虎子山(1183.2m)国見岳(1126m)御座峰(1070.1m)
★ひとこと 「国見峠から藪山の虎子山を経て伊吹山北尾根漫歩」
国見峠から貝月山を望む
★行った日 2008年9月4日(木) 晴後曇一時雨 単独
★コース
高槻4:50(名神)=米原IC(R21、林道、県道、林道)=7:55国見峠8:06→P978
8:24→9:18(1183.2m)虎子山9:28→P978 10:03→10:12国見峠10:22→10:42鉈ヶ岩分岐10:47→11:27(1126m)国見岳11:38→(1083m)大禿山12:10→12:36(1070m)御座峰12:45→大禿山13:10→13:43国見岳13:50→鉈ヶ岩分岐14:13→14:24国見峠14:33(林道、県道)=伊吹薬草の里文化センター(県道、R21、R8)=彦根IC(名神)=高槻19:10
このところ、ぐずついた天気が続いているが、きょうは晴れとのご宣託に基づき、タイガースの連敗脱出を願って伊吹北尾根の国見峠の北に位置する虎子(とらす)山だ。関ヶ原から岩手峠を経て春日へ抜ける林道を通って国見峠まで約1時間だ。昨日の豪雨禍を心配したが多少崩れた所があったが無事通れた。国見峠は雲の通り道らしく霧に閉ざされていたが少し稜線を登ると山々を見渡すことができ、広い駐車場があって真新しい祠や石像が建っている。
峠の北側の少し薮っぽい坂道を登るとP978まで杉林の急坂の尾根道だ。途中からガスも晴れ樹間から伊吹山が望めた。P978から笹原林床の広葉樹林をなだらかに登るが踏み跡が薄くなり赤リボンを頼りに歩き易い所を登る。稜線が北方向へ変わるピークからスズタケの密集地帯となり、踏み跡を注意深くたどって笹を分けて進む。誰もいないのを幸いにタオルを泥棒被りにして笹薮を掻き分けて突進すると突然小広場に飛び出す。周りが小灌木で囲まれているため眺望はあまり良くないがブンゲンや貝月山などが望めた。更に、北に尾根筋が伸びているが踏み跡は全くないので積雪期でないとここからブンゲンへの縦走は無理だ。小さな虫が多いので早々に来た道を国見峠へ引返したがこの道中で草花は全く見かけなかった。国見峠のガスは晴れていたが伊吹山は雲の中だ。
(国見峠の虎子山登山口) (杉林の薮っぽい尾根を登る) (朝のうちは見えた伊吹山)
(広葉樹林を行く) (スズタケの薮コギ開始)
(小灌木に囲まれた虎子山三角点)
(虎子山頂上から西北〜北〜東を望む)

峠の南側の登り口からはっきりした道を尾根伝いに南へなだらかに進む。鉈ヶ岩(なたがいわ)の分岐を過ぎてフィックスロープのある岩稜の急坂を登ると平地だ。5年前にはDDIの電波中継所がありロープ場の隣に鉄階段があったが今は完全に取り払われ自然に返りつつある。この平地の少し先のピークが国見岳だ。東の視界が開け揖斐川町方向が真正面だ。稜線を少し下ると大禿山へ向う見晴らしの良い草花の多い尾根道だ。大禿山を少し下ってから次のピークの御座峰へ続く稜線も展望尾根道だ。低灌木帯を登り返すと御座峰だ。直進するとドライブウエー出合の静馬ヶ原だがきょうはここから国見峠へ引返した。帰りは峠から滋賀県側へ国見林道を下り、米原から奥伊吹へ向う県道へ合流、ちょうど雨の降り出した伊吹山麓の薬草風呂で汗を流してから帰阪した。
虎子山は国見峠から約2時間で往復できる野性味豊かな藪山だ。ルートには赤リボンが付いているので迷うことはないが多少の笹薮コギが必要だ。伊吹北尾根は花のルートだけあって、花の比較的少ない晩夏でも手軽に見晴し尾根を楽しむことができた。ただ、虎子山詣の甲斐なく5日現在5連敗で3ゲーム半まで巨人が迫ってきたのが残念だ。
(国見峠) (国見峠の国見岳登山口) (しっかりした尾根道を行く)
(鉈ヶ岩分岐) (ロープ付岩稜帯の急坂を登る)
(数年前のDDI電波中継所跡)
(広葉樹の森を行く)
(国見岳頂上) (国見岳から揖斐川町を望む)
(広葉樹林をなだらかに下る) (大禿山へ向う展望尾根道)
(尾根道から粕川渓谷を望む)
(大禿山頂上) (サラシナショウマ揺れる尾根道) (御座峰へ向う展望尾根道)
(御座峰三角点) (大禿山から天候悪化の国見岳) (雲がとれない伊吹山)


ミヤマママコナ(国見峠) コアジサイ?(国見峠) ヤマホトトギス(国見岳)
?(国見岳) オオハナウド(国見岳) ミズヒキ(国見岳)
キンミズヒキ(国見岳) ダイコンソウ(国見岳) ヒメジョオン(国見岳)
ナンテンハギ(国見岳) ツリガネニンジン(国見岳) ミツバフウロ(国見岳)
クサボタン(大禿山) ジャコウソウ?(大禿山) アキチョウジ(大禿山)
シロヨメナ(大禿山) ホツツジ(大禿山) アキノキリンソウ(御座峰)
ツリフネソウ(御座峰) ガクウツギ?(御座峰) シオガマギク(御座峰)
イヌトウバナ(大禿山) アカソ(大禿山) ?(大禿山)
ママコナ?(大禿山) シシウド(国見岳) イブキトリカブト(国見岳)
サラシナショウマ(国見岳) トモエソウ(国見岳) テンニンソウ(国見岳)
キツリフネ(国見岳) オトコエシ?(国見峠) フシグロセンノウ(国見峠)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 美束
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