ジョウブツ山(1307.9m)ムネ山(1208.9m)
★ひとこと 「中奥からムネ山を経てブナの尾根をジョウブツ山へ」
中奥公民館前からムネ山方向を望む
★行った日 2007年4月20日(金) 晴時々曇 単独
★コース
高槻4:56(近畿道、西名阪)=柏原IC(県道、R309、R169、県道)=7:05中奥公民館7:13→7:56尾根出合8:01→8:57(1208.9m)ムネ山9:09→岩稜北ピーク9:33→林道出合9:58→(1320m)くら山→(1310m)ジョウブツ山西峰10:39→10:50(1307.9m)ジョウブツ山11:07→ジョウブツ山西峰11:16→くら山11:32→林道出合11:46→岩稜北ピーク12:10→12:38ムネ山12:44→尾根出合13:09→13:38中奥公民館13:48(県道、R169、R24、阪奈道路、R170)=高槻17:03
きょうは薊岳から西南に伸びている支尾根上のジョウブツ山を訪れた。あまり一般的な山ではないが山名が珍しかったので「円の亡者」さんのHPに触発されてムネ山から尾根道を往復した。両山とも山頂の漢字表示では両佛山、峰山となっているが、ジョウブツ山、ムネ山と言うらしい。本日20日午後5時から崩落地点が開通するR169の白川渡の橋を渡り、中奥から瀬戸まで通じている町道に入り、中奥の表示に従って左折して急坂を登ると中奥集落だ。公民館前の広場にとめさせて頂く。
公民館前から道なりに進み、最高点の家の手前からコンクリートの階段を登る。畑の突き当たりに害獣防御柵があって、扉を開けて杉林の山に入る。浄水施設に沿って右の道を進み、杉植林帯の中の立派な道をなだらかに登る。小屋のところで左へ曲がり道なりに登っていくと尾根に出合う。ここから尾根沿いに急坂が続く。薮の道を登ると岩壁に突き当たるが右に回り込んで登り、杉林を急登するとムネ山三角点だ。山頂は灌木に囲まれた東西に細長い小空間で視界は殆どなく、西北方向の梢越しに白屋岳が見えている。共聴アンテナもあって、登り道の所々でケーブルが覗いていた。
頂上から北へ伸びるブナ林の尾根の激下りだ。鞍部まで下ると馬の背の岩稜尾根だ。地図ではこの付近に小天狗岩、大天狗岩があるが倒木もあって明確に特定できなかった。岩稜の上から台高の峰々が梢越しに望めたのが本コース唯一の東方展望だった。ブナの尾根を登りきると岩稜北ピークだ。
(中奥公民館)
(中奥集落) (家の手前を左へ登る)
(畑を登って扉から山へ)
(浄水施設に沿って登る) (杉林の立派な道を登る)
(小屋の所を左へ登る) (尾根出合で直進する)
(岩を巻く薮っぽい急坂)
(尾根の急坂を登る)
(杉林の急坂を直登) (ムネ山(峰山)三角点)
(山頂から西北の白屋岳)
(山頂からブナ林の激下り) (岩稜尾根を進む)
(天狗岩付近?)
(ブナの尾根を進む) (岩稜北ピーク)
右下にタムシバの咲き残りが点在している尾根を進む。尾根の杉林の間から西方に大峰奥駈の峰々や井光(いかり)の集落が見え、統一地方選の声が響いていた。これが本コース唯一の西方の展望だった。コバイケイソウの新芽を踏まないように尾根道をなだらかに進むと林道に出る。車の通った形跡のないブナの茂る広い林道を北進し、道端の目印に従って灌木帯に入りジグザグに急斜面を登る。岩の壁を右に巻いて急登すると本コース最高峰のくら(山冠に品の字)山だ。ここからブナの森をなだらかに下って上り返すとジョウブツ山(両佛山)西峰だ。この辺りは清々しいブナ林の高原模様だ。しばらく北へ行くと中継アンテナ塔が現れ、その前方の小高い丘がジョウブツ山(両佛山)三角点だ。灌木とブナの木々に囲まれて展望は全くない。復路も同じ経路で中奥へ下山した。まだ早かったので下市から橿原を経て奈良から久しぶりの阪奈道路で3時間半かかって山歩きより疲れ果てて帰宅した。
きょうは1人の登山者にも逢わず静かな尾根歩きが楽しめた。地図には点線すら記されていないが、赤テープやリボンが付けられた明確な道がありおおよその方向感覚さえあれば迷うこともなく危険な所もない。ムネ山は殆どが杉林の急登の連続で、距離は短いがしんどい山だった。ジョウブツ山までの尾根歩きは眺望はあまり望めないが、ブナの森の静かなたたずまいが素敵だった。
(天狗岩付近から東方向を望む)
(岩稜北ピーク尾根から西方向を望む)
(岩稜北ピークから尾根を北へ)
(まだ咲き残るタムシバ)
(芽が成長したコバイケイソウ)
(林道合流点)
(さわやかな林道を行く)
(林道からくら山への登り口)
(雑木林をジグザグに登る)
(岩壁を右へ巻く) (ブナ大木林)
(ジョウブツ(両佛)山西峰)
(疎林帯の林道を行く) (NTT中継アンテナ塔)
(ジョウブツ(両佛)山三角点)
(山頂のブナ古木) (中奥から薊岳(中央奥)))
★道端の花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図 大豆生(まめお)、大和柏木
Homeへ