妙見山(660.1m)鴻応山(678.9m)湯谷ヶ岳(622.4m)
★ひとこと 「妙見山から鴻応山、湯谷ヶ岳を経て忍頂寺へ」
湯谷ヶ岳から妙見山(左)鴻応山(中央)を望む

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★行った日 2005年11月22日(火) 晴
単独
★コース
阪急高槻駅6:44(阪急、能勢電)=妙見口駅8:10→稜線コース登山口8:23(尾根道)→山頂駐車場9:28→ケーブル分岐→(660.1m)妙見山三角点9:45→能勢妙見宮→ケーブル分岐→車道分岐→登山道分岐→妙滝寺10:22→野間口集落→牧バス停10:55→竹やぶ→登山道合流→牧登山口分岐11:21→11:40(678.9m)鴻応山11:51→牧登山口分岐12:00→寺田登山口12:08→湯谷ヶ岳分岐(キャンプ場)12:29→ローズタウン裏→13:09(622.4m)湯谷ヶ岳13:13→東別院登山口13:28→ローズタウン入口13:47→銭原バス停14:09→下音羽郵便局→忍頂寺バス停14:45=15:25
JR茨木駅15:28=JR高槻駅15:35
このところの寒波襲来で一気に紅葉が進んだので、妙見山(みょうけんやま)から鴻応山(こうのやま)、湯谷ヶ岳(ゆうやがだけ)を経て忍頂寺までを歩く紅葉前線の山歩きに出かけた。数十年前の印象しか能勢電にはなかったが、昔のイメージを一新し、阪急と同じ車両がベッドタウン化した沿線を象徴していた。晴天ながら平日の寒い早朝なので妙見口に降り立った行楽客は誰もいなかった。
だらだら坂の狭い舗装道路を妙見ケーブルを目指して進むと約15分でR477だ。ケーブルは左折するが妙見山稜線ルートは国道を横断して直進だ。直進して道なりに左にUターンした直後、登山道が右上へ分岐している。初めの急坂以外はなだらかな落葉絨毯の尾根道の上りが続く。気持ちの良い自然林が続くが、紅葉の鮮やかさがいまいちだ。所々で稜線右の展望が得られるように切り開かれており、道の手入れもゆきとどいている。登山口から約1時間で山頂駐車場だ。紅葉を楽しみつつ誰もいない参道を独占する。星型建物手前の宝物館の右横から小高い丘に登りつめると青銅の塔があり、三角点はその右隅に遠慮がちに鎮座している。元へ戻り星型建物を過ぎて門を通り石段を下ると本殿だ。本殿の前を直進し、別院へ下らずに右の駐車場方向へ戻る。途中の左下へ下る道が近道だったが、車道で野間口方向へ下って先ほどの近道と合流した。
(稜線コース登山口) (稜線コース入口付近) (落葉の道)
(明るい自然林の道) (紅葉) (左稜線のクッキングセンター)
(右に開けた市街地展望) (稜線の遊歩道) (山頂駐車場)
(能勢妙見宮) (この塔の右奥が三角点) (隅っこの三角点)


車道の分岐を過ぎて高圧鉄塔のすぐ隣から右へ下る苔むした階段がある。妙滝寺へ通じているが、廃道に近く沢山の倒木がある沢筋だ。妙滝寺から舗装道路を下ると野間峠から下ってきた県道に合流する。県道の橋の手前を左折して旧道を牧へ向かう。野間口の集落を経て清々しい山裾を進むと、妙滝寺から約30分で牧バス停だ。バス停から1本亀岡寄りの道を右へ入る。途中で左へ曲がるのが正解らしいが、道なりに直進してしまった。畑に突き当たったので右へ畦道を進み、谷川を渡った所に道らしい踏み跡があり、左の上流をめざした。荒れた竹やぶで道がなくなり、地形図では先方の尾根に道がある筈なので、やぶこぎをして上りつめ登山道に合流できた。左へ尾根を登ると牧登山口分岐点があり、正しい登山口より右へ行ってしまっていたらしい。ここから約20分なだらかに自然林を登りつめると鴻応山だ。南側が灌木に、北側が杉林に囲まれた山頂には小さな広場がある。見通しは全然ダメだ。
同じ道で途中まで下り、牧からの合流点から猪防御壁で囲った栗林の隣の寺田登山口へ出た。舗装道路で寺田集落を過ぎ、キャンプ場から右へ伸びている山道が湯谷ヶ岳へ通じている道だ。この道を進むと何回か左へ下る分岐があるが、常に右の尾根方向に進む。しばらく登ると右上にローズタウンの人家が現れる。潅木帯や杉林をテープを頼りに進むと祠があり、更に進むと伐採作業中の斜面に出る。上方には電波反射板がある。西〜北〜東にかけての展望が素晴らしく、午前中に歩いて来た鴻応山、妙見山が左手に、右下には東別院万願寺の人家が見えている。ここから少し登ると杉林の中に湯谷ヶ岳三角点があるが展望は全くない。
山頂から急坂を下ると東別院湯谷の福泉寺だ。湯谷ヶ岳山沿いにローズタウンまで車道を進む。振り返ると栗林の向うに湯谷ヶ岳の稜線が伸びているのが綺麗だ。ローズタウンから銭原へ向かって分岐を重ねながら地図を見つつ下る。銭原からのバス便がしばらくないので、忍頂寺からのバス便に間に合うべく大急ぎで歩き、何とかぎりぎり間に合った。
好天に恵まれた北摂の山歩きだった。1人のトレッカーとも逢わず、静かな紅葉を楽しむことができた。特に、鴻応山や湯谷ヶ岳は知名度が少ないせいか、やぶこぎに近い所もあったが、人里のすぐ傍にある山を手軽に徘徊できるのが良い。これが北摂の利点だ。
(車道を横切る登山道) (廃道に近い妙滝寺への道) (妙滝寺)
(牧付近から望む鴻応山) (牧集落)
(やっとあった鴻応山登山道)
(鴻応山稜線の道) (鴻応山三角点) (寺田登山口)
(寺田集落) (湯谷ヶ岳へ登る道) (湯谷ヶ岳三角点)
(湯谷ヶ岳から西〜北〜東を望む)
(妙見山) (鴻応山) (東別院町万願寺)
(福泉寺下の登山口) (ローズタウン付近から望む湯谷ヶ岳) (見山の郷付近の棚田)
★道端の花
(?アザミ) (ノジギク) (?)
★ルート断面図
★地 図
(1)妙見口〜妙見山〜妙滝寺(野間口)

(2)妙滝寺(野間口)〜鴻応山〜寺田集落

(3)寺田集落〜湯谷ヶ岳〜忍頂寺
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 広根、妙見山、法貴、高槻
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