伊吹山(1377.3m)国見岳(1126m)御座峰(1070.1m)

 

★ひとこと   「国見峠から花の北尾根を経て伊吹山へ」

北尾根の御座峰近傍から伊吹山を望む

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★行った日   2005年6月25日(土)  晴   単独
          
★コース

高槻5:00(名神)=彦根IC(R8、R21、R417、県道、林道)=7:50国見峠8:00→蛇ヶ岩屋分岐8:20→KDD無線中継所跡8:46→(1126m)国見岳8:52→(1083m)大禿山9:34→(1070.1m)御座峰10:10→ドライブウエー出合11:56→12:21山頂駐車場12:28→(1377.3m)伊吹山12:54→山頂駐車場13:29→ドライブウエー出合13:47→御座峰15:28→大禿山16:10→国見山17:08→KDD無線中継所跡17:16→蛇ヶ岩屋分岐17:31→国見峠17:45=水場=かすがモリモリ村19:40(R417、R21、R8)→彦根IC(名神)=高槻22:10

○国見峠〜ドライブウエー出合
 夏至が過ぎたばかりで大阪の日の出は早く、出発時すでに日が昇っていた。高速早朝割引利用のため100キロ未満の彦根ICから一般道で関ヶ原に向かった。関ヶ原から美束へ通じている林道が工事通行止のため池田町まわりで春日町を経て国見峠へ向かった。2003年8月に来た時は林道決壊のため国見スキー場から歩いたが今回は道路も修復されており完全舗装林道で国見峠に着いた。美濃と近江を結ぶ古道の峠から滋賀県側に視界が開け、目的地の伊吹山がはるか彼方にそびえている。地蔵も祀られている峠から滋賀県側へ林道が続いているが通行止だ。峠付近には10台位の駐車スペースがある。
 国見岳登山口から急坂を登ると、あとはしばらくなだらかな自然林の中の尾根道だ。蛇ヶ岩屋へ下る道を左へ分けて尾根道を進み、ロープの張られた急坂を岩角を掴みながら登るときれいに整地されたKDDIの無線中継所跡だ。残念ながら2年前にあった急坂横の鉄梯子も撤去されていた。少し進むと東側のみ切り開かれた国見岳山頂だ。粕川沿いの山峡が見えるはずだが、きょうは霞がかかりいまいちだ。
 なだらかなアップダウンを繰り返す尾根道に沿ってこの辺りから高山植物が増えてくる。特に石灰岩の岩角を渡り歩くような日当たりの良い尾根道に可憐な草花が多く生育している。次のピークが大禿山で山頂は見晴らしの良い岩角だらけの展望台だ。御座峰へ続く稜線に尾根道がうねっているのが見える。この稜線にはニッコウキスゲの大群落があり、登山道をまたいでめずらしいヤマグワの実が生っていた。大禿山の次のピークが御座峰だが灌木に囲まれて全然見通しはきかない。P983、P1149の二つのピークを越えるとドライブウエーと出合う。小広場があるので車で来る場合はここで駐車して北尾根を探索するのが便利だ。


     (国見峠の地蔵)         (国見峠の登山口)       (蛇ヶ岩屋の分岐)

   (国見岳直下の急坂)      (国見岳直下の急坂)          (国見岳)

 (大禿山近傍から伊吹山)    (大禿宇山近傍の登山道)       (大禿山)

 (御座峰近くの鞍部の登山道) (北尾根から粕川源流を望む)      (御座峰)


   (御座峰近くの登山道)    (御座峰から国見峠を望む)    (北尾根の峰々)
 
   (P1149近くの登山道)    (ドライブウエーとの出合)   (頂上へ続くドライブウエー)

○ドライブウエー出合〜伊吹山〜国見峠

 山頂駐車場まで約1.5キロのドライブウエーを排ガスを浴びながら歩く。山頂駐車場近くの道端で立派な大型ビデオカメラでイヌワシ?を狙っている人が数人待機していた。土曜日とあって、駐車場から丸太階段の遊歩道を大勢の観光客とともに登る。登山靴姿はちょっと異質な感じがあり、山頂は花よりも多くの人であふれかえっていた。
 山頂から東遊歩道で下山し駐車場からドライブウエーをブラブラ歩き出した。なにげなく道路下を見るとニホンカモシカが野草に覆われてじっとこちらを見ていた。急いで撮った途端に急斜面を転げるように走り去ってしまった。ドライブウエーとお別れして北尾根に入り二つ目のピークを越えた辺りからバテてしまった。平地や下りではさほどでもないが大禿山や国見岳の上りでは、数十メートル歩く毎に冷や汗が出ると共に呼吸困難になり座り込む始末だった。通常の何倍もの時間をかけて身体をだましだまし持ち上げて国見岳に至り、あとは下りなので何とか国見峠へ帰りついた。今まで3回バテた経験があるが、反省してみるといずれも真夏で大量の汗をかいて大量の水を飲み、食事もあまり摂らずに歩いた時だった。やはり暑いときは必ず定期的に休憩しミネラル(塩分)も補給しなければならない事を痛感した。
 峠から少し下った所にある水場に立ち寄り、冷水でリフレッシュして生き返った。帰途、かすがモリモリ村で薬湯温泉に入り、しばらく休憩して元気を回復し往路と同じ経路で夜遅く帰阪した。

     (北尾根登山口)     (ドライブウエーからP1149)  (頂上遊歩道の丸太階段)

 (山頂から北尾根を望む)   (山頂のヤマトタケルノミコト)       (一等三角点)

    (山頂の東遊歩道)         (山頂お花畑)         (山頂の東遊歩道)

 (新芽を食むニホンカモシカ)    (御座峰三角点のチョウ)    (帰りに立ち寄った水場)

 
★道端の花
   (コアジサイ)北尾根       (ハナニガナ)北尾根       (コキンバイ)北尾根
 
   (カラマツソウ)北尾根      (ヒメウツギ)北尾根       (ナルコユリ)北尾根
 
   (ハルジオン)北尾根         (?)北尾根          (ホタルブクロ)北尾根
 
 (イブキジャコウソウ)北尾根    (シモツケソウ)北尾根      (ヒヨクソウ)北尾根
 
   (ミヤマコアザミ)北尾根      (?)北尾根           (ヤマツツジ)北尾根
 
  (ヤブヘビイチゴ)北尾根    (美味しいヤマグワ)北尾根     (ガマズミ)北尾根
 
   (ヤマアジサイ)北尾根     (ヤマボウシ)北尾根      (イブキタンポポ)北尾根
 
        (?)北尾根               (エンレイソウ)北尾根      (ヤグルマソウ)北尾根
 
    (ヒメフウロ)北尾根      (グンナイフウロ)山頂      (ウマノアシガタ)山頂
 
   (クサタチバナ)山頂      (セイヨウタンポポ)山頂       (ヒメレンゲ)山頂
 
   (イブキトラノオ)山頂      (コバノミミナグサ)山頂      (ヤマガラシ)山頂
 
   (カノコソウ)山頂        (カノコソウ)北尾根      (ニッコウキスゲ)山頂・北尾根
 
  (イブキシモツケ)山頂       (オオカサモチ)山頂       (キイチゴ?)北尾根
 
    (ノイバラ)北尾根          (?)北尾根          (ササユリ)北尾根

★ルート断面図

★地  図
(1)国見峠〜御座峰                (2)御座峰〜伊吹山

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  美束

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