(中継アンテナへ向かう尾根道) (中継アンテナ裏三角点)
(大石ヶ峰)
(方向感覚がなくなる杉林) (小堂峰)
(鍋谷峠)
鍋谷峠から林道を約1キロ東進すると経塚山分岐点だ。左の杉林をなだらかに登ると石塔の建つ経塚山頂上だ。林の中で見通しは一切きかない。元へ戻り、林道を進み和歌山側へ下る林道を右に分け、更に進むと七越峠だ。峠から父鬼や蔵王峠へ下る道は紀泉両国を結ぶいにしえの生活路であり、また西国三十三ヵ所巡礼道でもあり、峠には茶屋もあったそうだ。ここからなだらかに登ると三国山の表示があり、中継アンテナや航空施設が道の近くに建っているが山頂は判らなかった。この先で舗装林道はなくなり細い林道に変わる。しばらく進むと牛峠の表示があり直進路から分岐して左の尾根道を下る。100メートルほど先に手書きの三国山の表示が木の枝にぶら下がっていた。指示通りにたどると先ほどの中継アンテナの裏の小空間が三国山だった。ここもブラインドの山頂だ。
元へ戻って尾根道を下り、千本杉峠、上山分岐などを過ぎ、廃棄されたバイクが放置されてる十五丁石地蔵から少し平坦な巻道を行く。少し先の急坂を下って五ッ辻分岐を過ぎると、このコース初めての展望が得られ、岩湧山が望める。この辺りから地図上では槙尾山へ登る道があったが閉鎖されていた。仕方なくそのまま下り、滝畑からの道を合わせて施福寺の手前まで行くと左手に寺の廃屋がありその右の小道を入る。踏み跡をたどって尾根を登ると途中で撮影に好適な展望台地がある。さらに支尾根を登りつめると広場のある槙尾山頂上だ。同じ経路で下り、施福寺にきょうの無事を感謝し、長い石段を下って下山した。施福寺の車止めから槙尾山口までの4キロが惰性で歩く長い道だった。
槙尾山口からの帰路はバスの停車順に3経路(和泉中央から泉北高速、和泉府中からJR、泉大津から南海)あるが最も便利なJRで帰阪した。きょうは暖かく終日快晴に恵まれた紀泉の静かな山歩きだった。特に、山腹付近の雑木林、山頂付近のブナ林、尾根道の杉林など木々の静かなたたずまいを楽しむことができた。近畿自然歩道を和泉葛城山から槙尾山まで歩いたので、今までに歩いた犬鳴山から和泉葛城山と槙尾山から始まるダイヤモンドトレールとを併せると泉南市の犬鳴山から葛城市の平石峠まで完歩できた。
(十五丁石地蔵) (見晴らしの良い下り道) (正面に見える岩湧山)
(槙尾山登り口) (槙尾山へ向かう尾根道) (槙尾山)
(本コース唯一のビューポイント、槙尾山登り道から東を望む)
(施福寺本堂) (施福寺山門) (槙尾山入口付近)
★道端の花(花は殆どなし)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(1)蕎原〜和泉葛城山〜鍋谷峠〜七越峠
(2)七越峠〜十五丁石地蔵〜槙尾山〜槙尾山口
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)