武士ヶ岳(1014m)天狗倉山(1106.1m)

 

★ひとこと   「庵住(いおすみ)から武士ヶ岳、天狗倉山を経て五色谷」

栃尾山から縦走路を望む(昨年4月撮影)

★行った日   2008年11月13日(木)  晴  単独

★コース
高槻4:26(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道、R309、県道、林道)=6:50五色谷自転車デポ地7:10(林道、県道)=7:35天の川青少年旅行村7:44→登山道出合(稜線)8:23→四等三角点8:48→籠山分岐9:11→白石山分岐9:36→9:47(1119.7m)白石山10:57→白石山分岐10:08→P1117 10:15→南峰10:48→10:59(1014m)武士ヶ峰11:09→北峰11:15→林道(西ノ谷分岐)11:23→12:11(1111.0m)高城山12:21→九尾谷分岐12:59→13:12(1106.1m)天狗倉山13:20→工事中林道始点13:20→五色谷林道出合13:58→14:07五色谷自転車デポ地(林道、県道)14:11=自転車(13.4km)=天の川青少年旅行村15:07(県道)=洞川温泉(県道、R309、県道、R165)17:20=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻20:00

 大天井岳から扇形山を経て西南へ伸びる支脈の終端付近に天狗倉山から白石山が連なっている。登山道がはっきりしないので早朝出発だ。天川村の沢原バス停付近を右折して五色谷林道に入り、下山予定地点にチャリンコをデポしようと地形図の点線付近をうろうろ探したが急斜面ばかり、仕方なく材木用重機が置かれていた小さな沢の近くにデポした。県道まで戻り、天ノ川沿いに南下、庵住(いおすみ)の天ノ川青少年旅行村にとめさせてもらった。
 バンガローの向かい側の道を登り、犬に吼えられながら民家の横を抜けて山道を道なりに進む。朝霧に閉ざされて見通しは全然なく、植林帯の水平道がどこまでも続くので不安になり、途中から強引に稜線めがけて急坂をよじ登り、支稜の上にでると登山道に合流した。エリアマップから、確証はないが先ほどの道がこの道につながっているらしい。なだらかに稜線を進み、庵住から来た道を合わせ少し登ると四等三角点がある。霧の晴れだした植林帯の尾根道をなだらかに登り、籠山(こもりやま)からの道を合わせて自然林の尾根道を進む。白石山分岐点から殆ど水平の道を進むとブラインドの白石山三角点で、庵住から丁度2時間だ。先ほどの分岐まで戻り、植林帯や自然林の尾根道を右側の樹間からちらちらと弥山や八剣山の姿を眺めながら進む。南峰のピークを過ぎて雑木尾根を少し登ると、白石山から1時間で武士ヶ岳山頂だ。北側(西吉野村方向いまは五条市)が切り開かれ、西ノ谷から来た林道が峠を越えて川股と茄子原方面へ伸び、栃原岳や櫃ヶ岳が向うに見える展望の優れた武士ヶ岳山頂だ。きょうのコースは殆どが樹林中で、展望は期待できないがここだけは例外だ。


  (天の川青少年旅行村)     (朝霧の支尾根を登る)    (地図にない四等三角点)

(霧が晴れだした尾根道を登る)  (松林の自然林尾根を行く)        (白石山分岐)

 (なだらかな自然林尾根を行く)      (白石山三角点)      (分岐点から植林帯を行く)

  (樹間から見える八剣山)      (武士ヶ岳南峰)        (明るい雑木尾根を行く)

             (武士ヶ岳山頂から西北〜北〜東北の展望)


 武士ヶ岳から展望尾根の急坂を下ると北峰だ。正面の尾根を直進せず東北へブッシュ気味の急坂を下ると林道の上に出る。林道により鞍部が断ち切られている。なんとか林道へ降りて、再度、向こう側の尾根へ登ると尾根道が続いている。杉植林帯や黄葉した雑木林の尾根を登り切ると武士ヶ岳から1時間で高城山だ。山頂から東の尾根を直進せず、北へ急坂を下ってすぐに東北へ向う尾根を進む。次のピークが九尾(つづらお)谷分岐だ。南の尾根筋にテープが並んでいるが天狗倉山は東北の尾根を下る。高城山から1時間の天狗倉山頂上も杉林の中だ。扇形山へ向う主稜線は北へ向うが、五色谷へは松の大木が散在する東南の尾根筋を下る。チャリンコデポ地点へ下る地形図の点線が分岐する辺りから重機の音が聞こえてきた。新林道を掘削中の人に聞くと、この工事中林道を下ると五色谷林道へ合流するとの事だったので、目印も見当たらない点線の薮コギを中止してそのまま下った。これが大当たりでデポ地点から徒歩10分位下流の五色谷林道へ合流することができた。逆に五色谷から天狗倉山へ登る場合もこの道を利用すれば簡単だ。デポ地点から庵住まで13.4キロあるが標高差200メートル余の下り全舗装路の快適サイクリングで1時間弱で帰り着いた。帰途、洞川温泉で汗を流し往路通りに帰阪した。
 武士ヶ峰の展望と高城山付近の秋色の雑木林が素晴らしかった。樹林尾根を行くブラインドコースが殆どだ。テープ印は古いものから新しいものまで付いているが間隔の広いところもあり、地形図と首っ引きで各ピークで方向確認を怠らなかった。

 
(北側が開かれた武士ヶ岳山頂) (稜線を高城山めざして下る) (西ノ谷へ下る林道を横断)

    (明るい尾根道を行く)         (高城山頂上)         (雑木林の急坂を下る)

    (天狗倉山頂上)        (東南の支稜を下る)      (工事中の林道を下る)

   (東に見える頂仙岳(右))      (五色谷林道合流点)   (自転車デポ地点は材木集荷場)

★道端の花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈
・2万5千分の1地形図  南日裏

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