五台山(654.6m)鷹取山(566.4m)愛宕山(570m)五大山(569.2m)

 

★ひとこと   「香良から五台山を経て展望尾根で五大山、白毫寺へ」

五大山から五台山、小野寺山、鷹取山(左から)を望む

★行った日   2007年1月21日(日)  曇一時晴  単独
        
★コース

高槻6:31(府道、R477、R372、R176)=8:33岩滝寺駐車場8:41→独鈷滝8:52→一ッ岩9:19→小峠9:32→稜線出合9:53→9:59(654.6m)五台山10:14→稜線出合10:18→10:24(645m)小野寺山10:27→11:02(566.4m)鷹取山11:16→美和峠11:25→烏帽子山分岐11:38→(570m)愛宕山12:00→12:18(569.2m)五大山12:37→エルム分岐13:03→白毫寺13:24→エルムセンター13:55→車道終点14:05→美和峠14:40→独鈷滝15:05→15:13岩滝寺駐車場15:17(R176、R372、R477、府道)=高槻17:23

 南海上にある前線があまり北上せず日本海の高気圧にゆるく覆われているので、久しぶりで北方へ出かけた。篠山から新しく開通した鐘ヶ坂トンネルを通って氷上盆地に入ると丹波名物の朝霧に覆われていた。山の中腹から眺めると雲海の上に山が点在しているさまが美しかった。R176から県道に入り香良口から独鈷ノ滝の表示に従って右折、広い岩滝寺駐車場に止める。
 岩滝寺の境内を抜け独鈷ノ滝から急な石段を登ると浅山不動尊だ。岩の割れ目にお堂がはめ込まれているようだ。美和峠への道を右に分け岩稜を登り、谷沿いに崖を過ぎると二股だ。左の谷に沿ってしばらく杉林を登り、一ッ岩と称する巨岩のところからジグザグに急斜面を登る。支尾根の小峠では、木の間から雲海に覆われた氷上盆地が眺められた。小峠から杉林を登ると五台山と小野寺山をつなぐ稜線に出て、左へ少し登ると文殊菩薩が建っている見晴らしの良い五台山頂上だ。霞がかかり遠望はきかなかったが、雲海が消えつつある氷上盆地やこれから越える五大山までの稜線が美しかった。


   (岩滝寺駐車場付近)        (岩滝寺入口)           (岩滝寺)

      (独鈷ノ滝)           (浅山不動尊)         (崖に沿って登る)

   (二股で左の谷を登る)       (谷に沿って登る)           (一ッ岩)

         (小峠)             (稜線出合)            (五台山頂上)

 
                   (五台山から西南を望む)

 先ほどの稜線を戻り、シャクナゲの茂る尾根を進むと展望抜群の小野寺山山頂だ。方位板もあり西南方向を中心として270度の景観が楽しめる。空気が清んでいればまさに但馬、丹波、丹後の山々の展望台だ。「水分界の径」の表示に基づき山頂から急な尾根を下る。明るい自然林と落葉の稜線を進み、最後に急坂を登ると鷹取山だ。ここも展望抜群だ、東に勅使の集落とそれを囲む山々が眼下に広がり、東南には五大山から白毫寺に続く山脈が連なっている。
 急な尾根道を下るとすぐに美和峠だ。右は独鈷ノ滝、左はエルム市島、直進は五大山に通じている十字路だ。ここを直進して灌木の稜線を進み、最後にフィックスロープもある岩稜の急坂を登ると祠のある愛宕山だ。本場の愛宕神社の遥拝所もある。ここから眺める氷上盆地は、海上に島々が浮かんでいるような趣だ。

  (シャクナゲの尾根を行く)      (小野寺山頂上)        (急坂の尾根を下る)

   (自然林の尾根を行く)      (急坂の尾根を登る)         (鷹取山頂上)

 
                    (鷹取山から東を望む)
 
                   (鷹取山から東南を望む)

  (照葉樹林の尾根を行く)       (美和峠の十字路)       (灌木の尾根を行く)

(ロープのある急坂尾根を登る)     (愛宕山の祠)         (愛宕神社遥拝所)

 
 険しい岩稜を巻いて鉄塔の建つコルまで下り、エルムへ下る道を左に分けて直進すると五大山山頂だ。山頂は狭いが尾根の先端にある白毫寺三角点からはさえぎるもののない見晴らしが楽しめる。振り返ると越えてきた尾根筋の先に五大山と小野寺山が双耳峰のように並んでいる。ここから白毫寺に向かってブラインドの尾根筋を下る。途中、水郷池の見える辺りでエルムへ下る道を左に分ける。ここからあまり歩かれてないらしく急に多くなった倒木を越えたり、わかり難い踏み跡やテープを探しながら白毫寺の横へおりたった。立派な伽藍に手を合わせ、単調な車道をエルムへ向かった。エルム市島の前を通ってどこまでも道なりに進むと、自然に美和峠へ通じる山道に入る。美和峠を越えて薄暗い杉林の中を通り、巨岩が並び立つ所から急斜面を下ると浅山不動尊だ。
 きょうはそんなに寒くもない日曜日だったが1人の登山者に鷹取山で逢っただけの静かな山歩きだった。特に、五台山から五大山への明るい尾根道は申し分のない展望と自然に恵まれた楽しいルートだ。

          (愛宕山から島々が海上に浮かんでいるような氷上盆地を望む)

     (五大山手前コル)     (五大山付近から五台山)     (松もある尾根を行く)

     (五大山頂上)        (これから下る尾根筋)        (尾根を下る)

 
 (下にエルム市島が見える)      (エルム分岐)        (倒木が増え通り難くなる)
 
      (白毫寺)             (白毫寺)          (エルムへ向かって進む)
 
    (水郷池記念碑)      (美和峠へ向かって登る)    (五大山尾根ルート案内図)
 
★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)


(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  黒井

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