★ひとこと 「遅過ぎたザゼンソウの妙見山から展望林道を車で蘇武岳へ」
蘇武岳から妙見山を望む
★行った日 2007年4月27日(金) 晴 かみさんと2人
★コース
高槻6:09(府道、R372、R176)=氷上IC(北近畿豊岡道、R9、県道、林道)=9:25名草神社下駐車場9:34→名草神社→妙見峠10:34→10:44大谷の頭10:49→11:25(1139m)妙見山11:39→キャンプ場事務所12:26→大ナル分岐12:42→名草神社下駐車場13:00(妙見・蘇武林道)=林道蘇武岳登り口14:03→14:20(1074.4m)蘇武岳14:32→林道蘇武岳登り口14:45(妙見・蘇武林道、県道、R9)=和田山(北近畿豊岡道、舞鶴道)=丹南篠山口IC(R372、府道)=高槻18.37
結果的には遅すぎたが、ザゼンソウをもとめて但馬の妙見山へ出かけた。今回初めて北近畿豊岡道を利用したが和田山以遠へ行くにはなかなか便利な道だ。しかもトンネルの通行料300円以外は無料だ。氷上から北近畿豊岡道を利用し、R9の八鹿から妙見山の表示に従って県道に入って、舗装林道で名草神社に到着した。
林道わきの駐車場から大杉の茂る参道を三重塔へ向い、そこから石段を登ると名草神社の本殿だ。なかなか立派なお社だ。神社のそばにはザゼンソウの群生地があるが今年は暖冬のため花の残骸すらなかった。本殿の左手前から林道を少し下ると地蔵があり、ここから登山道が分岐している。積雪が多いらしく根元で曲がった杉の林立する山肌を斜めに登って行く。ミヤマカタバミとスミレが林床で咲き競っている坂道を登りきると尾根筋の妙見峠だ。峠から尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら大谷の頭を越えて高度を上げていく。明るいブナの尾根などを通って最後の急坂を登りつめると妙見山頂上だ。山頂付近は小灌木に囲まれているためあまり視界は良くない。近くの湿地にはコバイケイソウがかなり成長し、ザゼンソウの姿はなかった。大ナルへ向う下山路では木々に名札が付けられているが冬枯れの落葉樹を見分けることは難しかった。キャンプ場まで下ると舗装林道となり往路に車で通った大ナル分岐はすぐだ。林道を駐車場まで戻り妙見・蘇武林道で蘇武岳へ向った。
所々地道が現れるが殆ど快適に舗装された走り易い1車線林道を進み、R9の耀山へ下る金山峠の分岐を経て見晴らしの良い山腹道を蘇武岳へ向って登って行く。蘇武岳山頂直下の鞍部下の道の広い所へ駐車し、尾根道の鞍部まで少し登ってから山頂まで高度差数十メートル登ると1等三角点の蘇武岳だ。山頂からは、西側は小灌木があるが、東側の展望は抜群だ。神鍋高原が眼下に広がり、南には先ほど登ってきた妙見山、東には東床尾山や粟鹿山が連なっている。林道の休憩所からは西側の大展望が素晴らしい。氷ノ山や扇ノ山がそびえ、西北には浜坂の日本海まで望めた。帰りも往路と同じ経路だが、北近畿豊岡道と舞鶴道で丹南篠山口まで来たので明るいうちに帰阪できた。
妙見山のザゼンソウは見損なったが大杉とブナの自然豊かな山の雰囲気がよかった。また、車利用の手抜き登山の蘇武岳だったが北但馬の大展望が素晴らしかった。
(名草神社参道入口)
(三重塔に向う大杉の参道) (名草神社)
(妙見山への登り口)
(根曲り杉の間を登る) (妙見峠の2体の地蔵)
(ザゼンソウのない湿地)
(ブナの尾根を下る) (ブナと杉の自然林)
(大ナル分岐点)
(林道の妙見山表示) (林道わきのモニュメント)
(蘇武岳鞍部から林道)
(鞍部から蘇武岳山頂) (蘇武岳1等三角点)
(蘇武岳山頂から東方を望む)
(妙見・蘇武林道展望所から西方を望む)
★道端の花
ピンクのミヤマカタバミ(妙見峠) ミヤマカタバミ(妙見峠) エンレイソウ(妙見峠)
ユキザサ(妙見山)
コバイケイソウ(妙見山) タムシバ(妙見山)
イヌブナ?の新芽(大ナル) タチツボスミレ(大ナル) ?(大ナル)
ボタンネコノメソウ(林道)
ミヤマキケマン(林道) ヤマルリソウ(林道)
ツボスミレ(林道) イカリソウ(林道) ショウジョウバカマ(蘇武岳)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 関宮、栃本
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