金剛山(1125m)

 

★ひとこと   「水分から鞍取坂で山頂、伏見道で奈良の伏見へ」

奈良県側の伏見から金剛山(右のピーク)を望む

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★行った日   2006年2月3日(金)  曇後一時晴   単独
          
★コース

JR高槻駅6:27(JR)=阿部野橋駅7:12(近鉄)=7:45富田林駅8:04(金剛バス)=水分8:23→建水分神社登山口8:30→二河原辺橋8:43→足谷林道分岐9:07→関電巡視道分岐9:20→鉄塔下尾根道合流9:31→鉄塔(見晴良)10:08→10:46足谷道合流10:53→セト(黒栂谷道合流)11:04→11:36国見城址11:45→(1125m)葛木神社→(1112.2m)湧出岳三角点12:06→12:18展望台12:22→伏見峠12:32→12:54休憩13:04→菩提寺前13:36→船路14:02(奈良交通)=14:14御所駅14:25(近鉄、JR)=JR高槻駅16:02

 富田林駅から水分行きのバスが午前中に8時4分発しかないので暗いうちに家を出た。きょうは曇時々晴れの予報だったが、うっとうしい空模様で水分(すいぶん)に着く頃には霧雨が降りだした。水分バス停から少し戻り建水分(たけみくまり)神社の石段を上り、拝殿横の金剛山登山道六十町の丁石に導かれて登山道に入る。神社を抜けると水越峠方向が正面に見える高台に出る。一旦、車道へ下り車道を右へ道なりにしばらく進むと二河原辺(にがらべ)橋だ。上赤坂城址が正面に見えている。橋を渡らずに左折して足谷川に沿って上流方向へ進む。古い道標が散在する人家を抜け、みかん畑の一本道を緩やかに登っていく。道の右側が開けた畑から杉林に変わった地点で左へ道が分岐している。本当は左の道が正解だったが、しばらく直進してから間違いに気付き、左の関電巡視道の急坂を登り高圧線の鉄塔の下で尾根道に合流できた。このコースには表示が殆どなくテープも少ないので地図を頻繁に確認する必要がある。特に、再々分岐点が現れるが表示がないので注意が必要だ。
 尾根に沿って、倒木のあるV字登山道や杉植林帯の尾根を進み第1の鉄塔から30分も登ると見晴の良い第3の鉄塔だ。六甲から明石大橋まで見えるらしいが霞んでいて手前の河内平野が見えるだけだ。やせ尾根を登りピークを越えると右から来る足谷道と合流し、しばらく登ると左からの青崩道と合流する。この辺りから東北側の視界が開け大和葛城山が間近にそびえている。すぐに杉林のなかの水平な道となり、右からの黒栂谷道と合流するベンチもあるセトだ。石ころ道の急坂を上り終えると残雪に新雪が少し残ったクマザサが両側に茂る道となる。スリップに注意しながら凍てついた最後の階段を登ると国見城址だ。きょうは団体耐寒登山の特異日らしく小学生から中学生までの生徒らでそこらじゅう超満員だった。ここは見晴の良い場所だがきょうは全然駄目だった。


     (建水分神社)        (金剛山登山道の丁石)     (建水分神社の歌碑)

   (棚田もある水越峠方向)(二河原辺橋、正面は上赤坂城址)   (道沿いの古い道標)


  (林道わきのみかん畑)         (足谷林道)        (倒木のあるV字型登山道)

   (杉植林帯の登山道)    (見晴らしの良い3本目鉄塔)  (大和葛城山の見える登山道)

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   (登山道わきの道標)     (急なガレ場の登山道)         (ベンチもあるセト)

  (国見城址への最後の登り)  (生徒でいっぱいの国見城址) (生徒でいっぱいの国見城址)

 つるつるの道に注意しながら葛木神社を通り、湧出岳三角点に立ち寄り一の鳥居から展望台へ向った。風のきつい展望台には四方の展望図が掲示されていたが、西方の和泉葛城山だけが何とか視認できるような空模様だった。香楠荘前の広場も生徒らで満員だったので早々に伏見峠から下山し始めた。
 当初、小和道で北宇智へ下るつもりだったが分岐点がわからず伏見道を下りてしまった。この道は伏見峠の分岐点以外には表示が全くないので、明瞭な道を漫然と下ると伏見に出てしまうようだ。伏見道は、今は荒れているが道幅も広くかつては人通りの多い道だったように思われる。伏見峠から1時間ほどで伏見の菩提寺前だ。前方には高見山系が見える気持ちの良い高台の農地や人家の間を下るとR24の船路バス停に着く。幸運にも丁度バスが来て、近鉄御所駅から阿部野橋を経て帰りついた。
 このところ公共交通機関を利用した山行が多いが、マイカーと違って元に戻る必要がないので縦走など自由度の増えるのがうれしい。きょうはあまり良い天候ではなかったが、梢越しにたまに現れる青空を見、風の音を聞きながら歩く山道は山行の楽しさを存分に味あわせてくれた一日だった。

    (登山回数掲示板)          (転法輪寺)        (葛木神社に向う遊歩道)

     (葛木神社)            (一の鳥居)           (湧出岳三角点)

(展望台から西方、和泉葛城山)     (伏見峠)           (杉樹林帯の伏見道)

 
   (U溝が多い伏見道)    (伏見から東方、高見山方面)   (伏見から大和葛城山)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)水分〜セト

(2)セト〜金剛山〜伏見

(参考地図)
・山と高原地図       金剛山・岩湧山
・2万5千分の1地形図  御所、五條

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