ポンポン山(678.7m)釈迦岳(631.0m)十方山(304.4m)

 

★ひとこと   「出灰から福寿草のポンポン山西尾根を経て昨日開業のJR島本駅」

ポンポン山西尾根の満開の福寿草

★行った日   2008年3月16日(日)  晴一時薄曇  単独
        
★コース

JR高槻駅8:15(高槻市バス)=出灰8:49→ポンポン山登山口→大原野分岐9:21→西尾根ルート分岐9:37→ツツジの丘9:44→福寿草自生地分岐→リョウブの丘手前→福寿草自生地分岐10:19→福寿草自生地→福寿草自生地分岐10:35→10:42リョウブの丘10:52→11:06(678.7m)ポンポン山11:15→釈迦岳分岐11:30→(631.0m)釈迦岳11:41→大杉11:51→大沢12:18→ベニーGC12:31→浄土谷13:00→天王山ハイキングコース入口13:03→13:08休憩13:18→水無瀬の滝分岐13:28→金ヶ原分岐13:31→小倉神社分岐13:34→十方山分岐13:35→(304.4m)十方山13:45→さして橋14:23→14:46JR島本駅14:49(JR)=JR高槻駅14:53

 藤原岳ほど大規模ではないがポンポン山西尾根にもフクジュソウの自生地がある。丁度今頃が見頃なので、ポンポン山の裏側から登り西尾根を経て昨日新規オープンしたJR島本駅へ下るコースだ。
 暖かい晴れの休日のため、ほぼ満員のバスで人気のポンポン山の最短コースの登山口に近い出灰(いずりは)に降り立った。車道を中畑方面に向って進み、ポンポン山登山口を過ぎてバス停から約30分も歩くと大原野森林公園に向う山道分岐だ。道なりになだらかに登ると約15分ほどで西尾根分岐点だ。赤松の多い尾根を進み、ツツジの丘を過ぎて明るい尾根道をなだらかに登ると見事な雑木林がある。ここでボランティアの自然保護係員が金網を運んでいるのに出逢った。最近増えてきた鹿がフクジュソウの林床を踏み荒らす(食害ではない)被害が激しくなってきているので自生地を金網で囲うそうだ。自然保護活動に想いをはせながら歩いていると、自生地分岐を通り越してリョウブの丘近くまで行き過ぎてしまい、あわてて分岐点まで舞い戻った。ロープに沿って急坂を下ると、自生地斜面のフクジュソウが満開だった。藤原岳などに比べて小規模の群落だが都会の近くにあって手軽に足を運べるのがここの良さだ。尾根道に戻り、リョウブの丘を過ぎて尾根道を南下し出灰からの道と合わせて登りつめるとポンポン山山頂広場だ。数年前に比べ、広場周辺の樹木が切り払われて随分見晴らしが良くなっている。ただし、きょうは春霞のため京都方向も高槻方向も全然駄目だった。
 山頂からウバメガシの茂る東海自然歩道の稜線を東進し、大きな高圧鉄塔の所で自然歩道と別れて釈迦岳に向う。数年前には、山頂近くの稜線から川久保渓谷へ下る道が2ヵ所あったが、何故か道標が取り払われていた。森林を自然に返そうとする試みかもしれない。釈迦岳山頂は人で一杯だったのでパスし、善峰寺へ下る道を左に分けてしばらく下ると大杉の十字路だ。大沢は左へ劇下りだ。


     (大原野分岐)          (西尾根ルート分岐)       (赤松の尾根道を行く)

     (ツツジの丘)          (明るい照葉樹林を行く)       (雑木林を行く)

 
 (福寿草自生地へ急坂を下る)     (満開の福寿草)         (リョウブの丘)

 (雑木林をなだらかに登る)     (賑やかなポンポン山頂上)   (山頂から高槻方面は靄の中)

 (山頂付近のウバメガシ林)    (東海自然歩道を行く)         (釈迦岳分岐)

    (釈迦岳手前の尾根道)         (善峰寺分岐)         (大杉の十字路)

 大杉から急坂を下って後、沢沿いに杉林を緩やかに下ると新しくできつつある林道に合流する。すぐに以前からある林道に合流し大沢まで下って府道に出合う。しばらく舗装車道歩きだ。ベニーGCの前を通り、柳谷観音の近くで高架道路の下をくぐって細い舗装林道に入り、竹林をどこまでも下ると車道に合流する。浄土谷だ。車道を少し北上すると天王山ハイキングコース入口の道標がある。ヤブツバキの多いだらだら坂を登って天王山方向へ進み、小倉神社から来た道と合わせて、十方山はすぐに右へ分岐する。10分ほどで十方山だが、見晴らしは良くなく三角点のそばに見栄えの良くない方位柱が建っている。ここから下りの尾根道はなかなかのものだ。葉を落とした雑木や照葉樹が適度に混在した明るい稜線だ。さらに下っていくとこの辺りの名物の竹薮が続き、突然、名神の天王山トンネル出口付近の上にでて視界が急に開ける。水無瀬川はすぐ下に見えているが、名神を渡ったりくぐったりと遠回りして、やっと水無瀬川のたもとにでた。橋を渡って名神沿いに進み、昨日開業開始したJR島本駅に着いた。駅は桜井の駅の正面の広場にあり、小ぶりだが最新設備の瀟洒な建物だ。
 33回目のポンポン山だ。通いなれたルートだが、1年半ぶりに通ると、コースに一部手入れが施され歩き易くなっている。今回の十方山から水無瀬までが初めてのコースだが、お手軽散歩には天王山から水無瀬へ抜けるコースがお勧めだ。きょうはフクジュソウを愛でたり、新規オープンの駅を目にしたり、暖かい日差しにあふれた里山ハイキングだった。


    (大沢の府道出合)      (浄土谷手前の竹林)     (天王山ハイキングコース入口)
 
  (ヤブツバキの多い道)      (明るい雑木林を行く)        (小倉神社分岐)

     (十方山分岐)      (ごちゃごちゃした十方山頂上)    (快適な尾根道を下る)

               (名神の上から東南の八幡方面を望む)

     (竹林を下る)     (名神天王山トンネルの上にでる)  (昨日オープンのJR島本駅)

★道端の花

    満開のアセビ(出灰)       フクジュソウ(西尾根)      ヤブツバキ(浄土谷)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)出灰バス停〜ポンポン山〜大沢           (2)大沢〜浄土谷〜JR島本駅

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  法貴、高槻、京都西南部、淀

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