和泉葛城山

和泉葛城山（865.7m）

★ひとこと　　　「牛滝山から紅葉の和泉葛城山を経て犬鳴山へ」

大威徳寺多宝塔（牛滝山）

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★行った日　　　２００５年１１月１３日（日）　　晴後曇　単独

★コース

JR高槻駅6：55（ＪＲ、南海）＝8：15岸和田駅8：42（南海バス）＝牛滝山9：33→丁石道登山口9：50→林道出合10：35→３叉路11：00→(865.7m)葛城山三角点11：14→３叉路11：25→11：32展望台11：38→12：28五本松12：33→13：08(649m)高城山13：16→不動谷林道出合13：50→行者の滝14：05→14：32犬鳴山バス停14：41（水鉄バス）＝15：00 JR熊取駅15：10（ＪＲ）＝JR高槻駅16：17

　晴れの日曜日は久しぶりなので、秋のブナ林が美しい阪南へ出かけた。阪南の山々は公共交通機関でアプローチできるので縦走計画が容易だ。岸和田駅から牛滝山行きのバスは８時台の次は１０時台になるので余裕を持って岸和田へ着いた。１時間弱バスに揺られてやっと到着した牛滝山では、岸和田市主催のトレッキングがあるらしく、人であふれていた。
　バス停から大威徳寺へ入ると、まだ青い木々が多い中で紅葉樹に朱の建物が映えて晩秋らしい雰囲気だ。伽藍を過ぎて、一ノ滝から二ノ滝、三ノ滝を経て錦流ノ滝まで渓谷沿いのすがすがしい遊歩道を進む。最後に、急な丸太階段を登ると丁石登山口のある林道だ。
　林道を２、３０メートル左へ行った右側が丁石道の登山口だ。丸太階段が延々と続いているので急坂を滑ることもなく登れる。所々にお地蔵さんが建っており、案内標識もこまめに配置されているので絶対に迷うことはない。平坦な尾根道で一息ついた後、急坂を登ると林道に出る。ここから頂上近くの三叉路まで林道歩きなので息を切らせるような急坂はなく、まわりの紅葉を見渡しながら歩けるが一部を除き展望はない。三叉路を左へ曲がったすぐ左側に電波中継所へ通じる林道ゲートがある。車用のゲートを通り抜け、しばらく林道を登ると左側に細い地道が現れるので、その道を登りきると電波中継所がある。この電波中継所の隣の空き地に葛城山の一等三角点があるが見通しは全然ない。
　元へ戻って三叉路を直進し、右の鳥居を登ると葛城神社だ。日曜日とあって、車が数珠つなぎで林道にとまっており、家族連れや団体で満員だ。神社のすぐ下の円筒形の展望台から３６０度見渡せる。きょうは霞んで遠くは見えなかったが近くの紅葉が見事だった。

（牛滝山バス停から大威徳寺へ）　　　（大威徳寺境内）　　　　　　　　（大威徳寺多宝塔付近）

　　　　　　（一ノ滝）　　　　　　　　　　（一ノ滝、二ノ滝、三ノ滝）　　　　　　　　（錦流ノ滝）

　　　（林道への丸太階段）　　　　　　　　（丁石道入口）　　　　　　　　（丁石道の丸太階段）

　　　　（丁石道の地蔵）　　　　　　　　　（平らな尾根道）　　　　　　　　　　　（紅葉の林道）

　　（葛城山の電波中継塔）　　　　（葛城山一等三角点）　　　　　　　　（葛城神社入口）

　　　　　　（葛城神社）　　　　　　（葛城神社から展望台への道）　　　　　　（展望台）

　展望台から林道へ下りて五本松へ向かう。五本松への尾根道は所々で左の粉河、右の河内の展望があって気持ちの良い道だが、きょうはハイシーズンの休日のため車が多く、排ガスを我慢しなければならなかった。五本松のハイランドパーク粉河では行楽の車があふれていた。
　林道は五本松から北方向になり、犬鳴山方面の登山道を左へ分け、直進すると林道が分岐しているので左の道を行く。表示に従って林道とほぼ並行している山道へ入る。約３０分も進み、山道から右へ５０メートルほど入ると高城山だ。山頂は杉林に囲まれた小広場で何もない。
　山頂をあとにして、表示に従って谷筋を下ると約３０分で不動谷の林道に合流する。すぐに七宝流寺（しっぽうりゅうじ）の谷へ下る道があり、谷へ下りて川上へ少し戻ると元山上ヶ岳（表行場）のガレ場の小道が左上に分かれている。数百メートル前方の赤い祈祷所の奥に行者の滝がある。帰りは犬鳴川渓谷に沿って遊歩道が続いている。滝あり、奇岩ありの美しい渓谷だが紅葉には少し早いようだ。滝から約３０分で犬鳴山バス停だ。付近には犬鳴温泉もあるが、きょうは人であふれかえっていた。
　きょうの山行は、天気のよい休日の観光地だったため近年にないほど沢山の人に山で逢った一日だ。このコースはいたる所に案内標識があり、道も整備されており、急坂もないので家族連れなどに好適なコースだ。ただ、表行場を登るにははそれなりの覚悟が必要らしい。

（展望台からの眺望）
　　　　（五本松方向）　　　　　　　　　　　（関空方向）　　　　　　　　　