ブンゲン(射能山)(1259.7m)

 

★ひとこと   「奥伊吹スキー場から奥美濃展望台の伊吹山系の山へ」

ブンゲン頂上から伊吹山系を望む

★行った日   2008年4月20日(日)  晴後曇  単独
        
★コース

高槻5:06(名神)=彦根IC(R8、県道)=7:30奥伊吹スキー場レストハウス8:02→リフト終点8:58→9:07大岩9:11→9:30(1259.7m)ブンゲン→沢渡渉10:34→サーキット場10:44→奥伊吹スキー場レストハウス10:51(県道、R365、R303)=巳高庵(木ノ本町古橋)12:00

 ブンゲンは斜能山(しゃのうざん)とも呼ばれ、滋賀県と岐阜県の県境に位置し、金糞岳に次いで伊吹山系3位の高峰だ。高速の早朝割引利用のため彦根ICから一般道だ。高津原を経て釣り客の多い瀬戸山谷沿いに進むと奥伊吹スキー場がある。大きな駐車場が沢山あるがレストハウス前に駐車する。
 スキー場の右端のリフトに沿って登る。振り返ると両翼を伸びやかにのばす金糞岳の姿が雄大だ。リフト終点地点は標高1200メートルを超え、山肌に残雪を頂いた奥美濃の峰々が姿を見せている。笹原を少し進むと稜線に達し、前方に伊吹山を見ながらなだらかに下って登り返すと右手に大岩がある。大岩上から360度の絶景だ。この季節にしては珍しく澄み渡り、遠くに白山や御嶽山が真っ白に輝き、近くでは金糞岳や貝月山などが見えていた。笹原林床の疎林尾根を南下すると、2つ目のピークがブンゲンだ。ここも360度見晴らし抜群だ。南には伊吹山から国見岳、国見峠、虎子山と稜線が続き、東北には三周ヶ岳や能郷白山などの奥美濃の山々が残雪に光っていた。
 山頂からくま笹の急坂を下り、ブナの大木が茂る支尾根を赤テープを目印に下る。ブナ林にはタムシバが点在し、林床にはイワカガミが盛りを迎えていた。支尾根を下りきると天狗岩谷を渡渉する。ミヤマカタバミの咲く沢筋に沿って下り、途中で崩れた斜面を迂回したりしてサーキット広場へ降り立った。広場からスキー場まで戻ったが、どこかで間違えたらしく正規の道はもっと上部でスキー場の若竹荘へ通じているらしい。午後に巳高山(こだかみやま)へ登るべくR365経由、木之本から古橋の巳高庵(ここうあん)へ向った。
 滋賀県側高津原の奥伊吹スキー場から登れば高度差もあまりなく、比較的簡単に奥美濃の山々の展望が得られる山だ。スキー場から一歩山へ入るとくま笹が生い茂り、自然豊かな山域が広がっている。


 (スキー場をリフト沿いに登る)    (途中で振り返る)    (最上部リフトから金糞岳を望む)

(リフト終点から三周ヶ岳を望む) (リフト終点から稜線に入る)    (笹原の稜線を行く)

               (大岩展望台からから西南〜西〜北〜東北を望む)

    (大岩の上が展望台)      (大岩から白山を望む)     (大岩から御嶽山を望む)

   (明るい稜線を進む)      (明るい稜線を進む)        (ブンゲン三角点)

               (ブンゲン頂上からから北〜東〜南を望む)

   (笹薮の急坂を下る)        (ブナ林を下る)       (林床はイワカガミでいっぱい)

  (青空に浮かぶタムシバ)     (天狗岩谷を渡渉)       (サーキット広場に下る)

★道端の花

  白いイワカガミ(西北尾根)     イワカガミ(西北尾根)      タムシバ(西北尾根)

    クロモジ(西北尾根)    ショウジョウバカマ(西北尾根)   ネコノメソウ(天狗岩谷)

ピンクのミヤマカタバミ(天狗岩谷) ミヤマカタバミ(天狗岩谷)   ネコヤナギ(天狗岩谷)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  横山

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