鎌倉山(452.7m)

 

★ひとこと   「石仏満載の行者道で鎌倉山一周」

弥勒菩薩石仏付近から鎌倉山を望む

★行った日   2008年2月5日(火)  晴後曇  単独
        
★コース

高槻6:21(中国道)=加西IC=8:05普光寺駐車場8:12→行者道入口8:33→不動明王8:50→弥勒菩薩9:11→9:31釈迦如来9:40→普光寺分岐9:43→9:57大天井10:01→小天井10:11→大日如来10:22→東の覗き10:28→10:43柳峠10:49→鉄塔10:56→鉄塔11:01→孔雀明王11:14→11:19(452.7m)鎌倉山11:25→西の覗き11:31→鎌倉山11:40→高畑展望所12:01→宇津木谷分岐12:14→P294三角点12:31→公民館分岐12:38→12:40河内城跡12:54→公民館分岐12:56→林道始点13:05→13:27普光寺駐車場13:41(県道、R372)=こんだ温泉ぬくもりの湯(R372、県道)=高槻18:00

 雪の降らない加西の里山の石仏巡りに出かけた。午後からくずれる予報なので、昼過ぎには下山するべく早々に出発だ。普光寺駐車場横に案内所があり、わかり易いハイキング用地図があるので1枚頂いて登山開始だ。
 普光寺から車道を南下し公会堂を過ぎると民家のブロック塀に小さな案内図があってここを左折する。指示通りに進むと天理教会横に行者道入口があり、民家との間に道が伸びている。雑木の道を登るとすぐに鳥居があり、先に護摩堂がある。愛宕神社の祠と二行者石仏を過ぎてウラジロの茂る小灌木帯の小道を進むと不動明王のピークだ。矢印標識の先を少し探したが石仏は見つからず、先をたどり次のピークから振り返ると美しい田園風景が俯瞰できた。弥勒菩薩を過ぎて尾根を登りつめると釈迦如来ピークだ。西には鎌倉山がそびえ、東の明楽寺へも下る道が分岐している。鉄塔を過ぎて少し下ると普光寺から登ってくる道との合流点だ。薄暗い杉林を過ぎて雑木林の尾根道でピークを巻く近道と別れて急坂を登り終えると、きょうは見通しが悪く残念だが天気がよければ見晴らし抜群の大天井だ。少し下って登り返すと小天井だ。こちらは雑木に囲まれて展望はない。


   (普光寺駐車場横案内所)  (街角の行者道への案内図)        (行者道入口)

     (護摩堂、鳥居付近)            (二行者石仏)        (ウラジロの尾根道)

    (不動明王のピーク)         (普賢菩薩)        (不動明王の次ピークから加西市)

 (釈迦如来ピークから鎌倉山)       (杉林をいく)           (雑木林を行く)

      (大天井)          (大天井からこれから下る尾根)       (小天井)

 小天井からほぼ水平道の雑木尾根を西進すると本コース最高点P459の大日如来ピークだ。少し稜線を下ると東の覗きの表示がある。トラロープを伝って急坂を下り岩壁の下の不動明王の石仏を探したがわからなかった。再び稜線へ戻り、東の覗きの岩壁の上から展望を楽しみ、稜線を下る。鞍部が、右が八千代町三原、左が普光寺、直進が鎌倉山へ向う十字路の柳峠だ。杉林を登り2本の鉄塔を過ぎると孔雀明王の鎌倉山北峰だ。すぐ先のピークが展望抜群の法起大菩薩の鎌倉山だ。山頂に展望図と望遠鏡が設置され、天気がよければ南に明石海峡大橋も見えるらしい。北方も雪雲に覆われすぐ近くの笠形山さえ雲の中だ。遊歩道は山頂から普光寺へ下っているが途中に西の覗きがあり、岩壁には磨崖佛が刻まれ、岩頭からの眺めが素晴らしい。山頂は黒雲に覆われ始め風花が散らつきだしたので、山の見回りに来ていた地元の人と一緒に下り始めた。ここからは石仏はなく、河内城跡まで幾つかのピークを越える里山雑木林の稜線歩きだ。山頂からはしばらく急坂を下るがトラロープが設置され安全に下ることができる。途中に高畑展望所の表示があったので支稜の上まで行ってみたが、イバラの薮が茂った所でいまいちだった。主稜へ戻り、尾根道を進むが稜線には立ち枯れた松が雑木林の中に白骨のように並んでいた。地元の人の言によれば、昔は松茸が良く採れたが全部松食い虫にやられてしまったそうだ。途中、宇津木谷分岐、公民館分岐を過ぎると河内城跡だ。城跡の痕跡は殆どなく、数本の堀切と平坦な地形が往時を偲ばせているだけだ。城跡から少し戻って公民館へ向って下山し、普光寺へ戻った。帰途、篠山今田町のこんだ温泉ぬくもりの湯で疲れを癒し、亀岡経由一般道で帰阪した。
 きょうは冬型気圧配置が強まった影響か見通しが良くなく、尾根からの展望はそれほどでもなかったが、石仏の点在する素晴らしい里山散策だった。普光寺を中心とした小回りと大回りのハイキングコースが整備され家族連れに好適なコースだ。

  (一昨日の雪の残る雑木林)        (大日如来)           (東の覗き崖下)

        (柳峠)              (杉林を登る)      (北方の笠形山方面は雪雲の中)

                 (鎌倉山から東〜南〜西南を望む)

   (鎌倉山の法起大菩薩)    (雑木林のピークを越える)  (河内城跡ピークを見下ろす)

   (すべて枯れた松林)      (高畑展望所を見上げる)        (河内城跡)

     (公民館分岐点)       (県道から鎌倉山を望む)       (普光寺参道)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   西脇、北条

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