長峰山(687.8m)石楠花山(652.0m)

 

★ひとこと   「表六甲定番の長峰山から石楠花山を経て谷上駅へ」

シエール槍から穂高湖

★行った日   2008年12月28日(日)  晴一時曇  単独

★コース
阪急高槻7:29(阪急)=六甲駅8:20→車止め9:00→水場9:14→9:37鉄塔9:43→(687.8m)長峰山10:14→六甲自然の家分岐10:34→杣谷峠10:47→白い角柱11:03→11:09シエール槍11:19→マムシ谷分岐11:41→車道出合12:00→車道別れ12:04→炭ヶ谷別れ12:08→12:18展望台12:30→(652.0m)石楠花山三角点12:34→登山道合流13:36→登山口14:02→14:18谷上駅14:40(神鉄、阪急)=阪急高槻16:11

 年納めの山行は六甲山系で未踏の長峰山だ。正月休みに入ったせいかガラガラの阪急電車で六甲駅下車、数人のハイカーとともに歩き出した。
 六甲川まで西進し、川に沿って北上、篠原本町橋を過ぎてすぐに左へ入り、三叉路を右へ進むと後は一本道だ。厳島神社や六甲学院を左に見て車道を進むが、上り坂がきつくなかなかしんどい道だ。六甲八景の伯母野山住宅街の石碑を過ぎると車止めがあり、ここから山道になる。最後の水場を過ぎ、雑木林の急坂が続く。所々、椿などの照葉樹林帯を抜けると緑色の鉄塔の下に出るが展望はよくない。ここから少し登ると見晴のよい笹原を登る。振り返ると六甲アイランドや空港島が逆光に霞んでいた。笹原を登り切ると穏やかな稜線歩きとなり、松林を過ぎ、ウバメガシのトンネルを抜けると天狗岩(長峰山)の360度のパノラマが楽しめる岩頭だ。岩に立つと西には摩耶山の掬星台がすぐそこに見え、その遥か彼方に淡路島と明石海峡大橋が霞んでいた。一旦、急坂を下り、なだらかな稜線を進み、六甲自然の家に向かう道を右に分け、少し進むと杣谷峠だ。トイレや東屋もあり、ここから車道を横断して穂高湖へ下る。寒々とした穂高湖の東を回って北端の白い角柱の所から急な岩場を登るとシエール槍の岩頭だ。遠くは霞んでいたが、山並みの彼方に海が広がっていた。


  (六甲川に沿って北上)   (六甲八景の伯母野山住宅街)      (車止め)

      (登山道入口)          (照葉樹林帯を登る)      (鉄塔から神戸空港を望む)

  (見晴のよい笹原を登る)   (ウバメガシの尾根を進む)      (長峰山の岩頭)

(岩頭から摩耶山掬星台を望む)  (岩頭から急坂を下る)        (杣谷峠)

    (白い角柱から登る)         (シエール槍)       (シエール槍から西方を望む)

 白い角柱まで戻り、穂高湖堰堤下の東屋から広々としたシエール道をなだらかに下る。マムシ谷出合を右折して谷をさかのぼる。途中大きな砂防堰堤が新設されたため迂回するが、そのまま進むとカワウソ池畔に達し、西六甲ドライブウエーと出合う。車道を少し進んでから標識に従って左折して林道を進む。炭ヶ谷への道を右に分け林道をそのまま進むと展望台のある林道終点だ。展望台から南の視界が開けているがきょうは霞がかかり展望はいまいちだった。林道を少し戻って、小さい表示に従って左へ細い道を入ると雑木林の平坦な小空間に石楠花山三角点がある。そこから雑木林の中を道なりに進むと登山道に合流したが、ここで間違って左へ下ってしまった。正解は右へ行くと炭ヶ谷道へ合流する筈だ。テープ印もある立派な尾根道を下ったが、やがてテープもなくなりあやしげな尾根になってきた。どうにかなると楽観して更に下り、谷を下ったが倒木などで歩き難くなってきた。再度、小さな尾根伝いに上へよじ登り、次の谷に迷込んだりしながらやっと炭ヶ谷道へ合流した。西六甲でも谷に迷い込むと難渋するようだ。後は立派な炭ヶ谷道を下り、阪神高速西神戸線の高架橋下を通り、雑木林を抜けて谷上南町の住宅街の登山口に到着した。谷上から登る場合は、登山口が住宅地の最奥にあって判りづらいので、阪神高速の下に並行している車道から表示に基づいて登る方がよい。線路を目標に住宅地を抜けると谷上駅だ。谷上駅から神鉄、阪急を乗り継いで帰阪した。
 長峰山の岩頭からの展望、穂高湖の静かなたたずまいと湖畔のシエール槍から眺める山並み、冬枯れた石楠花山の雑木林など、公共交通からすぐに登れる自然豊かな山域であることを再認識した。

  (穂高湖堰堤下の東屋)     (広々としたシエール道)    (シエールからマムシ谷に入る)

     (カワウソ池)        (西六甲ドライブウエー出合)      (林道を進む)

   (林道終点の展望台)    (三角点は展望台手前を西へ)    (石楠花山三角点)

  (雑木林の笹原を行く)      (間違った稜線を下る)      (炭ヶ谷道へやっと戻る)

  (阪神高速北神戸線をくぐる)      (雑木林を下る)        (住宅地奥にある登山口)

★道端の花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・麻耶・有馬
・2万5千分の1地形図  神戸首部、有馬

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