摩耶山(702m)六甲山(931.3m)東お多福山(697m)

 

★ひとこと   「市ヶ原から摩耶山を経て縦走路散歩で六甲、東お多福山へ」

摩耶山の天狗道岩場から淡路島を望む

★行った日   2007年1月4日(木)  晴一時曇  単独
        
★コース

JR高槻駅6:38=JR三宮駅7:30→新神戸駅7:56→布引展望所8:10→布引ダム堰堤8:25→市ヶ原8:44→ハーブ園分岐9:05→縦走路合流9:13→学校林道分岐9:34→反射板9:55→(702m)摩耶山→10:27掬星台10:42→三国池11:36→ダイヤモンドポイント11:53→地獄谷ルート分岐12:08→12:34記念碑台12:45→石切道分岐13:07→凌雲台13:15→極楽茶屋13:26→(931.3m)六甲山13:59→一軒茶屋14:05→石宝殿分岐14:16→土樋割峠14:42→(697m)東お多福山14:52→雨ヶ峠15:08→風吹岩15:43→高座ノ滝16:15→阪急芦屋川駅16:34=阪急高槻駅17:21

 今年の初登りは1月にしては暖かい好天にさそわれて都会のオアシス、六甲山だ。この所すっかりご無沙汰している電車に乗り、スマートな姿の通勤客に混じって場違いな格好で三宮におりたった。
 三宮駅前からフラワーロードの美しい街並みを眺めながら山手方向へ進むと30分ほどで新神戸駅だ。生田川に沿って駅の下を抜けると、布引から市ヶ原へ向かうハイキング道になる。正月の怠惰な気分が抜けきっていない身体に鞭打ってコンクリートの坂道を登ると、眼下に市街が俯瞰できる布引展望所に着く。きょうは布引の滝をパスして谷沿いに遊歩道をさかのぼると耐震改装工事が完成した布引ダムだ。静かな湖面の縁沿いに進み、山の間にわけ入るとほどなく山道の十字路、市ヶ原に着く。左は縦走路の須磨方面、右は摩耶山から宝塚、直進は植物園へ向かうトエンティークロスだ。摩耶山へは幾つか道があるが今回はハーブ園の手前を通る道を登る。天狗道よりなだらかに登ると数輪が咲いているヤブツバキの林を通る。横手にハーブ園の洒落た建物を林間に眺めながら進むと見晴らしの良い高圧鉄塔に着く。そのすぐ先で縦走路と合流している。しばらく登り、右からの学校林道と合流して高度を上げると展望の良い岩場だ。数年前より周りの松が成長して少し眺望を妨げているが、右の明石海峡大橋の先に淡路島が浮かんでいる風景は特筆ものだ。もうひと登りすると三宮から約3時間で摩耶山掬星台(きくせいだい)だ。広場から神戸市街、六甲アイランド、ポートアイランドと空港島などが俯瞰でき、暗くなってからは夜景が素晴らしい人気スポットだ。


    (新神戸駅前)          (布引展望所から)       (改装成った布引ダム)

      (市ヶ原)           (自然にかえる石垣)     (ヤブツバキ群落の道)

  (縦走路合流付近の鉄塔)      (縦走路へ合流)          (学校林道分岐)

  (天狗道からポートアイランド)   (摩耶山アンテナ群)      (掬星台から六甲アイランド)

 掬星台を後にして少し下り天上寺の裏を過ぎて急なアゴニー坂を下ると車道に出る。しばらく車道を進み、右のノースロードの長い石段を登る。次の車道を横切って少し登ると三国池だ。この季節、例年では凍っているが、きょうは静かな鏡のような湖面に対岸の木立を映しだしている。縦走路に戻って少し先に行くと鏡餅を積み重ねたような三国岩が道路わきに鎮座している。別荘などが点在する林間の尾根道を進むと裏六甲が見渡せるダイヤモンドポイントだ。昨年まで、工事のため荒れ果てていたが綺麗に整地されており、きょうは数台の車が来てアマチュア無線を楽しんでいた。
 別荘地を縫いながら林間のノースロードを進むと自然保護センターのある記念碑台だ。六甲山小学校の前の車道を東進し、ゴルフ場を横切り、みよし観音を過ぎ石切道を右に分けウバメガシの林を登りつめると凌雲台だ。以前の回転展望台の跡地は綺麗に整地され、沢山のアンテナ群が林立している。以前はアンテナ群の下の谷間に猪や野良猫がたむろしていたが姿を見なかった。極楽茶屋から車道を何度か横切る道を上り下りしながら進むと六甲山頂だ。東南方向に市街地が広がり、はるか彼方に生駒連山が薄く展望できた。

        (掬星台)       (アゴニー坂から六甲山牧場)       (三国池)

       (三国池)      (ダイヤモンドポイントから裏六甲)   (ウバメガシの道)

      (記念碑台)           (神戸ゴルフクラブ)        (石切道分岐)

   (凌雲台のアンテナ群)   (車道と頻繁に交差する縦走路)     (六甲山頂上)

 
                   (六甲山から東南を望む)
 
 宝塚方面へ縦走路を進み、右へ分岐して石宝殿へしばらく進むと石仏の建つ広場があり、広場の右の隅に蛇谷北山の小さい表示があるのでそこを入る。尾根道を進み蛇谷北山を過ぎて下ると土樋割峠(どびわりとうげ)だ。直進して登り返すとなだらかな東お多福山山頂だ。見晴らしの良い広々とした草原が広がる気持ちのよい高原を過ぎ、左下にゴルフ場を見ながら下ると雨ヶ峠だ。ゴルフ場に沿って進み、湿地帯を過ぎ砂岩帯に入ると風吹岩だ。無人の風吹岩にはいつも野良猫が居ついている様だ。誰か定期的に餌を遣りに来ているのかも知れない。ここからロックガーデン中の少し厳しい下りが続くが梯子も設置してあり安全に下ることができる。高座ノ滝からは約30分ほど単調な舗装道路を芦屋川沿いに下ると阪急芦屋川駅に着く。
 きょうは季節外れの暖かさのせいか、都会近くのスポットのせいか沢山のハイカーに出逢う山旅?だった。六甲は何回も来ている山域だが来る度に新しい風にであえる楽しい所だ。

     (六甲山頂上)        (土樋割峠へ続く稜線)       (東お多福山)

   (東お多福山の草原)      (芦屋カントリークラブ)          (雨ヶ峠)

 
      (赤松の道)          (石ころの道)             (風吹岩)
 
                (風吹岩からロックガーデンを望む)
 
  (ロックガーデンを下る)     (ロックガーデンを下る)        (高座ノ滝)
 
★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)三宮〜摩耶山〜記念碑台〜六甲ゴルフクラブ


(2)六甲ゴルフクラブ〜六甲山〜東お多福山〜芦屋川

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  神戸首部、有馬、宝塚、西宮

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