ポンポン山(678.9m)

 

★ひとこと   「空谷橋から福寿草を求めてポンポン山経由老ノ坂峠へ」

ポンポン山の福寿草

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★行った日   2006年3月14日(火)  曇一時晴後にわか雪   単独
          
★コース

JR高槻駅7:53(高槻市バス)=8:25空谷橋8:28→見晴し尾根9:06→東海自然歩道出合9:30→9:53(678.9m)ポンポン山10:00→リョウブの丘10:12→福寿草自生地10:27→ツツジの丘10:53→出灰分岐10:58→11:13大原野森林公園案内所11:20→高圧線鉄塔11:42→超高圧線鉄塔11:54→外畑出合11:57→(642m)淳和天皇陵12:11→林道分岐12:28→(568.1m)大暑山三角点12:47→西山グランド12:58→無線中継所裏13:17→首塚13:36→13:47老ノ坂バス停13:48=14:14阪急桂駅14:17=阪急高槻駅14:37

 一時的に冬型気圧配置に戻ったが早春の象徴、福寿草を求めて近くのポンポン山へ出かけた。今はあまり使われていない空谷橋ルートから登った。空谷橋バス停から数十メートル高槻方向へ戻った所が登山口だ。山側の鉄条網の石垣が切れた所だが登り口の表示はない。急な斜面に丸太階段が延々と続き、所々階段が砂に埋もれている。30分も登ると急斜面は終わり出灰(いずりは)から田能(たのう)方面が見渡せる尾根だ。薄っすらと白くなっているなだらかな支尾根を30分も進むと、本山寺方向から来ている東海自然歩道に合流する。合流点にも空谷橋の表示はないが、自然歩道から丸太階段が伸びているのですぐわかる。このコースは途中に一切の表示はなく、また、空谷橋からの急な登り道が所々で不明瞭になっているので要注意だ。合流点からなだらかな立派な尾根道を30分も歩くとポンポン山山頂だ。山頂は最近に整備されたようで綺麗になっている。あいにく今日は見通しが悪く京都市街も大阪方面も白くぼやけていた。
 誰もいない山頂をあとにして出灰方向の表示通りに下り、すぐに西尾根と小さく書かれたプレートに従って右の尾根道を進む。リョウブの丘を過ぎて山頂から30分ほど進むと両側にロープの張った小道が右に分かれている。ここを下ると福寿草自生地の谷間だ。藤原岳ほど規模は大きくないが、市街地の近くにこのような自然が残っているのがポンポン山のいい所だ。最盛期には大原野森林公園の巡視員の方が常駐されており、見学申込書を提出して回遊路に入った。一方通行の回遊路で西尾根道まで戻り、ツツジの丘を過ぎ出灰分岐から大原野森林公園の森の案内所へ続く道を下った。この辺りには谷筋へ入る道が沢山あるが、夫々の分岐点には自然保護のために立ち入り禁止の掲示がこまめにされていた。

 
 (空谷橋から高槻方向へ戻る)  (石垣の切れ目が登山口)     (立派な丸太階段)

    (所々崩れた石段)    (見晴らし尾根から田能方向)     (なだらかな尾根筋)

   (開けた尾根を行く)     (右から東海自然歩道へ合流) (なだらかな自然歩道を行く)

    (リョウブ?林を行く)     (改良整備された頂上)    (左は出灰、右は西尾根道)

 
  (西尾根の明るい尾根道)      (リョウブの丘)           (福寿草群落)
 
 (群落の保護厳重な遊歩道)      (ツツジの丘)           (出灰分岐)

 公園案内所をでて舗装道路の向かい側に小塩山の登り口がある。登山道表示はない。少し進むと右の谷道と左の尾根道とに分かれており、小塩山の表示のある尾根道を登った。すぐ下の外畑に変電所があるせいか多数の高圧電線が交錯している地域だ。高圧鉄塔を過ぎ尾根道を登りきると外畑からの道と合流する。なだらかな道を進むと小塩山最高点の淳和天皇陵がある。付近を探したが三角点は見つからなかった。JRや阪急からもよく見える小塩山中継所アンテナの下を通り、金蔵寺の標識通りに下り、2回目に交わった舗装林道を左へ下る。
 しばらく下ってから林道分岐を左へ入り、右翼の道場のような建物の前を通って山道に入る。しばらく尾根道を進むが、バイク乗り入れ禁止の立て札がたっているにも拘らずこの辺りからバイクのわだちが目立ち始め道がぬかるんでくる。西山団地から乗り入れてくるようだ。尾根の左に鉄塔があり、その奥の小高い丘になっている所が大暑山三角点だ。視界はない。山を下ると西山グランドを通り、西山工業団地を通過する。工業団地の北側の空き地を北に進んだが道がなくなったため、すぐ右の中継所アンテナに通じている道路へ出る。大枝の山中継所の手前から右横の迂回路へ入り中継所の金網に沿って進み、右奥角から右下へ伸びている山道を通り越して、次の右へ下る道に入る。角の木に小さく首塚の表示がかかっている。急なやせ尾根を下ると、やがて右下に大きな焼却場の建物が見えてくる。そのまま尾根を下ると笹原にでてから林道に飛び出すので右へ下る。逆に登る時には判り難いが近くの木に小さく「団地」の表示がぶら下がっている。2百米ほど林道を下ると柵があって旧山陰街道へ出る。「従是東山城国」と書かれた石碑があるので逆に来た場合はここを曲がるとよい。すぐ先には酒呑童子の首塚がある。亀岡方向へ少し戻り、竹薮の所を右折して下るとR9へ出る。京都方面へR9を少し下ると歩道橋がありその渡った先が老ノ坂バス停だ。幸運にもバス停に着くと同時にバスが来て、桂から阪急で帰阪した。
 朝方は日のさす場面もあったが、昼前からみぞれ交じりの雪が吹きつけ景色を見ることもかなわない一日だった。しかし、お目当ての福寿草が見れて満足の山行だった。

 
 (分岐から公園案内所へ下る)     (公園案内所)         (小塩山登り口)
 
(小塩山登山道は高圧線の巣)    (リョウブの小道)          (淳和天皇陵)

(JRからも見える小塩山中継所)  (金蔵寺への下り道)        (林道分岐点)

   (大暑山へ続く尾根道)        (大暑山三角点)        (西山グランド)

  (大枝の山中継所横迂回路)   (やせ尾根の下り急斜面)   (やせ尾根の下り急斜面)

   (やせ尾根の取り付き点)         (首塚)        (大枝の山へ向かう分岐点)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)空谷橋〜ポンポン山〜小塩山                 (2)小塩山〜老ノ坂峠


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  法貴、京都西南部

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