★ひとこと 「自然林のなだらか尾根道で白山連峰展望の山へ」
頂上手前展望ポイントから大日ヶ岳を望む
★行った日 2008年5月26日(月) 晴一時曇 単独
★コース
高槻4:52(R171、名神、東海北陸道)=ひるがの高原スマートIC(県道、林道)=8:15配水場横登山口8:27→鉄塔8:38→主稜出合9:26→9:44一服平9:54→11:05展望ポイント11:11→11:29(1708.9m)大日ヶ岳11:42→展望ポイント11:55→一服平12:37→主稜出合12:52→鉄塔13:24→13:35配水場横登山口13:45(林道、県道)=ひるがの高原スマートIC(東海北陸道、R158)=越前大野城横御清水15:36(R476、R417)=17:00冠峠17:45(R417、R303、R8)=長浜IC(北陸道、名神、R171)=高槻21:15
二百名山にも数えられる大日ヶ岳は分水嶺のひるがの高原の西方に位置する長良川源流の山だ。ひるがの高原SAにスマートICがあるので大阪から3時間半で登山口駐車場に到着だ。人気の山らしく週日でも数台の車がすでにとまっている。大日ヶ岳には石徹白(いとしろ)側の桧峠、ダイナランドスキー場、別荘地近くの配水場横からの3コースがあるが、後者の最もなだらかな樹林の尾根コースで登ることにした。
配水場横の登山口からタニウツギの咲く道から灌木帯を過ぎ、前方にスキー場を見ながら笹原を進み、急坂を少し登ると鉄塔だ。振り返ると遠くは霞んでいたがひるがの高原が望める。雑木林や杉林をなだらかに登ると木々の間から左手に残雪のある大日ヶ岳が望めた。ブナやミズナラの気持ちの良いなだらかな道が続く。次に、胸突き八丁と称する急登だ現われるが、数段に分れた踊り場つきの急登などで比較的登り易い。登り切ると主稜線に出合い、しばらく進むと三角点のある大木に囲まれた平地の一服平だ。この辺りからサンカヨウやエンレイソウが道端に現われはじめ、頭上のムシカリの白い花が綺麗だ。笹林床のブナやミズナラなどの大木のある稜線をなだらかに登ると、笹原にダケカンバが現われ始める。樹間から北方に霞んだ真っ白な別山が一瞬見えたがすぐに消え去ってしまった。しばらく進むと展望ポイントのピークに着き、西北の間近に大日ヶ岳山頂が見え、東にひるがの高原が望めるが、ガスがかかって遠望はきかなかった。ここから笹原の展望の稜線を少し下ってひと登りすると山頂だ。三角点や方位板、大日如来の石像などが所せましと並んでいる笹原に囲まれた広場だ。展望は抜群のはずだが、残念ながらきょうはガスって駄目だった。山頂から東南にダイナランドスキー場からの道があるが、3月頃の積雪期にはリフト終点からは急坂もなく、スノーシューで簡単に登れそうなので機会があれば白山から北アルプスを望む展望を楽しみたいものだ。帰りも往路通りに下山した。帰途、越前大野の御清水(おしょうず:日本名水百選)で水を汲み、更に霧の冠峠を経て帰阪した。
急坂やアップダウンもあまりなく、新緑の木陰をなだらかに登る道が殆どなので、標高のわりに楽なコースだ。天候さえよければ山頂からの展望も申し分なく、4月下旬頃には麓の湿地植物園でミズバショウも楽しめるのでお勧めの山だ。
(配水場横大日ヶ岳登山口)
(スキー場を見ながら上り始める)
(鉄塔から振り返る)
(雑木林を進む)
(杉林を進む)
(木の間から見える大日ヶ岳)
(なだらかなブナ林を進む) (ブナ、ミズナラの林を行く)
(ブナの大木に囲まれた一服平)
(サンカヨウ咲くブナ林を行く)
(明るい笹原が多くなる)
(北方に見える霞む別山)
(西の尾根のリフト終点を望む) (ダケカンバが現われる)
(展望ポイントから大日山頂)
(大日ヶ岳山頂から右下に上ってきた尾根筋を望む)
(山頂から登ってきた稜線) (大日ヶ岳山頂)
(鉄塔付近から霞んできた山頂)
ガマズミ(鉄塔)
レンゲツツジ(鉄塔)
ユキザサ(鉄塔)
エンレイソウ(一服平)
ツクバネソウ(一服平) ユキザサ?(一服平)
ムシカリ(一服平)
サンカヨウ(一服平)
タムシバ(山頂下)
ショウジョウバカマ(山頂下)
コケモモ?(山頂下) サワハコベ(山頂下)
ツボスミレ?(一服平) チゴユリ(一服平) タニウツギ(登山口)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 白山・荒島岳
・2万5千分の1地形図 石徹白、大鷲、二ノ峰、新淵
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