能登ヶ峰(759.7m)サクラグチ(918.8m)
★ひとこと 「能登ヶ峰から巨木アセビの草原を経てサクラグチへ」
P789から鹿の楽園を望む
★行った日 2009年4月18日(土) 晴
単独
★コース 高槻5:04(名神、新名神)=甲賀土山IC(R1、県道)=6:48うぐい川公園駐車場6:59→登り口7:24→稜線出合8:00→8:13(759.7m)能登ヶ峰8:21→P696
9:01→P758 9:25→9:58ピーク休憩10:10→11:04(873m)横谷山11:13→12:13(918.8m)サクラグチ12:25→西峰12:40→P789
13:16→P486 13:52→林道出合14:09→14:27うぐい川公園駐車場14:54(県道、R1)=甲賀土山IC(新名神、名神)=高槻16:40
標高は千米に満たないが鈴鹿山脈の南部の滋賀県側にあり、武平峠に向う際に野洲川ダムの南側に見えるのがサクラグチの山塊だ。仙ヶ岳の御所平に良く似た鹿の楽園が能登ヶ峰の稜線にあることでも知られている。R1から今は土砂崩れで通行止だが武平峠へ向う時に通る桜が殆ど散ってしまった鮎河の公園に駐車した。
うぐい川堤防の桜並木を進み、ほどなく林道に入って道なりにたどる。林道を15分も進むと小さな沢を渡るガードレールがあり、登山口の道標はないがその先の赤テープの所から山道に入る。杉林の急坂をジグザグに30分も登ると稜線に達し、後はなだらかな尾根を進むと能登ヶ峰三角点だ。山頂には反対側の黒滝からも道が開けており、林間の展望のない小広場だ。東へ稜線を下るとすぐに視界が開け、アセビの大木が点在する見晴しのよい草原にでる。鹿の楽園だ。南鈴鹿の山々を眺めながら満開のアセビやミツバツツジの散在する草原を進む。北方には所々ヤマヌケした稜線が連なっており、その最高峰がこれから向うサクラグチだ。草原から落葉樹の疎林帯に入り、広い稜線をアップダウンしながら進み、最後にやせ尾根を経て登り返すと横谷山だ。
(うぐい川沿いに桜並木を進む) (林道入口) (左の斜面が登り口)
(杉植林帯をジグザグに登る) (稜線出合からなだらかな道) (林間の能登ヶ峰)
(鹿の楽園から北方の綿向山、雨乞岳方面を望む)
(鹿の楽園から日野町方面) (この木なんの木アセビの木) (稜線の草原を行く)
(アセビが散在する草原) (アップダウンの草原を行く) (落葉樹林に入る)
(ヤマヌケ斜面のサクラグチ) (横谷山手前のやせ尾根) (横谷山)
イワカガミのはしりが咲き始めた稜線を下り、コバイケイソウの緑が鮮やかな落葉樹の疎林帯を進む。コンクリートで固められたヤマヌケした箇所の稜線から、南側の先ほど通って来た鹿の楽園の稜線と、その向うに仙ヶ岳の御所平の稜線が望めた。サクラグチ山頂も落葉樹に囲まれた小広場で視界はない。西峰の上り坂ではカタクリの葉っぱが多く見られ、ただ一輪のみ花を付けていたのが印象的だった。尾根道を、右下に青い野洲川ダムとその向うに綿向山から雨乞岳へ続く山塊を樹間からちらちら眺めながら進み、P789では下る尾根を間違えたりしながら稜線を下った。P486辺りからは踏み跡がわかり難くなり強引に沢筋を下り、連続した砂防堰堤横の古い丸太階段の所へでて林道へ降り立った。猪ゲートを開閉して鮎河の集落に入り、公園駐車場にたどり着き、帰りも往路通りに新名神、名神を利用して帰阪した。
初夏のような陽気に恵まれ、予想以上に雄大な草原の鹿の楽園、巨大な満開のアセビやサクラグチ周辺の稜線からの眺めなどが素晴らしかった。
(コバイケイソウの疎林帯を行く)
(ヤマヌケの上から仙ヶ岳) (サクラグの北稜線から綿向山)
(サクラグチの北稜線のヤマヌケ上から南方の山々を望む)
(サクラグチ三角点) (稜線を下る)
(野洲川ダムと大河原の集落)
(P789付近から南鈴鹿の山並みを望む)
(芽吹き始めた落葉樹林を下る) (日当たりのよいP789) (P789から鹿の楽園)
(沢筋の急坂を下る) (古い丸太階段を下る) (うぐい川の桜並木に帰着)
★道で出会った花
アセビ(鹿の楽園) ミツバツツジ(鹿の楽園)
タチツボスミレ?(鹿の楽園)
シハイスミレ(P758) イワカガミ(横谷山) シロモジ(サクラグチ)
カタクリ(西峰) ミヤマハコベ(西峰) ムラサキキケマン(鮎河)
タチツボスミレ(鮎河) キランソウ(鮎河) ヘビイチゴ?(鮎河)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 土山、伊船
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