四石山(384.4m)ボンデン山(468.7m)三峯山(576.2m)

 

★ひとこと   「山中渓から和泉山脈縦走路で三峯山を経て犬鳴山へ」

ボンデン山展望台から四石山(中央右)を望む

★行った日   2008年1月19日(土)  晴後曇  単独
        
★コース

JR高槻6:28(JR)=JR山中渓8:25→わんぱく王国→尾根越え8:57→谷渡渉9:06→9:41(384.4m)四石山9:49→展望岩頭→槌ノ子峠10:03→林道始点10:15→楠畑集落→車道別れ10:28→峠10:43→根来街道出合10:54→葛畑集落→11:22休憩11:33→無線中継所12:06→12:09展望台12:16→(468.7m)ボンデン山12:23→ササ峠別れ12:30→13:14中畑別れ13:23→稜線出合13:50→城ヶ峰14:14→生草林道分岐→14:34(576.2m)三峯山14:42→生草林道分岐14:49→生草林道始点15:01→ササ峠分岐15:04→粉河街道出合15:17→15:23犬鳴山バス停15:31(和歌山バス)=15:50JR熊取15:58(JR)=JR高槻17:18

 きょうも冬型気圧配置が続いているので晴マークの和泉山脈だ。独りよがりだが、山中渓から犬鳴山まで歩くと、岬公園〜山中渓犬鳴山〜和泉葛城山和泉葛城山〜槙尾山槙尾山〜岩湧山岩湧山〜紀見峠紀見峠〜當麻町を足して、岬公園から和泉山脈、金剛、大和葛城山を経て當麻町までクリアしたことになる。この縦走路はもっぱら電車利用なので、車内の人々や沿線の風物を楽しみながらの2時間の旅で山中渓到着だ。山中渓駅で降りたのは雲山峰方面へ向った熟年夫婦と僕の3人だけだ。
 駅のすぐ左にわんぱく王国の遊園地があり、入口の扉の隙間から園内に入り直進する。怪獣滑り台の横を過ぎると四石山(よついしやま)登山道入口だ。照葉樹林帯の坂道を30分ほど登り、尾根を越え、急坂を下って沢を渡渉するとまた急坂を登る。次の尾根に達すると、なだらかになりしばらく雑木林の尾根筋を進むと小広場の四石山三角点だ。北方の視界が開け、標高が低いので水平方向から眺めた感じだが関空から六甲山が望める。山頂から少し槌ノ子峠方向へ下った右に岩頭があり和歌山市方向の展望が開けている。雑木林の尾根筋を10分も下ると十字路の槌ノ子峠だ。直進は昭和山へ向う尾根道、右は境谷、左は楠畑への激下りだ。左へ下るとすぐに自然に返りつつある段々畑跡が現われ、楠畑の集落に入る。集落を過ぎて、廃屋の手前に初めて現われた林道を右折する。すぐ谷沿いのしっかりした山道となり、竹薮に入った所で二又に別れている。テープ印に従って左の山越えの道に入りそのまま登り切ると峠だ。この辺りが最も迷い易い地点だ。道なりに進むと根来街道に出合い、大型トラックに恐れをなしつつ街道を北上してすぐに右折して葛畑(つづらばた)へ向う車道へ入る。1車線の急坂舗装路を進むと葛畑集落だ。ここから地道の軽四ぎりぎりの狭い林道がボンデン(梵天)山まで続いている。集落を過ぎた辺りに見晴らしの良いみかん畑があり、暖かい陽を浴びつつここで休憩だ。ここから30分ほど道なりに雑木林の尾根を進むとボンデン山無線中継所で岩出市から来ている林道と出合う。林道を直進して登りつめると展望台があり、眺めは最高だ。四石山からたどってきた尾根筋や、関空の彼方にかすんだ六甲山が眺められた。ここは本コース最後の展望所でこれ以降眺望のきく場所はない。


    (わんぱく王国入口)      (怪獣滑り台横を通る)          (登山道入口)

  (案内通りに照葉樹林を登る)       (尾根を越える)     (雑木のなだらかな尾根道を行く)

     (四石山三角点)      (四石山下から和歌山方面)         (槌ノ子峠)

   (かつての段々畑を下る)     (楠畑の車道右折地点)     (しっかりした沢沿いの道)

      (峠を越える)        (工事中の根来街道を横断)    (葛畑の細い林道で休憩)

   (尾根に沿って続く林道)       (ボンデン山展望台)         (無線中継所)

 少し戻って、岩出市へ下る林道を少し進み、右へ入ると視界のない雑木林中のボンデン山三角点だ。また、舗装路を展望台方向へ戻り、表示に従ってササ峠へ向う山道に入る。尾根道をしばらく進むと松茸山のテープが現われ始め、ササ峠への道を左に分け、さらに中畑への道を右に分け、稜線出合いまでずっとテープに沿った道を進む。所々で赤松林があるがテープほど赤松を見かけないのが不思議だ。稜線に出合ってから少し激登りしてしばらく進むと、犬鳴山への分岐点でもある展望のない城ヶ峰(じょうがみね)だ。尾根伝いに進み、生草林道への道を左に分け、急坂を登り切ると展望のない三峯山三角点だ。下山は少し戻って先ほどの生草林道への激下りだ。杉林の急坂を下り、所々崩壊した谷沿いの道を下ると生草林道始点だ。林道から見て直進方向の道が城ヶ峰に通じ、左の道が今下ってきた道だ。少し林道を下るとササ峠への正規の道(地形図にはない)を左に分け、更に下ると通行止のロープの先で粉河街道に合流する。大型トラックにびくつきながら少し下ると犬鳴山バス停だ。南海バスは出たところだったが、粉河駅発の熊取駅行きの和歌山バスがすぐ来て、順調に帰阪した。
 和泉山脈の中央部に位置する500メートルそこそこの三峯山やそれ以下のボンデン山や四石山の尾根歩きだったが、落葉を踏みしめる里山の雑木林や山里の風景が楽しめた。

             (ボンデン山展望台から西南〜西〜北〜東北を望む)

   (ボンデン山登り口)        (ボンデン山三角点)     (三峯山方面登山道入口)

     (ササ峠別れ)            (中畑別れ)        (松茸山テープ沿いに進む)

      (稜線出合)            (城ヶ峰頂上)           (三峯山三角点)

     (生草林道分岐)       (少し荒れた谷道を下る)      (生草林道始点)

 (ササ峠へ向う正規の道分岐)       (林道を下る)         (粉河街道出合)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)JR山中渓駅〜四石山〜ボンデン山

(2)ボンデン山〜三峯山〜犬鳴山バス停

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図   岩出、樽井

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