日出ヶ岳(1694.9m)


★ひとこと   「梅雨の晴れ間に5年ぶりに東大台ケ原一周」

スリル満点の大蛇グラ

★行った日   2009年7月18日(土)  曇後晴   かみさんと長女の3人
 
★コース

高槻7:45(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道、R309、R169、県道)=10:57駐車場11:09→11:50(1694.9m)日出ヶ岳12:12→大蛇グラ分岐13:14→大蛇グラ13:26→大蛇グラ分岐13:48→14:14シオカラ谷14:25→14:57駐車場15:24(県道、R169、R309、県道、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻18:50

 この3連休中、土曜日だけが晴れ間ものぞく天気らしいので、帰ってきたメタボ対策の長女とかみさんの要望に応えて、あまりしんどくない山歩きに出かけた。通いなれたR169の伯母峰トンネル手前からドライブウエーに入り、雲のかかった大峰山系を眺めながら順調に山上駐車場に到着だ。下界は蒸し風呂だがここはマイルシティーのデンバーとほぼ同じ標高なので涼しく別世界だ。西大台は入山規制されているので東大台周回に出発だ。
 ビジターセンターの横から遊歩道に入るが、5年ぶりに訪れたトウヒやウラジロモミの林は林床のミヤコザサが増えて幾分明るくなった印象だ。緑の水平道を進み、少し石段を上ると尾鷲も望める展望台だが、きょうは霞んではっきりしなかった。立派な手すり付きの木の階段を上ると日出ヶ岳山頂展望台だ。三角点は展望台下につつましく設置されている。360度の展望台からは西方の大峰の山々、東方の熊野灘がかすかに望めた。

      (遊歩道入口)       (トウヒ、ウラジロモミの森を行く)   (緑の回廊を行く)

   (石段をなだらかに上る)    (熊野灘が見える展望台)   (木の階段を上ると山頂)

           (日出ヶ岳展望台から大峰山方面を望む、西〜北〜東)

           (日出ヶ岳展望台から熊野灘方面を望む、西〜北〜東)

   (日出ヶ岳山頂展望台)       (日出ヶ岳三角点)         (正木嶺へ上る)


 山頂で昼食後、展望台まで戻り、立派になった木道で正木嶺を越え、枯死したトウヒがぽつぽつ残るミヤコザサの笹原平原を涼しい微風に吹かれながら下るのは最高の気分だ。シロヤシオの林を過ぎ、トウヒ林を抜けて正木ヶ原に至るが、一面にミヤコザサが密生しており、5年前に残っていた薄暗い苔むした林の面影は全くなかった。笹を食む鹿の群れを眺めながら牛石ヶ原の笹原を過ぎ、分岐点からちょっとした岩稜を通って大蛇グラに向った。突き出た岩稜の大蛇グラから眺める屏風のような岩壁は絶景だが、ムズムズするような感覚が味わえる所だ。もとの分岐点まで戻り、ツクシシャクナゲの茂る石ころの急坂を下り、公園のような遊歩道を下るとシオカラ谷だ。冷たい水でリフレッシュ後、吊橋を渡ってこのルート一番の長い石段が続く上り坂だ。一汗も二汗もかいてから水平道を進むと駐車場だ。渋滞に遭うこともなく往路通りに順調に帰阪した。
 きょうは霞がかかり遠望はいまいちだったが、直射日光にさらされることもなく快適な高原漫歩を楽しむことができた。大台ケ原といえば幽玄の世界のような苔むした樹林を思い浮かべがちだが、東大台は明るい草原と笹原林床のトウヒ疎林が大部分を占める高原だ。

           (正木嶺下り遊歩道階段付近の枯れたトウヒと笹原)
 
   (シロヤシオの笹原を行く)   (以前は苔むした林だった所)   (明るいトウヒ林を行く)
 
   (公園のような牛石ヶ原)       (笹を食む鹿の群れ)    (岩稜帯を大蛇グラへ向う)

(スリル満点の大蛇グラの岩稜) (ツクシシャクナゲの急坂)   (公園のような遊歩道を行く)

  (シオカラ谷の吊橋を渡る)    (延々と続く石段を上る)   (水平道を行けばすぐ駐車場)

           (帰途、ドライブウエーから眺めた墨絵のような大峰山脈)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  大台ケ原山

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