千丈寺山(589.6m)

 

★ひとこと   「北浦から田園地帯を見渡せる稜線を経て青野へ」

下青野公園付近から千丈寺山を望む

★行った日   2007年12月9日(日)  曇時々晴  単独
        
★コース

高槻7:20(府道、県道)=8:55下青野公園9:19→北浦天満宮9:34→展望岩9:55→10:11最初のピーク10:20→登山道分岐(西側へ)10:30→展望ポイント10:56→11:03(589.6m)千丈寺山11:21→尾根突端11:39→峠出合11:57→林道始点12:10→県道出合12:15→12:49下青野公園12:53(県道、県道)=高槻14:26

 冬型気圧配置で宍粟市辺りまで雲があるので近場の兵庫県南部の三田へ出かけた。千丈寺山は1988年に青野ダム竣工時にできた千丈寺湖ほとりの里山だ。高槻から能勢、日生中央を通る山越えの一般道で1時間半の近さだ。登山口の北浦付近には駐車スペースがないので県道沿いのテニスコートなどもある下青野公園に車をとめた。
 県道を千丈寺山南端の北浦天満宮まで行き、拝殿の右から山道に入る。テープがついた雑木林の谷間を登り、砂防ダム堰堤の右をよじ登り、テープに導かれて自然林を登る。少し進むと大岩があり、3っつの三角錐の山、左から有馬富士、末東金毘羅山、加茂金毘羅山が南方に並び、その彼方に六甲山脈が薄く見えていた。雑木林の尾根道を登り、最初のピークを越えて鞍部へ下ると庭園のような松が散在する尾根だ。この先で左へ分岐しているテープ付きの山道があるが、多分、下青野の感神社へ下ると思われるが確証はない。なお、感神社の南の山の頂に青野城址のある高根山がある。見通しの良い伐採尾根を劇登りすると岩稜露岩の展望ポイントだ。南側の視界が開け、有馬富士や千丈寺湖、いま登ってきた尾根道などが眼下に見えている。そのすぐ先が千丈寺山1等三角点だ。山頂の先の露岩からは東側が開けているが、大船山や三国ヶ岳が見える程度で遠くは雲に隠れていた。


     (下青野公園)           (北浦天満宮)          (雑木林の谷間を登る)

    (自然林の急坂を登る)    (展望岩から千丈寺湖を俯瞰)    (雑木林の尾根を行く)

(庭園のような松の茂る尾根道) (落葉絨毯の雑木林を行く)     (伐採地の急坂を登る)

    (展望ポイントの岩稜)       (千丈寺山1等三角点)       (千丈寺山頂上)

           (千丈寺山頂上直下の展望ポイントから東南〜南〜西を望む)

                (千丈寺山頂上から北〜東〜東南を望む)

 山頂直下に磐座の祠があり、感神社から遥拝する権現社が祀ってあったとの説がある。山頂を北に下ると北のピークとの鞍部の広場に石の祠があり護摩壇を思わせる焚き火跡がある。まるで、その昔、神話時代に神々が宴を張った跡のようだ。ピークを過ぎると東側が伐採地の支尾根の激下りだ。最後にブッシュの中をジグザグに踏み跡を下ると小さな千丈寺山の名札のかかった峠だ。上青野と乙原(おちばら)を結ぶ自然に返りつつある旧道だ。歩き難い落葉の積もった石ころ道を西へ道なりに下ると林道始点に達し、そのまま下ると上青野バス停のすぐ南の県道に出る。峠からはテープ目印は殆どなく、上りの分岐点も多いので峠に向って登る場合は細心の注意が必要だ。県道に出てから失敗、青野川の大橋を渡らずに排ガスを避けて青野川左岸の農道を下ったが行き止まり、再度、大橋まで戻って下青野公園へ帰着した。帰りも往路と同じ経路で帰阪した。
 低山の尾根歩きだったが、里山特有の雑木林、尾根筋からの展望などが優れものだった。また、麓には社寺や城跡もあり、山頂部には祠のある古くから人に親しまれてきた暖かみのある山域だ。

   (千丈寺山直下の祠)        (雑木林を行く)      (ベンチサークルに囲まれた祠)

   (急坂の伐採尾根を下る)     (雑木林の急坂を下る)     (尾根道が峠に出合う)

     (上青野へ下る)       (わかりにくい林道出口)  (上青野の大橋、稜線の谷間が峠)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   藍本

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