★ひとこと 「初夏の芦尾谷、ツボクリ谷から皆子山を経て寺谷へ」
芦尾谷の古い木橋
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★行った日 2006年6月20日(火) 晴一時曇 単独
★コース
高槻5:03(名神、湖西道路、R367)=6:18芦尾谷口6:33→発電所6:45→林道終点6:52→芦火小屋7:04→ツボクリ谷出合7:04→8:08谷分岐(トチノキ)8:33→9:13(971.5m)皆子山9:28→大岩9:46→沢道・巻道合流10:08→倒壊小屋10:14→寺谷出合10:33→平バス停11:03→芦尾谷口11:26(R367、府道、R171)=高槻13:30
夏至も近づくと大阪でも30度を越える日が続き、近郊の低山は暑いので午前中に下山できるように早朝出発だ。きょうは渓流の美しい皆子山に向かう。R367の坂下トンネル手前から安曇川沿いに旧道を少し戻ると芦尾谷口だ。芦尾谷林道出合付近の道端に駐車する。
○芦尾谷〜皆子山
足尾谷林道を入るとすぐに土砂崩れが道をふさいでいるので乗り越えて道なりに進む。発電所の貯水池を過ぎるとほどなく林道終点だ。すぐに丸木橋を渡り、3年前からある苔むした木橋をこわごわ渡るなどして谷をさかのぼる。左下の芦火小屋を過ぎる辺りから以前かかっていた丸太橋が流出した所も多くなり、谷を渡渉しながら、右岸、左岸とテープを拾いつつ進む。以前は標識があったので認識できたが、今回は表示もなく知らぬ間にツボクリ谷へ入ってしまった。
しばらく進むと落差数メートルの滝が現れ、滝の上を渡って左岸の岩壁をトラロープを頼りに登る。何回も渡渉しながらツボクリ谷を登るとトチノキの大木があり、広場もあるので休憩の適所だ。登山道はここから左の急な小さな谷筋を登るが、直進のツボクリ谷にもテープがあったので少し登ってみたが、ヤバそうなので引き返した。急斜面の谷が尽きると急な灌木林をジグザグに登り、笹原になるとすぐに皆子山三角点だ。細長い広場の山頂から東北方向の視界だけが開け、武奈ヶ岳が見えていた。
(芦尾谷林道の土砂崩れ) (発電所) (立派な丸木橋)
(足下の芦火小屋) (頻繁に丸太橋を渡る)
(ロープを頼りに渡渉)
(小滝上を渡り右崖を登る)
(谷分岐点のトチノキ大木) (V字谷を登る)
(大岩) (急な谷を上り続ける) (急傾斜の谷源頭を登る)
(灌木林が現れる) (皆子山) (山頂から武奈ヶ岳(左))
○皆子山〜寺谷
山頂広場から南へ笹原をわけて進むと、本コース唯一見晴らしの良い笹原だ。権現山?や蓬莱山が見えている。急斜面を下ると急な杉林に入り、ジグザグに下ってから小さな谷筋を倒木を越えながら下る。寺谷源頭だ。谷をそのまま下ると大岩が道をふさいでいるので山側の隙間を通って谷水に浸かりながら下ると、山頂の笹薮で別れた巻道との合流点だ。表示によれば山頂まで巻道は2キロ、沢道は1.3キロだが沢道は急坂が続き、上り所要時間はどちらも60分らしい。半壊した小屋のそばを通り流れの太くなった寺谷に沿って下り、杉林に入ると間もなく寺谷出合だ。丸太橋で安曇川を渡ると林道に出る。林道を道なりに下るとR367と合流し、平バス停だ。なお、この林道はR367合流点付近に鎖ゲートがあって一般車は入れない。すぐにR367から分岐している旧道に入り安曇川沿いに下ると、寺谷出合から約1時間の林道歩きで芦尾谷口だ。
帰りはR367で大原を経て京都市内を通りR171で帰阪した。台風や豪雨被害のため荒れていたが危険地点にはロープが張られテープもこまめにあるので、安全に瀬音と緑を楽しむことができた。京都北山らしい落ち着いた渓谷美を愛でた半日だった。
(笹原の下山道)
(すぐに杉林の急斜面を下る) (寺谷源頭)
(寺谷の大岩) (寺谷の中を下る) (沢道・巻道合流点)
(寺谷出合で安曇川を渡る) (寺谷橋から安曇川)
(平へ続く林道)
ウツギ(ツボクリ谷) ガクウツギ(ツボクリ谷) コアジサイ(ツボクリ谷)
?(寺谷) ヒトリシズカ(寺谷) ?(寺谷)
ヌマトラノオ?(平へ続く林道) ?(平へ続く林道) ?(平へ続く林道)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山2
・2万5千分の1地形図 花背
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