★ひとこと 「上多古から正規の道なき急坂の勝負塚山へ」
尾根筋から見た勝負塚山ピーク
★行った日 2006年9月9日(土) 晴後曇 単独
★コース
高槻4:46(近畿高速、西名阪)=柏原IC(県道、R309、R169)=7:10上多古林道登山口(赤い橋)7:17→水道取水施設→水平道分岐8:04→8:58休憩9:04→9:24見晴し尾根9:29→10:46(1245.8m)勝負塚山11:05→見晴し尾根→水平道分岐12:17→水道取水施設12:37→12:44上多古林道登山口(赤い橋)12:58(R169、R309、県道)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻15:50
明日から当分ぐずついた天気が続くらしいので真夏並みの蒸し暑さのなかを大峰山系にでかけた。めずらしく澄み切った星空と満月におくられて出発、近畿高速から生駒山系の輝く稜線を眺めながら南下。朝日に輝きだした二上山から大和葛城山や金剛山の山麓を通り下市から大台方面へ向かう。上多古バス停を右折して上多古川に沿って進み、途中で上松方面を左に分けてしばらく進むと赤い橋がある。ここが登山口だ。橋のそばには1台しか止められないが数十メートル手前に道幅が広くなっているので数台分の駐車スペースがある。
上多古川の赤い橋を渡り、伊坪谷の右岸につけられた山道を進むと水道取水施設がある。施設の裏側に平地があり、そこに小さな表示と赤テープがあるので杉林の急坂に入り込む。すぐになだらかな上り坂となると間もなく丸太橋の落ちた沢だ。沢にかかる一本の丸太を頼りに沢を渡り、少しザレ場をよじ登ると意外に広い立派な山道に出る。しばらく進むと丸太橋の落ちた高さ1メートル位の岩場がある。足場がなくて登れないので右を巻いてよじ登る。そのまま伊坪谷の右岸の道を進むと、左側に赤テープのついた急坂の登り口が現れるのでそこを登る。広い道をうっかり直進しないように注意が必要だ。
ここから杉林中の急登だ。展望がないので猛烈に汗をかきつつただ黙々と登るだけだ。岩稜を避ける所など、所々で道が不明瞭になるが赤テープを探しながら登ると間違いない。手がかりの少ない急坂のザレ場も越え、やがて薄暗い杉林を抜けて明るい尾根の尾の見晴しのよい所へ着く。真正面に白鬚岳が見えている。ここからは倒木の多い石楠花とアセビの茂る狭い尾根筋を登る。登り易い所に赤テープがあるのでこれを拾っていけば良い。狭いスペースの三角点のある山頂まで急登が続く。山頂の西南方向が切り開かれており、山上ヶ岳が見える筈だが雲の中だ。しばらくガスがとれるのを待ったが、真上に黒雲がでだしたので往路と同じ経路で下山した。
真夏並みの蒸し暑さの中の急登に次ぐ急登がこたえたらしく、滝のごとき汗をかいて登り途中でばててしまった。そのため尾根の尾辺りからは数十メートル登る毎に休憩しながら登る始末だった。僕にとって真夏の低山は鬼門だ。ばてばてになったため、昼過ぎには下山して早々に帰宅した。
(上多古登山口) (水道取水施設) (壊れた丸太橋の沢渡り)
(立派な水平道) (丸太橋の落ちた所) (水平道分岐)
(北側山脈の天狗岩?) (尾根を登る)
(植林帯を登る)
(尾根の急坂)
(アセビと石楠花の尾根) (上多古の集落と白鬚岳)
(尾根から白鬚岳を望む) (石楠花の道)
(勝負塚山三角点)
★道端の花
スズムシバナ(取水施設) マルミノヤマゴボウ(水平道) カクレツリフネソウ(登山口)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大峰山脈
・2万5千分の1地形図 洞川
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