和田寺山(591m)

 

★ひとこと   「和田寺から雑木林の尾根道で山頂を経て上山へ」

西寺山尾根道から和田寺山(左)を望む

★行った日   2008年3月8日(土)  晴一時曇  単独
        
★コース

高槻6:40(府道、R372)=8:32和田寺8:41→尾根端部9:10→P413三角点9:18→9:25切り開き9:41→地形図破線分岐10:06→10:17(591m)和田寺山10:22→和田寺分岐10:40→11:03見晴し尾根11:11→立杭分岐11:33→11:54(496.5m)上山12:10→立杭分岐12:22→公会堂前バス停12:41→13:18和田寺13:23(R372、府道)=高槻15:30

 播州方面に行く時によく通るR372で、篠山の今田町に入ると北側の西寺山に対峙して南側に鎮座する和田寺山(わでんじさん)がきょうの目的地だ。昔懐かしい鶏の声がにぎやかに迎えてくれる和田寺(わでんじ)の霊園駐車場にとめさせてもらった。
 寺横のツブラジイの大木の向かい側に登山口の標識があって小道が林の中へと続いている。羊歯の茂る杉林の踏み跡を倒木を避けながらテープに導かれて進むと、谷間の湿地帯に入り正面上方に小屋が見える。小屋方向へ行かずに右の羊歯に覆われた急坂を登る。昨日の雨で滑り易いわかり難い急坂を登り切ると尾根端部の小広場に出て、ここからちゃんとした尾根道が続く。三角点を過ぎて坂を登り切ると、このコース唯一の切り開きがあって北側のR372が見えている。尾根道をアップダウンしながら進み鞍部に達すると、薮っぽい道が右と左に別れている。地形図のP538の少し南にある破線の分岐点らしい。ここからなだらかに登り、更に笹薮っぽい残雪の道を進むと和田寺山頂上だ。雑木林の中の小空間で視界はまったくない。


 (和田寺のツブラジイの大木)     (和田寺山登り口)       (倒木の多い杉林を登る)

  (羊歯の茂る急坂を登る)      (和田寺山が垣間見える)        (尾根端部)

 
    (P413三角点)      (切り開きから見えるR372)   (雑木林の尾根道を行く)

  (刈り込まれた笹薮の道)       (和田寺山頂上)        (山頂をなだらかに下る)

 山頂から少し直進したが方向が間違っているので山頂まで戻り、東へなだらかに下ってから東南尾根を急下降した。次の鞍部が左が和田寺、右が木津へ向う分岐点だ。雑木林の尾根道でピークを2つ越えると本コース初めての小さな松が点在する見晴し尾根だ。南にこれから向う上山、西南には清水寺のある削り取られたような山、その向うに小さい三草山が見えている。テープを拾いながら西南方向へ地肌の尾根を下ってから東南方向の雑木林のトラバース道に入り、第1の鞍部で立杭への廃道?を左に分け、第2の鞍部で左に立杭、右に木津へ向う道を分けている。ここから木を掴みながら急坂を登ると展望のない上山三角点だ。少し先の反射板の柵から虚空蔵山、途中の尾根筋の灌木越しに三田の大川瀬ダムが展望できた。先程の立杭分岐から、歩き難い岩塊流の雑木林の急坂を下り、竹薮を抜けて立杭の集落に入る。登山道入口には窯煙古道の標識があったが、この峠道は木津へ通じる古道と思われる。民家の間を通って県道に出合った所が公会堂前バス停だ。和田寺まで四斗谷川にそった近畿自然歩道をたどり、往路通りに帰阪した。
 丹波立杭(たんばたちくい)焼の郷の西側に和田寺山(東は虚空蔵山)はあり、稜線の殆どが雑木林に覆われた里山だ。整備された登山道や標識も少なく、近くの虚空蔵山や白髪岳などの陰に隠れて知名度もあまりないが、静かな自然豊かな里山散策が楽しめる山域だ。


     (和田寺分岐)     (見晴らし尾根から三草山方面)    (見晴し尾根を下る)

             (見晴らし尾根から東南〜南〜西を望む)

     (雑木林を下る)          (立杭分岐)            (上山三角点)

  (反射板から見える虚空蔵山)    (稜線から清水寺方面)  (岩塊流の雑木林を立杭へ下る)

 (立杭登山口の窯煙古道表示)  (立杭の家屋の間を下る)  (白髪岳を正面に見て和田寺へ)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   比延、藍本

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