青葉山(693m)飯盛山(584.5m)


★ひとこと   「若狭3名山の2山、岩稜と花の青葉山と飯盛山へ」

東三松の海岸から端正な青葉山

★行った日   2009年4月6日(月)  晴   単独
 
★コース

高槻5:35(府道、R9、府道)=美山(R162、府道、R27)=8:00青少年旅行村8:07→高野合流8:34→TVアンテナ8:52→9:00展望台9:10→9:48(693m)青葉山東峰9:55→10:21(682m)西峰10:36→今寺分岐10:38→鳥居11:06→松尾寺分岐11:14→車道出合11:16→今寺登山口11:35→車道出合11:51→12:18青少年旅行村12:24(R27)=13:04飯盛寺13:11→支稜出合14:01→稜線出合14:13→14:28(584.5m)飯盛山14:36→14:46稜線出合→支稜出合14:52→15:20飯盛寺15:25(R27、R162)=美山(府道、R27、R9、府道)=高槻17:59

 4年前には松尾寺からピストンだったが、見晴しがよく花も豊富だったので中山の青少年旅行村から一周する計画だ。周山街道の名田庄から高浜へ出て、東三松(ひがしみつまつ)の海岸から少し霞んだ青葉山を眺めつつ青少年旅行村の駐車場に到着した。少し下の中山寺からも登山道が通じているがちょっとでも近い旅行村から登ることにした。
 桜がほころびかけた無人の静かな青少年旅行村を抜け、県道沿いの青葉山登山口から出発。竹林を通るとあとは杉林の続く道だ。高野からの道を合わせ、TV中継アンテナを過ぎ、落葉樹が多くなると展望台だ。ここからは東の視界が開け、春霞におおわれた三松の海岸や高浜原発の半島が浮かんでいた。ここからなだらかな落葉樹の尾根道となり、金毘羅大権現の広場を過ぎると、南の展望が開けた岩稜尾根が現われる。きょうは遠望は駄目だが足下には高野の集落がミニチュア庭園のように俯瞰できる。丸太階段もある明るい尾根道を登りきると青葉山東峰だ。山頂には青葉神社の閉じられた祠があり、南の山々や西方の西峰の左に舞鶴湾も望めた。西峰と東峰の間は岩稜帯の吊尾根があるが、梯子やロープが完備されているので風景を楽しみつつ渡り歩くことができる。もう少し時が経つと岩稜の間の草地に多くの花々が見られるが、今は可憐なアズマイチゲが見られるだけだった。松尾寺奥の院のある東峰の岩稜上から眺める内浦の風景は何度見ても飽きない。東峰直下で今寺へ下る道を左に分け、急坂をジグザグに下る。鳥居を過ぎて竹林に入り、直進は松尾寺なので左へ林道を下ると車道に出合う。道なりに車道を進むと今寺の登山口だ。ここから林道を東進し高野集落を抜けると、再び車道に出合い、車道を東進すると青少年旅行村だ。地図には記載されていないが高野から中山へ2車線の車道が通じている。まだ昼過ぎだったので地図を持っていなかったが、ナビで探すと飯盛山がすぐ見つかり、山麓の飯盛寺(はんじょうじ)めざしてR27を小浜へ向った。

    (青少年旅行村)          (青葉山登山口)      (初め竹薮の道を進む)

     (杉植林帯を上る)        (高野からの道と合流)     (展望台から落葉樹の尾根)

(展望台から大飯の半島を望む)  (金毘羅大権現の広場)    (疎林帯の稜線を行く)

 
   (好展望の岩場もある)   (丸太階段の明るい尾根を行く)    (青葉山東峰)

 (東峰から舞鶴湾方向を望む)  (吊尾根をロープで越える)   (吊尾根を梯子で越える)

  (東峰の松尾寺奥の院)       (東峰の山頂広場)         (東峰の展望岩)

               (東峰頂上から北方の内浦湾を望む)

  (急坂をジグザグに下る)     (高野集落の田園風景)   (青少年旅行村下の中山寺)

 小浜線の加斗(かと)駅を過ぎ、飯盛交差点を右折して南下、集落を避ける道をたどって山間部を進むと飯盛寺だ。寺にことわって駐車場に車を置き、山門の前を進むとすぐに不動ノ滝だ。水量は少ないが深山幽谷にかかる滝の趣きありだ。滝横の登山道を進み、竹林を抜け、右からきた道とあわせて沢沿いに進む。ナメ滝もある椿の多い谷間だが、道をふさぐ倒木が多く、登山者はあまり多くないようだ。要所には小さな標識があり迷う恐れはない。支稜線にでて、急坂の尾根道を少し登ると、ピークで稜線に合流する。落葉樹の稜線を西へ進むと15分位で飯盛山頂上だ。山頂手前は笹薮だが手入れがされているので問題ない。山頂は草地だが周りの木々が邪魔をして小浜湾が少し見える程度で期待した展望は得られなかった。山頂からは、隣の谷へ下る下加斗道と名田庄へ下る道があるが、往路の通りに下山した。帰途、広域農道と称するR27と並行する立派な山沿いの道で周山街道へ合流し、堀越峠から美山、園部を経て帰阪した。
 春霞の好天だったが、青葉山の展望稜線から四方を眺めつつ、芽吹きの季節を迎えた木々や草花を楽しむことができた。飯盛山は青葉山、多田ヶ岳とともに航海の目印とされ若狭三名山と称されている。

       (飯盛寺)              (不動ノ滝)          (竹林を進む)

    (沢に沿って上る)     (ナメ滝もある椿の多い道を行く)     (支稜線出合)

       (稜線出合)           (稜線を行く)           (飯盛山頂上)

  (山頂から久須夜ヶ岳方面)      (山頂の老木)         (椿の道を下る)

★道で出会った花

   タチツボスミレ(旅行村)     イカリソウ(旅行村)       ヤマルリソウ(展望台)

   カンスゲ(展望台)           ?(展望台)         ミヤマカタバミ(展望台)

  ショウジョウバカマ(東峰)     ミヤマシキミ(東峰)        シハイスミレ(東峰)

  アズマイチゲ(東峰)        ヘビイチゴ?(高野)        ナズナ(高野)

   ヒメバライチゴ(高野)       ?サクラ(旅行村)         シャガ(旅行村)

    ?サクラ(旅行村)        タガラシ?(旅行村)      レンギョウ(旅行村)

   ヤブツバキ(飯盛寺)      ネコノメソウ(飯盛寺)        コブシ(飯盛山)

★ルート断面図
(1)青葉山

(2)飯盛山

★地  図
(1)青葉山

(2)飯盛山

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  東舞鶴、小浜

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