白倉岳(949.9m)雪洞谷山(622.1m)

 

★ひとこと   「栃生からブナ林尾根で白倉岳を経て雪洞谷山」

鷹ガ峰から(左から)白倉南岳、白倉中岳、白倉岳を望む

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★行った日   2005年4月28日(木)  晴   単独
          
★コース

JR高槻6:25(JR、京阪)=7:20出町柳7:45(京都バス)=朽木栃生8:55→白倉岳登山口9:06→10:42尾根ピーク10:47→(941m)白倉南岳10:54→(924m)白倉中岳11:11→11:26(949.9m)白倉岳11:39→烏帽子峠(小川分岐)11:54→11:58(916m)烏帽子岳12:03→(745m)鷹ガ峰(桑野橋分岐)12:49→大彦林道出合13:10→13:19P56913:25→大彦峠13:33→13:52P52114:01→(622.1m)雪洞谷山(うとだにやま)14:18→岩瀬分岐14:42→行者山14:45→(417m)東山15:01→明護坂15:22→林道出合15:28→15:47朽木支所前バス停16:34(江若バス)=16:00JR安曇川(JR)16:17=JR高槻18:15

○朽木栃生〜白倉岳
 久しぶりに北山の空気が吸いたくなって、定番の出町柳発の京都バスに間に合うように出かけた。ウイークデイの乗客は少なく、小さなバスの乗客は坊村までに殆ど降りてしまい朽木栃生(くつきとちう)での下車は1人だけだ。バス道を少し戻って安曇川の日野谷橋方向へ曲がろうとすると何処からともなく猛烈な犬の挨拶、姿は見えずほんにお前は猛烈な?のようでした。橋のほうへ歩き始めると、正面にこれから登る白倉連山が朝日に輝いていた。橋を渡って下流方向へ少し歩くと山側に登山口の表示が建っている。
 登り始めるとすぐにフィックスロープが張られた急坂がP553まで続く。少し傾斜は緩くなるが尾根に上がるまで続き、後は気持ちのよい芽吹き始めたブナを主体とした灌木林の尾根道だ。灌木の間に散在するタムシバがアクセントをつけている。次のピークが白倉南岳、その次が白倉中岳で本峰は三番目だ。中岳の近くには寄生木に絡まれた貫禄のある杉の老大木が生命感あふれて立っている。白倉岳山頂からは武奈ヶ岳が見えるがまわりが灌木のため見晴らしはあまりよくない、日陰にはまだ残雪が残っている。ここで同じバスで朽木の方へ行かれた単独行の男性と会う。きょう唯一逢った人で、村井から登り栃生へ下るそうだ。

 
 (日野谷橋、白倉連山を望む)      (白倉岳登山口)      (登山口から直ぐ急登)

   (尾根近くの登山道)         (新芽のブナ林)      (尾根道を飾るタムシバ)

     (白倉南岳)            (白倉中岳)         (中岳山頂の杉巨木)

      (白倉岳)          (山頂から武奈ヶ岳)        (山頂直下の残雪)

 
○白倉岳〜大彦峠
 白倉岳から大彦峠まで下り主体のなだらかな幾つかのピークを越える尾根道だ。ブナの自然林が続き、所々に古木がオブジェのように配されている。烏帽子岳付近で村井コースと分かれ、鷹ガ峰で桑野橋コースと別れている。やがて超高圧鉄塔をからんで新芽のブナ林を下ると大彦林道と出合い、すぐに対面の尾根に取り付いて登ると高圧鉄塔があるP569だ。ここで左折して左の尾根を下る。関電巡視道は直進しているが、分岐点に古い標識があるが腐って倒れているので注意が必要だ。左の尾根をコルまで下る。ここが大彦峠で雪洞谷(うとだに)と岩瀬への分岐点でもある。

    (ブナ林の古木)           (烏帽子岳)         (村井コース分岐点)

  (尾根道の古木オブジェ)   (尾根道の明るい疎林帯)         (鷹ガ峰)

    (新芽のブナ林)         (朽木方面)             (大彦林道出合)

    (P569付近)     (P569からP621と雪洞谷山を望む)    (大彦峠)


○大彦峠〜朽木
 高圧線鉄塔を越えて尾根筋を30分位登るとP621ピークだ。ブナ林を下って登り返すと雪洞谷山(うとだにやま)だ。展望はない。行者山、東山とピークが続くがこの辺りから灌木の根元の少し日陰の所のイワカガミ群落が見事な花を咲かせていた。明護坂から杉植林帯を下ると林道に出合う。林道を下ると鉄条網と並行するようになり、なかなか朽木の街へ出られなかった。学校のプールの傍にロック付きの扉を見つけてようやく下方へ出られた。後で考えると、鉄条網は電気柵付きの野生猿の防御壁らしく、収容所のように高さが高く立派な鉄条網だった。
 朽木町役場前のデラックスな畳敷きのバス待合所で小1時間缶ビール休憩して、JR安曇川駅経由帰阪した。公共交通機関利用だとこの点が極楽だ。ただ、荷物になるので着替えがなく近くの温泉に入れなかったのは残念至極だ。何事も表裏があってバランスがとれている様だ。きょうは暑いくらいの初夏のような日差しのなか、薄緑色の芽吹いたばかりのブナ林の尾根を歩く幸せを感じました。

(緑濃くなった雪洞谷山のブナ林)    (雪洞谷山)              (行者山)

       (東山)        (東山尾根筋のイワカガミ群落)     (明護坂の峠)

   (朽木の林道出合)        (朽木から蛇谷ヶ峰)         (JR安曇川駅)

 
★道端の花
    (タムシバ)             (ユキザサ)           (ミヤマカタバミ)
 
        (?)              (スミレ)             (ヤマルリソウ)
 
    (イワカガミ)             (イワカガミ)            (ヤブツバキ)

★ルート断面図

★地  図
(2)鷹ガ峰〜朽木

(1)朽木栃生〜鷹ガ峰

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  北小松、久多、饗庭野

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