掬星台を後にして少し下り天上寺の裏を過ぎて急なアゴニー坂を下ると車道に出る。しばらく車道を進み、右のノースロードの長い石段を登る。次の車道を横切って少し登ると三国池だ。この季節、例年では凍っているが、きょうは静かな鏡のような湖面に対岸の木立を映しだしている。縦走路に戻って少し先に行くと鏡餅を積み重ねたような三国岩が道路わきに鎮座している。別荘などが点在する林間の尾根道を進むと裏六甲が見渡せるダイヤモンドポイントだ。昨年まで、工事のため荒れ果てていたが綺麗に整地されており、きょうは数台の車が来てアマチュア無線を楽しんでいた。
別荘地を縫いながら林間のノースロードを進むと自然保護センターのある記念碑台だ。六甲山小学校の前の車道を東進し、ゴルフ場を横切り、みよし観音を過ぎ石切道を右に分けウバメガシの林を登りつめると凌雲台だ。以前の回転展望台の跡地は綺麗に整地され、沢山のアンテナ群が林立している。以前はアンテナ群の下の谷間に猪や野良猫がたむろしていたが姿を見なかった。極楽茶屋から車道を何度か横切る道を上り下りしながら進むと六甲山頂だ。東南方向に市街地が広がり、はるか彼方に生駒連山が薄く展望できた。
(掬星台) (アゴニー坂から六甲山牧場) (三国池)
(三国池) (ダイヤモンドポイントから裏六甲) (ウバメガシの道)
(記念碑台) (神戸ゴルフクラブ) (石切道分岐)
(凌雲台のアンテナ群) (車道と頻繁に交差する縦走路) (六甲山頂上)
(六甲山から東南を望む)
宝塚方面へ縦走路を進み、右へ分岐して石宝殿へしばらく進むと石仏の建つ広場があり、広場の右の隅に蛇谷北山の小さい表示があるのでそこを入る。尾根道を進み蛇谷北山を過ぎて下ると土樋割峠(どびわりとうげ)だ。直進して登り返すとなだらかな東お多福山山頂だ。見晴らしの良い広々とした草原が広がる気持ちのよい高原を過ぎ、左下にゴルフ場を見ながら下ると雨ヶ峠だ。ゴルフ場に沿って進み、湿地帯を過ぎ砂岩帯に入ると風吹岩だ。無人の風吹岩にはいつも野良猫が居ついている様だ。誰か定期的に餌を遣りに来ているのかも知れない。ここからロックガーデン中の少し厳しい下りが続くが梯子も設置してあり安全に下ることができる。高座ノ滝からは約30分ほど単調な舗装道路を芦屋川沿いに下ると阪急芦屋川駅に着く。
きょうは季節外れの暖かさのせいか、都会近くのスポットのせいか沢山のハイカーに出逢う山旅?だった。六甲は何回も来ている山域だが来る度に新しい風にであえる楽しい所だ。
(六甲山頂上) (土樋割峠へ続く稜線) (東お多福山)
(東お多福山の草原) (芦屋カントリークラブ) (雨ヶ峠)
(赤松の道) (石ころの道) (風吹岩)
(風吹岩からロックガーデンを望む)
(ロックガーデンを下る) (ロックガーデンを下る) (高座ノ滝)
★道端の花(花は殆どなし)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(1)三宮〜摩耶山〜記念碑台〜六甲ゴルフクラブ
(2)六甲ゴルフクラブ〜六甲山〜東お多福山〜芦屋川
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)