馬の鞍峰(1177.8m)山ノ神の頭(1099.1m) 高槻5:10(近畿道、西名阪)=柏原IC(県道、R309、R169、県道)=入の波温泉(林道)=7:30三ノ公橋7:42→林道終点8:40→9:36P773
9:42→P904 10:06→緩斜面樹林10:40→11:09(1099.1m)山ノ神の頭11:28→父ヶ越11:35→尾根別れ12:03→地池越12:18→展望ピーク13:03→P1164
13:40→14:05(1177.8m)馬の鞍峰14:12→尾根別れ14:35→カクシ平14:54→三ノ公行宮址14:59→15:27明神滝分岐15:32→林道終点15:56→16:45三ノ公橋(林道)=入の波温泉(県道、R169、R309、県道)=柏原IC(西名阪、近畿道)=高槻20:00 (岩から生えた?) (登山道に合流) (P773付近の尾根道) (大木が増えてくる) (トガサワラを見上げる) (緩斜面手前の湿地帯)
(緩斜面のN字形樹木)
(大木トガサワラの林)
(ヒメシャラとトガサワラの尾根)
(木の間から西北の白鬚岳(左))
(尾根の先が山ノ神の頭)
(山ノ神の頭)
ここからきょうのハイライトの台高縦走路だ。山頂から東北へ少し下った所から東方へ大台辻、北方へ地池越の稜線が伸びている。一つピークを越えて下ったコルが父ヶ越だ。広いさわやかな尾根から、右から山上ヶ岳、大普賢岳、弥山と八経ヶ岳の大峰の山々が展望できた。右の三重県側には父ヶ谷から宮川貯水池に通じている林道が続いている。1100メートルを越える次の尾根は東北に伸びおり、うっかりして少し直進してしまったが赤テープに注意して西北方向に下ることが必要だ。次のコルが地池越だ。尾根は狭い馬の背もあるが概して広く、明るいヒメシャラやトガサワラの疎林帯だ。きょうのコースは大展望が望めないのが残念だが、次の展望ピークが唯一東北方向が開けた場所だ。池小屋山から古ヶ丸山へ続く台高山脈の支尾根が見え、右にはずんぐりした国見山が顔をだしている。上り下りしながら尾根を進むとP1164だ。展望のないピークを後にして馬の背もある尾根のアップダウンを過ぎ、最後の急坂を登りつめるときょうの最高点の馬の鞍峰だ。山頂は狭く展望も良くない。この縦走路は踏み跡も判りづらい所があるが、県境石杭や赤テープが適所にあるのでこれを忠実にたどると迷うことはない。 (東南の鯎(うぐい)谷高) (地池越) (ヒメシャラの林を行く) ここから主稜線と別れ西へ向かって狭い支尾根を下る。木の間から白鬚岳が見えている。しばらく支尾根の稜線を下ると赤テープが沢山つき、尾根正面にロープが張られた所から斜面を左へ激下りだ。地形図から判断するとこの尾根を直進すると天然記念物トガサワラ(裸子植物マツ科の生きた化石植物)原生林を通って三ノ公橋へ出られそうだが、時刻の余裕もなく経路の状態もわからないので表示通り林道へ向かって下ることにした。激下りの後明神谷の源頭が現れ、しばらく谷に沿って下ると平地がある。三ノ公行宮址もあるカクレ平だ。説明板には、南北朝時代の1448年尊義王(小倉宮皇子)は都から三ノ公へ潜居、尊義王は川上郷民の助けを借りて、吉野朝復興を画策したが病に倒れたとある。小さな瀑布の連続する谷を木々の間から眼下に見ながら谷沿いの急斜面の中腹を進む。しばらく下ると明神滝分岐があり、100メートルほど下ると滝がある。今は渇水状態で水量は少ないがなかなか立派な滝だ。ここから道も立派になり遊歩道として整備されているようだ。滝から30分も下ると林道終点だ。本来ならここから車だが、小1時間の林道歩きでやっと三ノ公橋へ帰りついた。 (沢沿いの絶壁を下る) (明神滝分岐) (渇水状態の明神滝) ★道端の花(花は殆どなし) (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図) |