高室山(818m)鍋尻山(838.3m)

 

★ひとこと   「高室山から自然豊かな尾根を経て花と展望の鍋尻山へ」

鍋尻山から高室山(中央奥)を望む

★行った日   2008年5月1日(木)  曇一時晴  単独
        
★コース

高槻5:18(名神)=彦根IC(R306)=7:14R306佐目7:22→古鉄塔7:58→林道分岐8:46→林道出合8:50→9:09(818m)高室山9:27→林道すぐ上9:40→P7779:46→10:13鉄塔10:16→林道出合10:28→地蔵峠10:43→10:58保月登山口11:04→11:45(838.3m)鍋尻山11:58→保月登山口12:19→地蔵峠12:30→林道出合12:40→高室林道始点13:00→林道別れ13:21→鉄塔13:34→祠→13:39鉄塔13:45→あずま屋14:16→14:39R306佐目 14:45(県道、R421)=京の水(R421、県道)=十二坊温泉ゆらら(県道)=竜王IC(名神、R171)=高槻20:00

 先日登った霊仙山から南に見えていた丸い土鍋を伏せたような山が鍋尻山だ。霊仙山と同じ石灰岩の山らしいので花の季節が終わらないうちに出かけた。佐目から高室山を経て尾根伝いに鍋尻山へ登り、林道を経て陣屋から佐目へ戻る計画だ。彦根ICから鞍掛峠方面へ向うR306で佐目の十二相神社手前の空地に駐車した。
 すぐ先の石灰岩採掘運搬のダンプカーに辟易しながら国道を横断して十二相神社に向かい、きょうの無事を祈ってから拝殿手前左の林の中へ入る。入口には矢印があり、山頂までリボンがあるので迷うことはない。杉林の支尾根を踏み跡をたどって急登するとすぐに明るい新緑の雑木林になり古鉄塔のそばを通る。左下に佐目の集落を垣間見ながら急登を続けるとなだらかな新緑の丸い支尾根だ。更に急登し林道に出合ってから頂上を時計方向に巻くように登りつめると見晴らし抜群の高室山頂上だ。南下の石灰岩採掘現場から騒音が響いている。春霞のせいか見通しは悪く北方の丸い鍋尻山がようよう見える程度で霊仙山は殆ど見えなかった。石灰岩がごろごろしている山頂の花の季節は終わったらしくスミレが咲いているばかりだった。
 山頂から北方向へ下る踏み跡はないので薮コギ開始だ。そんなに密な笹薮でなかったので稜線とおぼしき所を下ることができ、鞍部で短い笹林床の疎林帯となり、左下の林道をかすめて少し登り返すとP777だ。P777から西北の尾根を下り、次の杉林の石灰岩のピークから東北の尾根を下ると見晴らしのよい鉄塔だ。高圧線がチリチリ放電音を発しているので湿度が高く、見通しもきかない筈だ。この辺りは新緑の疎林帯の幅広い尾根が快適だが、テープ目印や確実な踏み跡もないので進行方向に要注意だ。鉄塔から少し巡視路があるがすぐなくなり、東北方向に続く尾根から外れて北へ杉林を下ると杉集落から保月(ほうづき)集落に通じている舗装林道に出合う。右へ林道を10分も進むと杉古木に守られた祠のある地蔵峠だ。


     (十二相神社)       (神社拝殿手前を左へ入る)     (杉林の支尾根を登る)

  (間もなく雑木林に変わる)    (2本の古鉄塔に出合う)     (新緑の支尾根を行く)

     (急坂を登る)      (林道出合付近の杉林を行く)   (高展望の高室山頂上)

 (騒音撒き散らしの石灰鉱山)  (土鍋を伏せた形の鍋尻山)  (薮コギから高室山を振り返る)

                  (高室山頂上から西〜北〜東を望む)

    (P777頂上付近)          (広い尾根を行く)           (鉄塔)

 (鉄塔から現われた巡視路)       (杉林の林道出合)       (地蔵峠の大杉と祠)

