ポンポン山(678.9m)

 

★ひとこと   「本山寺古道でポンポン山を経て若山神社から太閤道へ」

ポンポン山頂上

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★行った日   2005年12月29日(木)  晴一時曇   単独
          
★コース

高槻駅北7:51(高槻市バス)=8:08神峰山口バス停8:12→本山寺古道入口8:20→尾根道・谷道分岐8:37→展望所8:50→谷道・尾根道合流9:16→東海自然歩道合流9:18→本山寺9:26→東海自然歩道合流9:34→天狗杉9:48→空谷橋分岐10:02→10:25(678.9m)ポンポン山10:37→東海自然歩道分岐10:51→(631.0m)釈迦岳11:03→大杉11:15→大沢11:40→大杉古木11:50→12:01ギロバチ峠12:11→水無瀬渓谷出合12:49→尺代13:14→13:28若山神社13:34→四つ辻14:09→(315.5m)若山三角点14:28→14:32北摂展望所14:45→悠久の丘15:06→磐手橋15:23→JR高槻駅15:53

 今年は例年になく雪が多そうなので、今年最後の山行は雪の少ない近場の大阪環状自然歩道へ出かけた。
 原集落から東海自然歩道の舗装林道が本山寺まで続いているが、味気ないので本山寺古道を通ることにした。神峰山口(かぶさんぐち)バス停から東進し突き当たりを集落に沿って北へ行くと本山寺古道の石碑がある。気持ちの良い落葉絨毯のだらだら坂を登ると神峰山寺(かぶさんじ)の石碑があるが、ここから寺へ入る道は閉鎖されている。しばらく進むと高圧鉄塔が左手にあって谷道と尾根道が別れている。どちらの道も最後に合流するが見晴らしの良い尾根道を登る。古道入口から約30分で高槻市内から茨木にかけて一望できる見晴らし展望所だ。支尾根伝いに進み最後に急登するとバス停から約1時間で東海自然歩道に合流する。10分ほど車道を進むと本山寺だ。残雪のなかで迎春の準備に忙しそうだ。
 本山寺の裏から登山道に入ると間もなく東海自然歩道に再び合流する。緩い整備された尾根道を進む。祠が祀られている天狗杉を通り、空谷橋方面を左に分け、幾つかのピークを越えながら徐々に高度を上げると、合流後約1時間で30回目のポンポン山頂上だ。雪に覆われた頂上からは、東北に京都市街越に比叡山、北には愛宕山、南には淀川流域が望める。なお、今年の2月はなかったが、山頂の案内標識や道々の道標が整備され新しくなっていた。


   (本山寺古道入口)       (神峰山寺の古い石碑)    (本山寺古道の展望所)

   (本山寺古道の尾根道)    (東海自然歩道合流点)          (本山寺)

    (本山寺本堂)         (東海自然歩道合流点)    (山頂へ続く自然歩道)

       (天狗杉)         (山頂へ続く自然歩道)        (山頂直下の階段)

..

   (山頂から京都市内)        (山頂から愛宕山)       (山頂三角点)

 山頂から杉谷へ下る東海自然歩道分岐までは水平歩道の尾根道だ。超高圧鉄塔の下から自然歩道と別れ、ポンポン山から約30分で釈迦岳だ。かつて、釈迦岳から北方の見晴らしが良かったが、木々が成長したため小塩山がかろうじて見えるだけだ。支尾根を下るとすぐに大杉の十字路だ。右は川久保渓谷、直進は川久保尾根、左はこれから下る大沢だ。本コース唯一の急坂を下り、谷沿いに進むと大杉から約30分で大沢集落だ。冬でも温室栽培の生椎茸が売られている。
 府道を東進すると右手山中に入った所に大阪府天然記念物の杉古木がある。奇怪な樹形は一見の価値がある。ゴルフ場方向に進み、キャンプ場の所を右へ入り坂を登り詰めるとギロバチ峠だ。見晴らしの良い板敷きのベンチがあり休憩の適所だ。
 ギロバチ峠から水無瀬渓谷出合までは、尾根道から左の木の間から天王山の辺りが垣間見え、谷筋に入ると意外に嶮しい所もある散策路だ。最後に急坂を下ると水無瀬渓谷に突き当たる。


   (山頂から下り尾根道)    (東海自然歩道分岐点)        (釈迦岳)

  (釈迦岳山頂から小塩山)          (大杉)           (大沢へ続く谷筋)

       (大沢)             (大杉古木)        (ギロバチ峠への分岐)

    (ギロバチ峠付近)      (水無瀬渓谷へ続く尾根道)    (水無瀬渓谷出合)

 水無瀬渓谷には急流を利用した水車の残骸が往時を偲ばせている。渓谷美を楽しみながら約30分も下ると尺代集落だ。水無瀬渓谷の右岸は鬱蒼とした木々の茂る急斜面だが、地図で見ると山上はゴルフ場なのでうっかり水を飲んでは駄目だ。尺代で水無瀬川を渡り、竹薮の小道を疲れた足をひきずりながら登ると若山神社だ。今年の山行の無事を感謝して手をあわせる。境内から淀川方面が木の間から眺められる。
 境内に太閤道の登り口がある。急坂をジグザグに大阪府天然記念物の大木のツブラジイ林の中を登る。このシイノキばかりでなく太閤道の尾根道の大きな木々が根こそぎ倒れているのが目についた。昨年の台風被害か?。ゴルフ場周辺が特にひどく、開発の影響に目を見張るばかりだ。四つ辻からゴルフ場とも離れて尾根を南進する。若山三角点を過ぎると左手入ったところに北摂展望所がある。淀川が夕日に光り、市街地の向こうに生駒山、金剛山が連なっている風景はまさに秀逸だ。尾根道を直進し、金竜寺へ下る道を右に分けて、なだらかに下ると見晴らしのよい悠久の丘に飛び出す。半年位前まで工事をしていた高槻墓地公園の最上部に位置する休憩所だ。墓地の急坂を下ると車道だ。車道を下ると金竜寺からの道と合流する磐手橋だ。あとは市街地を30分歩いてJR高槻駅だ。
 比較的長距離になったが、冬の晴れ間のなか神社仏閣が点在するハイキングコースを存分に楽しむことが出来た。


 (水無瀬渓谷の水車の残骸)      (水無瀬渓谷)            (尺代)

 (若山神社から水無瀬方向)      (若山神社)        (台風被害のままの太閤道)

  (台風被害のままの太閤道)        (四つ辻)           (太閤道尾根筋)

                     (北摂展望所から淀川流域)

      (若山三角点)           (悠久の丘)        (悠久の岡から高槻市内)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)神峰山口〜本山寺古道〜ポンポン山〜若山神社

(2)若山神社〜太閤道〜JR高槻駅

(参考地図)
・山と高原地図       京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴、京都西南部、淀

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