水山(730m?)安全山(537.4m)

 

★ひとこと   「井中の円通寺から雑木林の尾根道で水山、安全山周回」

水山から続く尾根の展望所から安全山を望む

★行った日   2008年1月6日(日)  晴  単独
        
★コース

高槻6:23(府道、R372、R373、県道)=8:40円通寺駐車場8:52→稲荷跡?横→ネット沿い登り口9:12→9:41P302三角点 9:47→P302三角点9:58→山道分岐10:12→山道分岐10:15→山道別れ10:37→11:07鞍部11:12→P675 11:44→カヤマチ山分岐12:01→12:04(730m?)水山12:11→見晴し岩12:25→P561 12:35→12:47展望所12:54→井中分岐12:59→13:08P440 13:12→P452 13:29→(537.4m)安全山三角点13:59→14:05NHKアンテナ14:12→山道交差14:23→ネット14:50→15:08円通寺駐車場15:12(県道、R373、R372、府道)=高槻17:40

 きょうは今年初めて近畿地方全域で晴マークだ。近畿北中部にあって雪のない低山の内、但馬方面へ行く時に氷上町辺りでいつも見かける山頂にアンテナ飾りのついた安全山が目標だ。アンテナ群までの舗装林道を敬遠して、円通寺から水山を経て安全山に至る周回コースにした。亀岡からR172、R173を経て、小金ヶ岳、三岳の北側から春日町に入り、氷上町の井中へ一般道で到着。朝霧立ち込める円通寺の大きな駐車場まで約2時間半だ。
 薄くなり始めた丹波霧のなか円通寺前の舗装路を西進、少し南下して西へ回り込んだが山へ入る道がなかったので強引に薮に入り込む。少し登ると金網ネットが張り巡らされており、その向こう側の尾根に石灯籠の建つ広場があったがネットにゲートはなく、尾根に上がれなかったので元へ戻った。再度、円通寺方向へ戻り、道路沿いのネット端に細い道を発見、そこを登ると先ほどの石灯籠の広場に出た。戻り道で近くの散歩中の親切なおばさんに聞いたところによると、以前にこの近くにお稲荷さんがあったが山から里のどこかへ移転したそうだ。このコース計画で丹波やまだよりさんの水山を参考にさせて頂いたが、その中の日向稲荷が現在の石灯籠の広場ではないだろうか。
 灯ろう広場から踏み跡をたどり、杉植林帯や雑木林の尾根筋を登り切ると木に囲まれたP302の三角点だ。ピークからうっかりしてそのまま直進し、間違いに気付いて後戻り、西北の尾根を進む。木々の間から丹波霧に浮かぶ五台山が垣間見えている。御油から来た道?を合わせ、更に沼からの道?を合わせた後、アップダウンのある尾根を避けて歩き易い立派なトラバース道を進んだが、本当は尾根を進むべきだった。遂に尾根から離れて下り始めたので、尾根まで急坂をよじ登り、P524とP675の鞍部に達した。ここから木を掴みつつ登る急な尾根が続き、P675を過ぎて最後のピークで少し北方の展望が開け、アンテナを頂いた粟鹿山から三岳山などが望めた。本コース最西端のピークから西方へ割合なだらかな尾根がカヤマチ山方向へ伸びている。東南へ少し下って登り返すと何の表示もなくすっきりした林間のピークだ。GPSから水山らしい。殆どのピークで山名表示がごみの山と化しているが、このすっきり感が清々しい限りだ。


(丹波名物の朝霧に煙る円通寺)  (ネット沿いの登り口)       (稲荷跡?の石灯ろう)

   (杉植林帯の尾根を登る)         (P302三角点)        (木の間から望む五台山)

     (尾根道を行く)      (尾根下の快適なトラバース道)     (鞍部までよじ登る)

  (カヤマチ分岐の手前ピーク)   (ピークから東北の粟鹿山)    (ピークから北の三岳山)

   (カヤマチ山分岐の尾根)    (何もないすっきりした水山)     (水山周辺の風景)

 水山から少し下ると見晴し岩があり、本コース出発以来始めての展望だが、ここから安全山まで随所で展望が楽しめる尾根が続く。このすぐ下のP561の右下には穴地蔵がある筈だが、そのまま尾根筋を下ったため見逃してしまった。途中から井中と穴地蔵を結ぶ立派な尾根道となり、間もなく展望所だ。北〜南〜西と270度の視界が得られ、但馬から播磨の山々が展望でき、これから向う安全山も尾根の先端に見えている。すぐ先で井中へ下る道を左に分け、少し薮っぽくなった尾根道を進む。この辺りが振り返って水山を望める唯一の地点だ。幾つかのピークを過ぎ、まだかまだかと思いながらフラットな雑木林を進むとやっと安全山三角点だ。字も読めない古い1枚の山名表示があるだけの樹林中の三角点だ。少し尾根筋を下るとアンテナ前の祠のある広場だ。東南方向に、海に島々が点在しているような風景が俯瞰できる。下山は北尾根の地形図の点線をたどるつもりだが、広場の端から見ると判然とした道はなく切り開きだけがあるようだ。初め急坂だがすぐなだらかな尾根となり、プラ杭をたどる踏み跡もはっきりしてくる。地形図通りに山道と交差し、尾根をなだらかに下る。下に人家が現われた所に金網が山裾に沿って張り巡らされていてゲートが見当たらない。往路の金網と同じく最近に設置された高さ2メートル余の頑丈なネットなので、越える事は不可能故、山裾を出口を求めて猪のように徘徊し、幸運にも近くでゲートを発見し出ることができた。逆にこちらから登る場合も、尾根端部のゲートの位置を探すのが難題だ。賀茂から登る地形図の点線の道がよいかもしれない。天気のよい無風の田園地帯の風景を楽しみながら円通寺に帰り着いた。帰りも往路と同じ一般道で帰阪した。
 円通寺から反時計回りに周回したが、水山までは展望はないが雑木林の里山が楽しめ、水山から安全山までは展望も楽しめる尾根筋だ。安全山は車で簡単に行けるので丹波霧の展望に好適だと思う。

      (見晴し岩)           (しっかりした道が続く)          (展望所)

               (展望所から北〜東〜南を望む)

      (井中分岐点)       (分岐点から水山を振り返る)    (薮っぽい尾根を行く)

     (安全山三角点)        (安全山アンテナ群)        (安全山広場の祠)

               (安全山広場から東〜東南〜南を望む)

   (急坂の尾根を下る)      (やっと見つけたネットゲート)    (井中集落から水山)

               (円通寺前から五台山の山並みを望む)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   黒井、大名草(おなざ)

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