樹林帯を抜けると三角点?のあるのろし場の稜線から権現岳が間近に望める。鎖場もある岩稜を進むと権現小屋だ。そのすぐ先が赤岳へ続く稜線が東北へ分岐し、南方へ稜線を数十メートル進むと権現岳だ。時間が遅かったのですぐに往路を下山したが、幸運にも稜線を下る間、ガスが少し晴れ、遠方は無理だが近くの山々が姿を現した。下山は殆ど休むことなく、青年小屋から巻道を経て、往路通りに観音平へ戻った。きょうは茅野泊まりで、あすは唐沢鉱泉から天狗岳を計画していたが、残念ながら翌日は朝から雨模様だ。未練がましく唐沢鉱泉の登山口まで行ってみたが展望も全く駄目だったので登山を中止し、雨の観光ドライブに変更してゆっくり帰阪した。
今年の夏は天候不順で直近の4回とも雨にたたられ計画変更を余儀なくされてしまった。本来、南アルプスや富士山の展望が期待できるコースだ。眺望はかなわなかったが、八ヶ岳の樹林の美しさを堪能できた山旅だった。
(のろし場から権現岳) (ガレ場の急坂を登る) (鎖場もある尾根道)
(尾根道から権現岳山頂) (山頂下の権現小屋) (赤岳への尾根分岐点)