弥十郎ヶ岳(715.1m)


★ひとこと   「東尾根を半周して弥十郎ヶ岳北峰から四本杉へ」

R372から弥十郎ヶ岳を望む

★行った日   2009年3月15日(日)  晴   単独
 
★コース

高槻6:50(府道、R372)=8:15林道合流点空地8:25→稜線出合8:48→P478三角点9:01→9:39(663m)飛曽山9:50→(723m)シドロ北峰10:18→農文塾分岐10:37→篭坊分岐10:48→11:06ハハカベ山石標11:16→後川分岐11:35→(715.1m)弥十郎ヶ岳11:32→畑市分岐11:49→11:55北峰12:04→畑市分岐12:19→四本杉祠12:49→13:14林道合流点空地13:20(R372、府道)=高槻

 北摂と丹波の境にある弥十郎ヶ岳は標高が低くくても人気があり、亀岡から篠山方面に向かうときにはいつも南側に目につく山だ。先日訪れた深山(みやま)から西に位置するこの山には畑市側からピストンしただけなので、今回は辻側の東尾根から周回を計画した。R372の旧道の辻バス停から南に入り道なりに進む。害獣防御柵の扉を開閉して100メートルほど行き、橋を渡った所の林道合流点広場に駐車する。
 東尾根稜線に向う薄暗い谷筋の沢山のミツマタが小さいぼんぼりのような花をつけ幻想的な風景をかもし出していた。多少の薮コギを覚悟していたが、途中から現われた踏み跡をたどっていくと、意外に簡単に稜線に到達した。稜線には立派な道があり、道を外れないようにロープまで張ってあった。三角点を過ぎて一旦下り、標高差で200メートルほど落葉に足をとられながら急坂を劇登りすると飛曽山だ。この辺りでは昨夜来の雨が雪だったらしく薄っすらと白くなっていた。山頂は見晴台のような岩棚が張り出し、対面の弥十郎ヶ岳の稜線とその左端に天文台を乗っけた大野山が望めた。アップダウンを繰り返しつつ自然林尾根を進むと本日の最高点のシドロ北峰だ。小さな手書き表示が枝にかかっているだけだ。農文塾を左に分け、さらに篭坊を左に分けて稜線を進むとハハカベ山石標のある山頂だ。後川からの道を合わせて少し進むと弥十郎ヶ岳山頂だ。西北の視界が開けているが、前方の木々が生長して数年前より下方が見え難くなっている。畑市への道を左に分け稜線を北上すると北峰だ。視界は殆どない。北峰から西と東へ伸びる稜線は明確だが北尾根は山頂から出ていない。、少し西へ下ってから北へ続く稜線をたどるのが本日唯一の注意ポイントだ。稜線の薄い踏み跡がだんだんと濃くなりP573で左の畑市へ下っている。そのまま北尾根を直進し、沢筋を下ると四本杉祠だ。しかし、害獣電撃柵が張られていて出入り口が見つからなかったが鉄線の間をどうにか通り抜けて山域から出ることが出来た。立派な巨木の四本杉から駐車場所はそんなに遠くない。
 好天に恵まれ、東尾根では人に会わなかったが弥十郎ヶ岳では人気の山らしく20人位の団体や子供連れ親子もいて賑やかだった。素晴らしい東尾根の雑木林、ミツマタの花が揺れる薄暗い谷間など、手軽に体験できる自然だ。

     (林道合流点)      (薄黄色の花を付けたミツマタ)   (ミツマタの谷間を上る)

    (自然林の稜線を行く)      (雑木林の稜線を上る)        (飛曽山の見晴岩)

                  (飛曽山見晴岩から西方を望む)

 (大野山の天文台やアンテナ)  (美しい雑木林尾根を下る)    (篭坊分岐の峠)


   (ハハカベ山石標)           (後川分岐)         (弥十郎ヶ岳山頂)

                 (弥十郎ヶ岳頂上から西北を望む)

 (殆ど雑木に囲まれた北峰)     (自然林の尾根を下る)       (四本杉の祠)

★道で出会った花

★ルート断面図

★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  福住

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