三池岳(971.8m)釈迦ヶ岳(1092.2m)

 

★ひとこと   「八風橋から中峠を経て釈迦ヶ岳と三池岳へ」

稜線から釈迦ヶ岳を望む

★行った日   2006年11月29日(水)  曇一時晴  単独
        
★コース

高槻5:17(名神、R421)=6:58八風谷橋7:09→八風谷堰堤7:22→八風峠分岐7:33→林道終点8:02→9:00中峠9:08→風南峠9:20→10:09(1092.2m)釈迦ヶ岳10:21→風南峠11:04→中峠11:14→八風峠11:30→石榑峠分岐11:46→(971.8m)三池岳11:48→11:45石榑峠分岐12:00→八風峠12:13→八風谷渡渉13:30→八風峠分岐13:36→13:53八風谷橋14:03(R421、R307、名神)=高槻17:25

 前回に引き続いて鈴鹿中部だ。八日市ICからR421を石榑(いしぐれ)峠方面へ向かい八風谷橋の林道入口付近に駐車する。今年は雨が少なく永源寺ダムの水位が大幅に下がり、湖底に沈んだ佐目集落の立ち枯れた木々が墓標のように林立していた。
 林道の閉じられたゲートの横の箱へ登山届けを入れて出発。キャンプ場横の立派な舗装林道を進むとすぐに八風谷砂防堰堤前の橋を左岸へ渡る。八風谷橋から30分も進むと八風峠への登山道入口表示があるがそのまま林道を直進する。さらに30分も進むと峠に至り、峠から地道になった林道を少し下ると終点だ。林道終点正面の入口にある目印テープを頼りに薄暗い杉林に入り込む。しばらく進んで現れた谷筋をテープに従って登ったが途中で目印がなくなってしまった。GPSで確認すると北へ向かう間違った谷を登っていたので元へ戻り東へ向かう正しい谷筋を登った。谷の分岐地点が倒木でふさがれていたのでテープを見落としたらしい。あとは谷筋の岩につけられたペンキマークやしつこいほど現れる赤テープがあるので間違うことはない。時たま渓流の岩角登りがあるが、落葉広葉樹の枯葉に覆われた庭園のような谷間が主体の楽しい登りだった。笹原の灌木林が現れると中峠だ。


  (八風谷橋の林道入口)      (八風谷堰堤前の橋)       (八風谷堰堤)

    (立派な舗装林道)       (八風峠登山道入口)         (林道終点)

   (中峠への登山道入口)     (間違って入った谷筋)    (倒木でふさがれた右の谷へ)

    (杉林の斜面を巻く)     (谷筋には赤ペンキマーク)    (明るい灌木林を行く)

   (矢印通りに谷を登る)     (笹原が現れると中峠は近い)         (中峠)

 朝方は尾根筋が雲に覆われていたため、笹が露で濡れていたので中峠でスパッツをつけ笹原の稜線を南下した。比較的風が強く御池岳がやっと見える程度の視界しかなかったが、稜線漫歩は値千金だ。アップダウンを続けながら次第に高度を上げ中峠から約1時間で釈迦ヶ岳だ。灌木に囲まれた山頂は狭く、東側のみ視界が開けている。次は三池岳へ向かうべく元来た稜線を中峠へ戻った。

  (釈迦ヶ岳へ続く稜線を行く)     (稜線を振り返る)       (笹原とツツジ科の木々)

(イワカガミの葉が光る雑木林)    (釈迦ヶ岳三角点)        (釈迦ヶ岳山頂)

 (釈迦ヶ岳から八風キャンプ場)  (調査中の灌木2次林)      (三池岳へ続く尾根道)

 
                    (尾根稜線より北方を望む)

       (三池岳)             (中峠)          (中峠から三池岳へ向かう)

 
 中峠から八風峠を経て最後のハゲ斜面を登ると三池岳と石榑峠との分岐点だ。三池岳の標識はこの分岐点に建っている。三池岳三角点は100メートルほど東にあるがブラインドなので360度視界良好な分岐点が休憩のポイントだ。風の当たらない岩陰で休憩後、八風峠まで戻り下山を始めた。正規ルートは八風峠の少し北から下るのだが鳥居の所から下った。落葉に埋まったV字溝を強引に下ると台地にでてここで正規のルートと合流した。しばらくテープに従って下ったが途中でテープがわからなくなり、谷につかず離れずの状態で下った。GPS軌跡では殆どがルート通りに下ったように見えるが、実態は目印のない灌木林や谷筋を渓谷に沿って下った。相当下流に来てから右岸に道をみつけて正規ルートに戻った。ブッシュがないのでルート以外でも歩くのには困難さはない。仙香谷赤坂谷分岐を左に分け、八風谷に沿って下る。砂防堰堤で渡渉可能な地点があったので谷を渡り林道へ出た。しかし、すぐ下流に林道へ出る正規ルートがあったので最後まで右岸を下った方がよい。林道を下ると八風橋はすぐだ。
 帰途、早かったので、政所の日本コバと君ヶ畑の天狗堂の登山口を確認後、R307で信楽経由瀬田西ICから帰阪した。きょうの山歩きは上り下りとも整備された登山道ではない不明確な箇所のあるルートだった。当初、八風峠ルートより中峠ルートの方がわかり難いと思っていたが、後者のほうが素直なルートだった。谷筋では一人の登山者にも逢わず静かな山行が楽しめたが、尾根筋では2組の登山者に逢っただけで風が強く見通しもあまりきかなかった。

       (八風峠)             (八風峠)       (三池岳から尾根道を振り返る)
 
                (石榑峠分岐から北方を望む)

   (石榑峠分岐)           (三池岳三角点)       (尾根から東北の養老山塊)

 
(八風峠からの間違い谷を下る) (灌木帯で登山道に出合)    (谷に沿って勝手に下る)
 
   (やっと登山道が出現)     (ひたすら谷筋を下る)    (砂防堰堤で八風谷を渡渉)
 
★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  竜ヶ岳、御在所山

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