槻駅7:38(阪急)=嵐山8:18(京都バス)=清滝8:34→月輪寺登り口9:06→9:56月輪寺10:04→林道出合10:51→愛宕神社10:59→首無地蔵分岐11:13→11:23愛宕山三角点11:32→首無地蔵12:08→12:48林道から山道分岐12:54→神護寺多宝塔13:19→13:41高雄バス停13:48(京都市バス)=四条大宮=阪急高槻駅15:02

 冬の嵐山は寒々として、日曜日にもかかわらず観光客の姿はチラホラだ。いつも朝早くから見かける観光人力車の姿もない渡月橋を渡ってバス停に向かう。3、40人の団体児童とともにバスに乗り込む。千本釈迦堂や化野(あだしの)念仏寺の前を通りトンネルを過ぎるとすぐ清滝だ。団体も同じ清滝で下りたが引率の先生はさぞ大変だろうと思う。清滝は山肌に少し残雪がある程度で道の雪は全部融けていた。
 いつもはバス停から左の道を下って赤い橋を渡るのだが、工事中通行禁止のため右の道を行き橋を渡る。表参道は橋を渡ってすぐ左へ行くが、月輪寺ルートは右の東海自然歩道の林道を進む。大昔に取りはずされた愛宕山ケーブルの橋梁を左上に見たりしながら清滝川右岸に沿う林道を進む。やがて林道は東海自然歩道とともに清滝川とも別れ、堂尻川右岸をさかのぼると清滝から約30分で月輪寺登り口だ。きょうは暖かく凍った飛沫にかこまれた空也滝を見ることができそうにないので、すぐに月輪寺に向けて登り始めた。
 よく整備された月輪寺参道でもある登山道を、登り口から1時間弱登ると京都方面の視界が開け、尼僧1人で守られている月輪寺だ。ここには天然記念物の石楠花の大木があり、美味しい水も湧き出ている。この辺りから雪道となり大杉谷からの道をあわせてから林道に合流し、左へ行くとすぐに愛宕神社石段下だ。長い石段を登ると三角点(890.5m)よりも標高の高い愛宕神社拝殿(924m)だ。石段を下りて先程の林道を反対に進み、月輪寺分岐、首無地蔵分岐を過ぎ、手書きの小さな表示「三角点」の所を右へ入り急坂を登ると三角点だ。ここは京都市街の展望所だがきょうは霞んで良く見えなかった。

 

     (月輪寺登り口)       (月輪寺参道の地蔵)          (月輪寺)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  (林道出合、右:月輪寺)       (愛宕神社参道)         (愛宕神社本殿)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 (林道出合、右:首無地蔵)      (愛宕山三角点)      (雪深い三角点からの下り)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 三角点から首無地蔵方向へ下る道は雪深くひざまでもぐり込んだが何とか通過し、先程の林道から来た首無地蔵へ続く道に合流する。首無地蔵まで快適な雪の尾根道歩きだ。この尾根で5、6人のマウンテンバイクをかついで愛宕方向へ向かっている青年達に出逢う。さすが若いだけにエネルギーに溢れている様だ。三角点から約30分で首無地蔵だ。以前は薄暗い林に地蔵があったが、今は樹木がなくなり明るい広場になっていたのは意外だった。
 ここから神護寺へ向かって長い林道歩きだ。約40分舗装林道を下り、小さな標識「神護寺」に従って山道に入り約30分下ると神護寺多宝塔の裏へ出る。神護寺境内の雪は伽藍の屋根から落ちた雪を除き殆ど消えているが、観光客は数人を数えるのみで静かな寺の景色が楽しめた。名高い神護寺の長ーい石段を下り、清滝川の赤い橋を渡り登り返すと高雄バス停だ。
 予報は晴たり曇ったりだったが、愛宕山は北山の南端に位置し冬型気圧配置の影響を受けるため午後からしぐれ模様となり早々に帰途についた。

  (霞んでいる京都市街)     (首無地蔵へ続く尾根道)     (首無地蔵、右:頭部)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  (首無地蔵付近の林道)       (砂山林道分岐)         (神護寺多宝塔)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

    (神護寺山門)          (神護寺石段入口)      (神護寺下の清滝川の橋)

 
 
 
 
 
 
 
 


★ルート断面図

 

 

 

 

 

 


★地  図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山(1)
・2万5千分の1地形図  京都西北部

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