白鬚岳(1378.2m)ショウジ山(984m)

 

★ひとこと   「東谷から初雪の白鬚岳を経てショウジ山稜線周回」

白鬚岳から初冠雪の大普賢岳を望む

★行った日   2008年11月22日(土)  曇後晴  単独

★コース
高槻5:04(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道、R309、R169、林道)=7:14神之谷林道東谷出合7:37→林道終点7:48→岩壁(水場)8:23→9:16稜線出合9:26→(1282m)小白鬚9:58→11:06(1378.2m)白鬚岳11:20→P1222 11:54→12:28P1168 12:35→三角点P1132 13:07→左へ赤テープ13:19→13:51(984m)ショウジ山13:55→注意ピーク14:09→P777 14:36→神之谷林道出合15:10→15:18神之谷林道東谷出合15:27(林道、R169)=中荘温泉(R169、R309、県道、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻

 台高山脈の赤倉山から西南に派生した支稜の先端にある白鬚岳はどこから眺めても三角錐の美しい山容の山だ。今回は神之谷(こうのたに)林道の東谷出合に車を置いて、白鬚岳からショウジ山を経て稜線をぐるっと一周する計画だ。白鬚岳から先は、ネットに1件記録があったが地図には道がなかったので余裕を見て早朝出発だ。
 東谷出合の道標通りに東谷に沿って伸びる林道に入り、車も通れない荒れた道を進むとほどなく林道終点だ。谷沿いに何回か沢を渡りながらさかのぼるが、案内表示が各所にあるので谷筋分岐点で迷うことはない。小さな滝のある岩壁のちょっと上に最後の水場があり、ここから谷筋から支稜線上の道となる。杉林の急坂をジグザグに登り切ると稜線出合で、神之谷集落からの道と合流する。植林帯から落葉広葉樹林に変わった急坂の稜線を登ると薄く積雪した小白鬚のピークだ。北側の視界が開け、近景の展望はよかったが遠くは雲に閉ざされていた。一旦下ってから岩稜もあるやせ尾根を、枯れ葉に積もった雪に足をとられながら登りつめると展望抜群の白鬚岳山頂だ。西南には、山頂部が雪化粧した大峰山脈の手前にこれから周回する尾根筋が俯瞰できた。海抜1200メートル位以上が白く輝いているようだ。


 (東谷林道終点から山道へ)     (何回か沢を渡る)     (沢沿いの大きなカツラの木)

 (岩壁のすぐ上の最後の水場)    (杉林の急坂を登る)      (神之谷道との稜線出合)

    (稜線の急坂を登る)           (小白鬚)           (やせ尾根を進む)

                (小白鬚ピークから西北〜北〜東を望む)

  (三角錐の白鬚岳ピーク)     (急坂の稜線を登る)        (白鬚岳三角点)

         (白鬚岳から東南〜南〜西を望む、近くの稜線は周回する尾根筋)

              (白鬚岳から西南〜西〜西北の大峰山脈を望む)


 中奥への道を左に分けヒメシャラやブナの稜線を下る。古いテープが残っている所もあるが当てにしないで地図と首っ引きで主稜線をたどる。葉を落とした落葉広葉樹の尾根筋のため目標ピークの確認が容易だ。P1222を過ぎてP1168の岩の上からは大台ケ原方面が望めた。P1132の三角点から西の尾根を下るとすぐに左へ赤テープの列が続いている。入の波(しおのは)へ下る道と思われるが未確認だ。このすぐ先から杉植林帯の薄暗い尾根道となり見通しがきかなくなる。P984のショウジ山からは作業用モノレールが下っているが、これをたどれば神之谷林道に下れる筈だ。ショウジ山から少し北へ振った尾根を下ると注意ピークだ。ここからテープが突然現われ、点々と続く赤テープ通りに杉林の急坂を直角に下る。稜線ではないので注意が必要だ。P777の先から倒木の多い支稜を下るが、これ以降テープ印は皆無だ。杉林の急坂を滑りながら下ると下に林道が見えてくる。谷左岸の林道をしばらく進んでから右岸に渡り、東谷出合へ戻ったが、橋の位置が地形図とは少し異なっているようだ。帰途、中荘温泉で汗を流し、往路通りに帰阪した。
 地形図に点線表示もないルートだったが、たいしたブッシュもなく、迷うこともなく、好天に恵まれて明るい広葉樹の尾根道漫歩が楽しめた。おまけに、数日前からの寒波の影響で思いがけなく今冬初めての雪景色だった。

 
(ヒメシャラやブナの尾根を進む)    (P1222の大杉)          (P1168)
 
  (P1168から大台ケ原)      (明るい尾根を進む)        (三角点P1132)

    (明るい尾根を行く)      (薄暗い杉林の尾根が始まる) (モノレール終点のショウジ山)

(ショウジ山から白鬚岳を望む)  (杉植林帯の稜線を行く)      (薄暗いP777)

   (倒木の多い支稜を下る)      (神之谷林道出合)       (林道を東谷出合へ戻る)

★道端の花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  大和柏木

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