(快適な草原もある) (草原から鉄山を見下ろす) (目印のない針葉樹林を進む)
(修覆山へ登る急坂) (修覆山頂上?は小ケルンのみ) (修覆山から頂仙岳を望む)
(唐桧の倒木帯に入る) (倒木越えに難渋する) (弥山頂上)
(八経ヶ岳) (オオヤマレンゲの鹿害防御柵) (オオヤマレンゲは葉のみ)
(八経ヶ岳へ登る奥駈道) (八経ヶ岳山頂) (山頂から頂仙岳を望む)
山頂から奥駈道を明星ヶ岳の手前まで下り、川合方面の案内表示に従って右へ分岐する。針葉樹林帯を抜けると、林床の緑の背の低いシダ類と疎林のコントラストが庭園の様な場所を通る。しばらくなだらかに下って登り返した所が見晴し抜群の尾根の尾だ。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳が並んで連なっている。すこし登ってから下ると弥山から川合へ通じている道に合流する。しばらく川合方向へ下ると尾根道から頂仙岳の山腹を通る道に入る。ここから頂仙岳へ取り付く。
道なき道を小さなブッシュや木々をかき分けて登りだした。無論、テープなどの目印は皆無だ。標高差50〜60メートル位なので軽く考えて遮二無二登り、山頂近くの岩の絶壁を巻いて急坂を越え、やっと山頂にたどり着いた。三角点のある山頂は小木がまばらに生えた小さな長方形の空地で展望はない。下山が問題だった。元に戻ったつもりだったが絶壁の上に出てしまい、元に戻って別の方向へ下ったが見慣れない倒木ばかりで道が現れなかった。小1時間、頂仙岳中腹の岩場と倒木と谷間をうろうろしたあげくやっと川合方向へ続く道に下りることができた。反省点は、GPSは高精度で現在地点を特定することができず、登ってきたルートに復帰できなかった。特に、絶壁の近くや木々が茂っていると特定誤差範囲が広くなり、最悪、通信不良になる。面倒でも登る際にテープを付け下山時にそれを取り去る注意力が必要だった。結果論からいえば、頂仙岳へ登るときは北側(弥山側)から登ると岩場があるので南側(川合側)から登る方がなだらかで判りやすいと思われる(山頂付近は未確認)。コル(なべの耳)から約100メートル弥山側に登った所から左の尾根に取り付くと良い。
川合方向になだらかに下ると大木の広葉樹がまばらに生えている広いコルに着く。表示はないがここが熊渡分岐だ。右側の数十メートル先に派手なテープを幹に巻きつけた木が目印だ。右に曲がった後は踏み跡が殆ど消えているので忠実にテープを拾いながら斜面を斜めに九十九折れで下る。ある程度下ると、しっかりした道となりどんどん下れば熊渡に続く林道始点にたどり着く。ここから2時間の林道歩きを覚悟していたが、幸運にも双門滝方向から帰ってこられた登山者と逢い、車で大川口まで送って頂いた。
毎水曜日は洞川温泉がお休みのため毎木曜日休業の天ノ川温泉で汗を流していつものコースで帰阪した。きょうは往復とも始めてのコースだったが多少トラブルがあったが最高の晴天の恵まれて存分に景観を楽しむことができた。鉄山縦走について、ガスった時にはテープや踏み跡不在で広い尾根のある鉄山と弥山間は危険だ。また、GPSは万能ではなく広い空間で現在地点を特定して進行方向を定めるには絶好の道具だが、電波の届きにくい岩壁などでは誤差範囲が大きくなり細密なルートを戻るには適さずテープなどの目印が必要だ。
(八経ヶ岳山頂から東南を望む)
(八経ヶ岳山頂から東北を望む)
(八経ヶ岳から下る奥駈道)
(明星ヶ岳の草原化した唐桧林)
(奥駈道から川合へ下る分岐)
(針葉樹林をなだらかに下る) (庭園の様な疎林帯) (庭園の様な疎林帯)
(弥山から川合へ下る道へ合流) (広い道が続く) (頂仙岳の道なき道)