 地蔵峠からニリンソウの咲く林道を快調に下ると、保月の集落が見えると、その手前に鍋尻山登山口の表示があって山道が左へ伸びている。保月は住居や畑が並んでいるが限界集落の果に定住者がいなくなったようだ。初め杉林を登るがすぐに低木の石灰岩帯になり、福寿草は終わり今はトリカブトが青々と茂っていた。急斜面をこなすと石灰岩が点在する台地に着くが三角点からは展望はない。少し手前に琵琶湖展望所の表示があって少し切り開かれているが、霞んで何も見えず猿の群れがきゃっきゃっと叫んでいるばかりだった。台地に着く手前の低木帯の斜面が最も展望がよく、南方に高室山からたどってきた尾根筋、東南には御池岳がかすかに見えていた。高展望の斜面で出会った夫婦連れがきょう唯一の登山者だった。
 山頂から往路を戻り、林道出合から杉方向へ下って、高室林道へ入る。地道林道ながら普通車で十分走れそうなので高室山頂上直下まで車で行けそうだ。今頃の林道は草花が多く退屈せずに歩ける。上空に高圧線が現われる辺りが陣屋行く巡視路の分岐点だ。杉林の中を登る細い道が何本もあるので紛らわしいが、陣屋は鉄塔と鉄塔の中間にあるので、巡視路の火の用心マークを目印にたどっていけばよい。鉄塔からススキの枯れ草の道をしばらく西進すると陣屋の祠があり、その先の鉄塔から急斜面が落ち込んでいて展望が開けている。急斜面をジグザグに下る途中にヤマシャクヤクの群生地があり、短い花期を迎えて清楚な姿を見せていた。灌木帯が過ぎて植林帯に入ると人家は近い。配水施設の下につかって舎と呼ばれるあずま屋があり、林道が始まっている。南後谷を下る途中、ガッタリと呼ばれる大型シシオドシの脱穀機が復元されているなど、渓流沿いに草花を見ながら下ると佐目はすぐだ。帰途、多賀から県道で山中をR421の政所(まんどころ)へ抜け、永源寺奥の京の水を汲み、更に、湖南市の十二坊温泉ゆららで疲れをいやし、竜王ICから帰阪した。
 山麓に河内風穴もあるカルスト台地の鍋尻山は鈴鹿北部の大展望も期待できる花の山だ。高室山から続く自然のままの静かな尾根筋、山間の保月や渓流沿いの南後谷の山村風景など、素晴らしい山旅が楽しめるコースだった。


 (保月の集落手前が登山口)    (明るい稜線を登る)       (石灰岩を巻いて登る)

(トリカブト群生地の急坂を登る)    (鍋尻山三角点)        (鍋尻山から高室山)

                  (鍋尻山頂上から東〜南〜西を望む)

    (高室林道始点分岐)      (鉄塔へ向う林道別れ)    (鉄塔から祠を経て鉄塔へ)

      (陣屋の祠)      (新緑の急坂をジグザグに下る)  (咲き誇るヤマシャクヤク)

(石灰岩のヤマシャクヤク群生地)  (杉林を更に下る)        (谷の源頭を下る)

     (あずま屋)          (復元されたガッタリ)        (南後谷集落を下る)

★道端の花

   エンレイソウ(P777)            ニリンソウ(地蔵峠)      ナガバモミジイチゴ(地蔵峠)

     ムシカリ(地蔵峠)        ヤマルリソウ(地蔵峠)     ネコノメソウ(地蔵峠)

   ミヤマハコベ(鍋尻山)            スミレ?(鍋尻山)      タチツボスミレ?(鍋尻山)

   ミツバツチグリ(鍋尻山)       クサボケ(鍋尻山)       ツボスミレ?(鍋尻山)

 セイヨウタンポポ?(鍋尻山)        タチイヌフグリ(鍋尻山)        ?(鍋尻山)

  トウダイグサ(地蔵峠)      オオバタネツケバナ(地蔵峠)     ヤマブキ(地蔵峠)

    ヒトリシズカ(地蔵峠)         ジロボウエンドサク(地蔵峠)    コンロンソウ(地蔵峠)

     カキドオシ(陣屋)        ムラサキケマン(陣屋)     ヤマシャクヤク(陣屋)

   ヤマシャクヤク(陣屋)            イカリソウ(あずま屋)      キンポウゲ(南後谷)

    クサノオウ(南後谷)        キケマン(南後谷)        シャガ(南後谷)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  高宮

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