鉄塔から南へ尾根をたどり急坂を登ると杉林の中の編笠山だ。頂上から丸太階段を下ると美しい岩湧の森を通って、滝畑と岩湧寺を結ぶ加賀田滝畑林道に出合う。左へ林道を少し下ると岩湧山登山口がありそのすぐ下が樹齢数百年の杉巨木の茂る岩湧寺だ。お寺の前に駐車場があり、ここから短時間で行ける岩湧山へ登る人が多いようだ。山頂へは急坂の道といわわきの道があり、急坂の道を利用したが明るいコナラ、ミズキ、松などの茂る丸太階段の登り易い道だ。途中で岩湧自然保護団体の方と一緒になり、岩湧の樹木などについて丁寧に説明していただいた。特に、岩湧にブナはなく若木が数本生えているだけらしい。杉植林帯でダイトレと合流し、主稜線を一旦下ってカヤト原を登り返すと岩湧山頂上だ。特徴的なカヤトの茂る山頂付近からは一望千里の絶景だ。
(鉄塔そばの一徳防三角点) (鉄塔から編笠山、岩湧山) (編笠山)
(岩湧山登り口)
(明るい雑木林を登る) (ダイトレ出合は杉林)
(ススキに覆われた岩湧山) (金剛山は雲の中) (いわわきの道、岩湧寺分岐)
しぐれ雲に隠れた金剛山を見ながら山頂を下り、杉植林帯を尾根伝いに東進するダイトレをたどって紀見峠へ向かった。五ッ辻、根古峰、三合目と殆ど杉林中のブラインドの道だ。三合目で紀見峠駅への道を右に分け丸太階段の長い急坂を下る。水の枯れたボ谷ノ池のほとりを通り天見への道を左へ見送り、峠を一つ越えるとやっと紀見峠だ。峠から道標に従って龍門山を正面に見て30分も下ると紀見峠駅だ。
きょうは岩湧山付近では雪しぐれの生憎の空模様だったが、人気の山域の日曜日とあって沢山の人々が行きかっていた。南葛城山への分岐点から紀見峠までダイトレ未踏区間だったので遠回りしたが、特に見るべきものもないので普通は天見か紀見駅へ途中から下った方が良い。きょうのコースでは二ノ坂峠から一徳防三角点までの落葉絨毯の尾根道が快適だった。
(岩湧山頂上から西北を望む)
(ダイトレは植林帯が多い) (五ッ辻) (根古峰)
(延々と続く下り丸太階段) (三合目分岐点) (ボ谷ノ池)
(紀見峠) (峠道から龍門山方面) (紀見峠駅)
★道端の花(花は殆どなし)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(1)南青葉台〜一徳防山〜岩湧寺
(2)岩湧寺〜岩湧山〜紀見峠
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)