久しぶりに長女が帰ってきてメタボ解消のため、どこかのアップダウンの少ない山へ連れて行けとのこと。近場のポンポン山の福寿草を求めて大原野森林公園へ向った。高槻から亀岡へ向う途中の出灰(いずりは)から狭い林道を出灰川に沿ってさかのぼり、中畑から府道を向町方向へ向かい、関電の変電所を過ぎて少し走ると右側に大原野森林公園事務所がある。ゲートが閉ざされていたので付近の道端に駐車した。
トイレや休憩所もある立派な公園事務所から東尾根コースと西尾根コースが別れている。後者をたどり、休憩所から一旦下って、出灰川にそって遊歩道をしばらく下る。途中、竈ヶ谷を左に分け直進、杉林をなだらかに上ると西尾根稜線分岐点を左折する。直進すると出灰だ。西尾根の自然林コースを少し進むと休憩ベンチのあるつつじの丘だ。シーズンになるとツツジが綺麗な所だ。小休止後、落葉樹の明るい尾根道をなだらかにしばらく上ると、左へ下る道が現われる。道の両側にロープの張られた福寿草自生地への道だ。急傾斜の丸太階段を下ると、青々とした葉っぱの絨毯に黄色の花が点在する福寿草の谷間だ。ボランティアの保護係員によれば、今年の花期は早く2月半ばから咲き始め、今は終盤を迎えているそうだ。係員の許可を得て竈ヶ谷から戻るつもりだ。この谷は自然保護のため事前許可がないと通れない場所だ。自生地から急坂を下ると竈ヶ谷に出合い、少し下ると東尾根に上る道を右に分け、後は谷筋を直進する。自然に戻すため人の手を入れないので、何回も沢を渡るのに苦労しつつ沢筋を下る。花の豊富な所だがまだ花は殆どなく、キツネノカミソリが彼岸花に似た葉っぱを伸ばし始めたところだ。夏には橙色の花園になるはずだ。最後に出灰川を渡渉すると往路に出合い、東へ戻ると大原野森林事務所はすぐだ。
絶好の山歩き日和に恵まれ、明るい自然林浴を楽しみつつ終盤の福寿草を目にすることができた。
(森林公園事務所から出発) (出灰川に沿って進む) (出灰分岐から西尾根へ)