愛宕山(890.5m)地蔵山(947.6m)三頭山(728.2m)


★ひとこと   「芦見峠から三頭山往復、首無地蔵から愛宕山を経て越畑へ」

三頭山から地蔵岳(中央)と竜ヶ岳(左)を望む

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★行った日   2006年2月18日(土)  曇時々晴   単独
          
★コース

高槻7:05=8:10越畑8:23→芦見峠8:52→芦見谷分岐8:55→山道消失→山道合流9:44→関電巡視道分岐9:51→関電巡視道分岐9:53→10:08(728.2m)三頭山10:13→関電巡視道分岐10:17→鉄塔→関電巡視道10:34→芦見谷分岐10:47→林道合流11:24→林道終点11:31→竜ヶ岳分岐11:50→竜の小屋11:53→12:04首無地蔵12:13→愛宕山三角点12:50→竜ヶ岳分岐12:57→樒原分岐→13:26(917m)反射板13:33→(947.6m)地蔵山13:43→越畑分岐13:47→14:36越畑14:42=高槻15:55

 高槻から山越えで亀岡に入ると愛宕山は雲の中だ。R477で越畑へ向い宕陰(とういん)小学校の近くの空き地に駐車する。霜はおりているが気温は0℃でそんなに寒くない。
 越畑バス停付近の交差点から山側へ登る道が芦見峠へ続いている。すぐに集落が切れ、山の入り口の猪除けの金網を通り抜ける。芦見峠越えは幅も広く立派な道だ。広い平坦地の芦見峠で地蔵山方面を右に分け、少し先で右が首無地蔵、直進が細野、左が三頭山だ。左へ行き、次の2叉路を左へ下ったのが間違いで右の道を進むのが正解だ。左の道は多くの倒木や崖崩れがあり、最後に谷筋で道が消えてしまった。地形図の道は自然に還ってしまった様だ。GPSで確認すると右の尾根に正規ルートが通っているので、急坂を無理やり上まで這い上がったが泥だらけになってしまった。文明の利器があると元へ戻らないで不精してしまうようだ。あとは疎林帯の尾根をなだらかに登り、二箇所の関電巡視道を過ぎると三頭山三角点だ。視界はなく、すぐ近くの高圧鉄塔が唸っていた。
 来た道を少し戻り、次の関電巡視道を左に入ると、しばらく下って芦見峠へ戻る道を右に分け、鉄塔にたどり着く。ここからの地蔵岳や竜ヶ岳の展望が素晴らしい。少し戻って、先ほどの芦見峠への道をたどると関電巡視道分岐で往路の道と合流する。ほどなく芦見峠手前の首無地蔵への分岐点だ。左下方に芦見谷林道を見ながら進む快適な道だが、すぐに倒木や崖崩れが現れ、自然に戻る一歩手間のような道だ。積雪時や雨天の場合は芦見峠から細野方面へ下って、芦見谷林道を利用したほうが安全だ。やがて林道と並行する地点で道は消滅するので、芦見谷を渡渉して林道へ出る。しばらく林道を進むと終点に到達して山道に入る。谷を何回か渡渉しつつさかのぼり、竜ヶ岳への道を右に見送りさらに進むと竜の小屋だ。きょうはご主人は不在らしい。ここから始まる林道を少し登り、表示に従って右の小道へ入り10分ほど進むと首無地蔵だ。比叡山から京都市街が見渡せるが霞んでいるのでいまいちだった。

(越畑の右の道を真っ直ぐ登る)   (芦見峠越えの入り口)     (立派な峠越えの道)

       (芦見峠)        (多くの倒木のある間違い道)   (やっと尾根道に合流)

    (明るい尾根道)         (ウバメガシの道)         (三頭山三角点)

(三頭山近くの鉄塔からの絶景) (初めは立派な芦見谷道)  (崖崩れと倒木の多い芦見谷道)

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  (美しい杉林の芦見谷道)     (渡渉して林道に合流)       (芦見谷林道)

     (芦見谷林道終点)    (何度の渡渉して谷をのぼる)      (竜ヶ岳分岐)

 首無地蔵から殆ど雪のない尾根道をなだらかに登る。いままで誰とも逢わなかったが、休日とあって登山者の姿も多くなり挨拶を交わすのに忙しい。きょうは愛宕神社を割愛し、愛宕山林道手前から三角点へたどり着いた。この辺りは林道にも雪が残っているのでスリップ注意で歩く。竜ヶ岳分岐を過ぎると、竜ヶ岳やP917の向こうに地蔵岳が尾根伝いに見えている。この辺りは朝方から雲に覆われていたが、そのときに出来た氷晶が日に映えて素晴らしかった。樒原(しきみがはら)への分岐を過ぎ、尾根伝いに地蔵山へ向うなだらかな疎林帯の尾根道にも霧氷の花が木々に咲いて幻想的だった。P917の反射板近辺では展望が楽しめるが1等三角点の地蔵岳は木立の囲まれて視界ゼロだ。山頂から芦見峠の方向へ少し下ると地蔵のある越畑分岐だ。下山は、雪に隠れた踏み跡を何とかたどって展望抜群の高圧線鉄塔に着いた。2本目の鉄塔を過ぎた辺りで尾根が広くなり、探せどテープもわからず、無理やりやぶこぎ下山し、途中で正規の道に合流して下山した。この道は地図にはなかったが、宕陰小学校前のバス停から5、60メートルほど嵯峨方向へ進むと谷があって2軒の家屋がある。この沢に沿って登ると地蔵山だ。登山口には何の表示もない。
 清滝や水尾など表から登る愛宕山はいつも大勢の登山者で賑わっているが、越畑など裏からは淋しげな道が多い。静かな山行を楽しむには裏愛宕がお勧めだ。きょうは、山頂付近にたいした積雪もなく、綺麗な霧氷を楽しむことができたのが幸いだった。


      (竜の小屋)            (首無地蔵)         (愛宕山へ続く尾根道)

 (京都を背景に愛宕山三角点) (雪の残る山頂付近の林道)       (竜ヶ岳分岐)

            (愛宕山三角点から比叡山〜京都市街を望む)

   (愛宕山林道から竜ヶ岳)   (愛宕山林道から地蔵岳)    (樒原分岐の杉古木)

    (明るい尾根道)            (輝く霧氷)           (明るい尾根道)

 
     (P917反射板)          (地蔵岳)            (地蔵岳三角点)

   (越畑分岐点の地蔵)      (霧氷の道を下る)       (鉄塔から神吉方面を望む)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山1
・2万5千分の1地形図  京都西北部、亀岡、殿田、周山

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