三国岳(855.2m)槍ヶ峰(846m)

 

★ひとこと   「道の駅かみから三国岳を経て千ヶ峰縦走路で槍ヶ峰へ」

中岳付近から三国岳を望む

★行った日   2007年2月12日(月休)  晴  単独
        
★コース

高槻6:30(中国道、舞鶴道)=春日IC(R175、県道、R427)=8:08道の駅かみ8:20=林道登山口8:26→林道終点8:39→支尾根出合9:04→山寄上分岐9:08→三国峠9:24→9:43(855.2m)三国岳9:54→三国峠10:08→(750.0m)4等三角点10:36→梅ヶ畑峠10:45→P751 10:51→11:14(846m)槍ヶ峰11:23→梅ヶ畑峠11:42→槍ヶ峰12:19→中岳12:25→縦走路別れ12:38→縦走路引き返し12:44→12:49縦走路別れ12:54→林道出合13:15→林道登山口13:30(R427、県道)=達身寺(R176、R372、府道)=高槻17:10

 雪道を敬遠すると行き先が限定されるようで、今年になって4回目の丹波、播磨の山歩きだ。まだ明るい月齢24の受け月に見送られて出発、舞鶴道にて篠山に近づくと丹波名物の朝霧だ。春日ICからミルク色に閉ざされた氷上盆地を北上、R427の播州トンネルを過ぎると嘘のように晴れ渡った道の駅かみに到着した。道の駅で身支度をし、ここから1.2キロ車で入れるとの表示に従って数台駐車できる林道登山口に車をとめた。
 表示通りに林道を進み、二股にて車の通った形跡のない右の林道に入り、しばらく登ると杉林の中の山道となる。出発して30分も登ると山寄上からの道(大玉林道まで400メートル)を合わせて支尾根に出る。ここで始めて視界が開け竜ヶ岳や篠ヶ峰を望むことができる。支尾根を登りつめると一昨日の残雪が僅かに残る加美と生野を結ぶ三国峠だ。ここから主稜線上の千ヶ峰縦走路をたどってなだらかに登る。途中、御手洗池跡や播磨おどり場などの平坦な地形を通ってブラブラ進むと三国岳山頂だ。山頂から東側の展望がよく、逆光のため三岳や白髪岳は見えなかったが竜ヶ岳や篠ヶ峰など近くの峰々が望めた。山頂から少し戻った所から西側が開け、順光に照らされて雪をいただいた段が峰や氷ノ山など播磨から但馬の峰々が展望できた。先ほどの三国峠まで戻り、篠ヶ峰めざして縦走路を千ヶ峰方向へ進んだ。

 
   (道の駅かみ登山口)         (林道登山口)          (林道分岐)

     (林道を登る)           (杉林を登る)          (支尾根を登る)

  (支尾根から竜ヶ岳と篠ヶ峰)       (三国峠)            (杉林の縦走路)

     (御手洗池跡)         (播磨おどり場(平地))       (三国岳山頂)

                    (三国岳から東方を望む)

                  (三国岳手前縦走路から西方を望む)

     (三国峠)             (笹原の縦走路)      (縦走路から竜ヶ岳、篠ヶ峰)

 この辺りの縦走路は表銀座コースとも呼ばれ、「おてんしょう」「がきだけ」の如く北アルプスと同じ名称が付けられたピークが次々現れる。梅ヶ畑峠からは「かっせん尾根」で加美町側へ下ることができる。幾つかピークを越え、最後に急坂を登ると槍ヶ峰だ。この登りには直登コースと北尾根コースがあるが、ロープのある直登コースの方が登り易かった。槍ヶ峰からは南側の展望が良いが、鋭いイバラが山頂に沢山生えているので引っ掻かれない様にすることだ。山頂には三角点はないが地籍図根三角点(国土地理院で設置する基準点だけではまばらすぎるので、これを補うため地籍図根三角点を設置してその位置を測量する)が設置されていた。帰りはかっせん尾根を下るべく梅ヶ畑峠まで戻り、下り始めたが尾根を下らずに立派な山道をたどったため、P751を巻いて元の縦走路に戻ってしまった。どうも昔の登山道らしく途中で道が消えてしまっていた。そこで別の道で下るべく槍ヶ峰へ再度舞い戻った。
 槍ヶ峰から中岳へやせ尾根を下る途中から見事な三国岳を眺めることができた。コルまで下ると縦走路の立派な表示があったが加美町へ下る道案内はなかったので少し引き返してコル手前の支尾根を下ることにした。この支尾根には途中まで所々にブルーリボンがぶら下がり赤杭も打たれていたので迷うことはなかったが、道のない急坂を木に掴まりながら谷まで滑り下った。丁度、谷の向こう側から林道が始まっており、林道の横に沢山の赤テープが付けられている所を見ると一応登山コースらしい。林道をそのまま下って車まで帰り着いた。
 きょうは梅ヶ畑峠からの合戦尾根で迷ったため下山が遅くなり、次に登るには遅過ぎ、帰るには早過ぎるのでカヤマチ山の登山口の確認に立ち寄った。清住の立派な達身寺の近くから林道をさかのぼり、林道終点近くまで車が入れた。ここから直進すると葛野峠なので、峠から右へ登るとカヤマチ山はそんなに遠くないと思われる。ただしカヤマチ山の稜線上にある十九山への登り口の林道分岐点は正確に判らなかった。
 達身寺の自然水で喉を潤してから、R176で篠山へ出てR372で亀岡経由帰阪した。きょうは祭日最終日だが一人の登山者にも逢わず、縦走路では先を行く角の立派な鹿を見ながら真冬とは思えない暖かい晴天のもと、静かな自然豊な丹波(播磨?)の山を楽しむことができた。

 
 (北ア山名の縦走路ピーク)       (P751ピーク)         (杉林の縦走路)

   (かっせん尾根分岐)        (アセビの縦走路)        (槍ヶ峰への急登)

 
    (槍ヶ峰への急登)        (槍ヶ峰への急登)            (槍ヶ峰)

                  (槍ヶ峰から南方を望む)

       (中岳)           (中岳付近のやせ尾根)       (縦走路道標)

                   (中岳付近から三国岳を望む)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  大名草(おなざ)

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