花房山(1189.5m)鍋倉山(1049.9m)

 

★ひとこと   「急登尾根で小津三山の一っと東海自然歩道の千米峰」

小津権現山から花房山を望む

                                                                                   2009年6月1日撮影

★行った日   2008年9月27日(土)  晴後曇  単独

★コース
高槻5:02(名神)=米原IC(R21、R417、県道)=7:50小津(県道、R417)=8:20藤橋キャンプ場跡駐車場8:26→9:38P706 9:45→ピーク1 10:00→ピーク2 10:26→11:15ピーク3 11:23→11:30(1189.5m)花房山11:37→ピーク3 11:44→ピーク2 12:11→ピーク1 12:30→P706 12:37藤橋キャンプ場跡駐車場13:10(R417、県道)=日坂遊歩道入口14:03→日坂峠14:07→日坂越14:28→長者平展望所14:50→15:10(1049.9m)鍋倉山15:20→長者平展望所15:30→日坂越15:44→日坂峠16:05→16:08日坂遊歩道入口16:15(県道、林道、R21)=米原IC(名神)=高槻19:00

 きょうは新幹線の大垣付近から北によく見える小津三山の一っ花房山(他の二っは小津権現山と雷倉)だ。計画では小津権現山をめざしたが途中で変更した。帰途、東海自然歩道が通る千米峰の鍋倉山にも広域農道からのお手軽登山で立ち寄った。関ヶ原から揖斐川町を経てR417を北上、小津集落まで行ったが小津権現山の登山口に通じる林道が崩落のため行き先を花房山に変更した。R417に戻って更に北上し、徳山ダム手前の藤橋城近くのキャンプ場跡にある大きな駐車場にとめた。
 駐車場から山へ向って林道を直進すると右の杉木立に記念碑がある。その先の林道の左側に花房山の案内標識があり、薮っぽい登山道に入る。針葉樹の大木もある雑木林の急坂が続き、赤テープに注意しながらフィックスロープもある急坂を登りきると杉林の中のP706だ。この辺りから木の根が絡み合ったやせ尾根が現われはじめ、初めて少し先の尖った山頂が見えるのがピーク1だ。ピーク2を越えるとブナ林が多くなり、急坂を登り切ると突然小灌木帯になって視界が開け、絶景のピーク3だ。山頂とほぼ同じ高さのピーク3からは360度の眺望が得られ、さながら西美濃の山々の展望台だ。ここから山頂までは笹薮コギが待っている。点々と付けられた赤テープを頼りに、笹薮の踏み跡を笹をかき分けて10分も突進すると、切り開きのある三角点に飛び出す。山頂からは東面主体の展望が得られ、また、小津から続く林道へ向う踏み跡が南へ下っている。小津三山の小津権現山が南西の尾根の先に、雷倉が北東の尾根の先に鎮座し、何れも積雪期でないと尾根伝いにたどるのは無理のようだ。展望を惜しみながら山頂を後にし往路通りに下山した。まだ早かったので鍋倉山へ寄り道するべく、R417を戻って、県道で日坂を経て美束へ向う広域農道へ入ると峠を越えた所が鍋倉山へ向う遊歩道入口だ。


(藤橋城の見える登山口駐車場)    (薮っぽい登山口)     (初めから杉林を急登する)

  (針葉樹の大木尾根を上る)   (P706は杉林の中のピーク)  (根っこを渡り歩くやせ尾根)

 (初めて見えた花房山頂上)     (やせ尾根が続く)       (広葉樹が増えてくる)

    (岩稜も現われる)          (ブナの森を登る)    (ピーク3から徳山ダムを望む)

 (ピーク3から花房山を望む)  (テープを頼りに笹薮コギ)       (花房山三角点)

               (ピーク3から西〜北〜東を望む)

               (ピーク3から東〜南〜西を望む)

               (花房山頂上から北〜東〜南を望む)

 遊歩道を5分も登ると東海自然歩道の日坂峠で合流だ。広くてなだらかな遊歩道を進むと鞍部が日坂越えの分岐点だ。栗の実が沢山落ちている道をジグザグになだらかに上る。途中に長者平の展望所があって、その昔、貝月山の山麓に木地師が住んだといわれる樹林が広がっている。更にブナ、ミズナラなどの茂るジグザグ道を上ると鍋倉山三角点だ。木々に囲まれて展望は全くなく、数十メートル先にも山頂表示があるがここも視界ゼロだ。後で調べると、少し先の南峰には避難小屋の建つ広場があるらしい。時間も遅くなってきたので急いで元の所へ下った。帰途は最短コースだ。美束から林道を経て関ヶ原へ出て米原ICから帰阪した。
 花房山は急坂の連続する意外にしんどい山だが西美濃の峰々の展望台だ。積雪期に小津権現山までの稜線歩きに挑戦してみたいものだ。鍋倉山は東海自然歩道だけあってなだらかな遊歩道で森林浴が楽しめる山だ。

 (広域農道の遊歩道入口)          (杉林を登る)         (すぐに日坂峠)

 (立派な東海自然歩道を行く)      (日坂越分岐点)      (長者平の向うの貝月山)

   (ジグザグに石段を登る)       (鍋倉山三角点)       (もう一つの鍋倉山頂上)

★道端の花

   ツリフネソウ(登山口)       ママコナ(P706)       アキチョウジ(ピーク2)

    トリカブト(ピーク2)     アキノキリンソウ(ピーク2)     コアジサイ(ピーク2)

  クルマバハグマ(ピーク1)       ホツツジ(ピーク1)      シロヨメナ?(P706)

   オクモミジハグマ(P706)       ミズヒキ(登山口)      ゴマナ(登山口)

★ルート断面図
(1)花房山                          (2)鍋倉山

★地  図(GPS軌跡)
(1)花房山                       (2)鍋倉山

 

 


(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  美濃広瀬、樽見、横山

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